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コメント数 814
性別 女性

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  隣人13号 むしろこれが本当の「いま、会いにゆきます」ですね。「中村獅童が刃物を持って、いま、会いにゆきます」ですね。それにしても終わりの方の「イタイイタイイタイイタイイタイ…」にはシビれました。ちょっと獅童さんのファンになってしまいそうです。「アーアーアーアーアーアーアー」と奇声を発しながら歩き回るくだりとか、感心しました。いますよね、こういう人。7年位前に近鉄奈良線の車両内で見ました。[DVD(邦画)] 7点(2006-07-14 15:18:55)

2.  EUREKA ユリイカ 《ネタバレ》 “ユリイカ=発見。「分かった」を意味するギリシャ語”。思えば発見とは、外的な未知のものとの邂逅による変化ではなく、内的に既存するものへの回顧と再考による進歩のことのような気がする。発見とは決定的な変転の契機であり、変化とはそもそも内面からでしか起こり得ないものなのだから。ラストに思うのは、彼らが遍歴により得た、大きな悟入。既存のもの、内なる傷痕、取り消せないものを享受することと、そこからでしか進めないことを悟ること。それこそが「発見」なのか。受け入れることで姿勢が変わるということ。受容という悟入により、世界が色を変え、拓けて行くということ。景色が彩色され、俯瞰で世界が広がって行く、静かだけれど劇的なラストに「ユリイカ」を見た。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-06-03 11:15:59)(良:1票)

3.  ブラウン・バニー こんな映画を撮るのは、アーティストか馬鹿かナルシストかのどれかだ。そしてギャロはきっと、その全部だ。でも嘲笑うことなんて出来ない。何かを決定的に、恒久的に喪ってみなよ。この映画を単純に嘲笑うことなんて出来なくなるから。彼は“ブラウン・バニー”から一歩も進めない。何て滑稽で、滑稽で、情けない。でも私はそれを、嘲笑えない。[DVD(字幕)] 9点(2005-06-02 23:05:03)(良:2票)

4.  誰も知らない(2004) 断罪がない。そしてきっと、狭義においては功罪すらもない。それでいいと思った。充分だった。私が12歳の頃、世界には紗が掛かっていた。それこそまるで是枝監督の映像そのもののように。世界に、大人らに、日々不安感や失望感を覚えつつ、同時にそれらに対しての根拠のない柔らかな希望と嘱望があった。世界はいつも、柔らかな美しい皮膜を通して見えていた。いつの間にか映画館に、12歳の自分がいた。ある意味においては大人になった今の私よりも大人だったあの頃の自分が。世界の誤謬に対し、無意識的に断罪を忌避していた私が。そして、大人である監督は、この物語において、“確信的に”断罪を忌避した。その姿勢に賛同した。柳楽君の目に射抜かれた。何を思うかなんて、各々が考えればいい。それでいいじゃないか。「生きているのは大人だけですか」稀に見る秀逸なコピーだと思った。[映画館(字幕)] 9点(2005-04-09 21:22:28)(良:1票)

5.  DEAD OR ALIVE 犯罪者 冒頭数分のテンポの良さとスタイリッシュさにはなかなか掴まれました。レンタル店のVシネコーナーに並ぶようなタイプの映画に普段興味のない方にこそ観て欲しい。感嘆するか石投げるかは個人個人の感性と価値観(と映画に対する良識?)次第ですが、三池監督は勇敢だと思います。私だってヒギャアアアアアアアアアってなりましたよアレには。何だろう、アレ。何なんだろう、アレ。なぜ企画が通ったんだろう、アレ。思わず撒き戻して3回観た位です。あのラストを観て1週間位は楽しく生きて行けると思いました。私は。7点(2004-11-21 12:05:27)(良:1票)

6.  バベルの本 子供たちが偶然拾った本の中にあったのは、封印された古文書が並ぶ、秘密と禁忌の匂いのする隠匿された図書館。バベルの塔。彼らが垣間見てしまうのは、そこに圧縮された膨大な量のログのほんの欠片。それでもそれは、幻獣が闊歩する人智の及ばない世界の命がけの冒険譚。デジタル映像だけれど、なかなか味のある雰囲気が出ている。監督がインスパイアされたというJ.L.ボルヘスの「幻獣辞典」もその内読んでみたいと思いました。6点(2004-10-23 13:36:44)

7.  東京物語 実る稲穂は頭を垂れるし、深い川ほど静かに流れる。馬鹿であり続け、黙すということ。分からないふり馬鹿なふりをし、後続に道を譲り、心の機微の全てを墓まで持って行くということ。父と母のそんな優しい虚偽と、賢明な狡猾。それはローアングルから世界を見据え続けた、畳の上数十cmの目線の美学の見事な貫徹でした。一枚も二枚も三枚も上手でした。それは怜悧と冷徹を孕んだ、達観というものの美しさでした。それは混沌化前夜の東京における、失われるものの黙示でした。世界が変容する音が聞こえ始めていました。それを見据える、冷徹な監督の目がありました。これは黙示録でした。そして、日本映画の、一つの間違いのないイコンでした。[DVD(字幕)] 10点(2004-10-19 23:34:59)(良:1票)

8.  どっちにする? 擬人化された動物たちが闊歩する街。ワニが歯の治療の為に三日月を訪れ、めかした羊が首輪を付けた犬を散歩させる。アルマジロが太陽に絆創膏を貼ってもらい、緑の虫が美味しそうに電球を食べる。思い付きそうで付かない、何気に卓越した想像力にしばし唸る。5点(2004-10-17 19:48:05)

9.  キッズキャッスル 赤ん坊の時分、ほんの瞬きの間だけ与えられる、枠組みもイデオロギーも制約も境界も否定要素もない、本当に自由な時間と空間。キッズキャッスル。人が、最初の喪失を前提に住んでいた城。荒唐無稽という概念がないから、その城では何でも起こる。描線だけで表現される玩具たち、それはまだまだ未発達な情報処理能力ゆえ。だけどそこには同時に、どんな解釈も許され、いかなる方向の選択も許される、良い意味での無限の間隙がある。5点(2004-10-17 19:44:15)

10.  この子の七つのお祝いに 意識的に赤みを強めた画面から感じるのは、即物的な意味での「血」のみではなく、「血」が連想させる「生」や「死」や、それらが渾然一体になった、纏わり付くような業や因果の臭い。血がとても印象的に使われている。凄く怖いのに、凄く陰気なのに、凄く美しいと思った。ぞっとする位に。この日本の陰湿な美を表現した空気感、出色の出来ではないかと思う。岸田今日子の演技なんか、子供が観たら泣きます。事実、TV放送の際に母親に凄く怖い映画だと教えられて観てみた小学生以来ずっと、私のトラウマムービーでした。7点(2004-10-07 22:46:35)(良:2票)

11.  花と蛇 (2003) 歩きで買い物に行って大量に買い込むと、帰り道、ビニール袋が手に食い込んで相当痛い。それを考えると杉本彩、凄過ぎます。ありゃ痛い。痛いなんてもんじゃない。素晴らし過ぎます、杉本彩。杉本彩の凄さは分かった。でも杉本彩以外の凄さが分からない。鬼才と言われているらしい監督の凄さが分からない。映画自体に凄さや濃さ、理念を感じない。ただ杉本彩が凄いと思うだけ。何というかこの作品、杉本彩の魅力だけに依存し過ぎかな、と。5点(2004-09-22 20:11:02)

12.  着信アリ 《ネタバレ》 柴咲コウが好きだし、吹石一恵が妙にアクロバティックな死に方をするという噂も耳にしていたので、ちょっと気になって鑑賞。それらはともかくとして、ラストの曖昧さ、お茶濁し感は何?DVD特典の秋元康の語りを見て唖然、「知りたければ小説を読んで続編を観ろ」とな。w(゚Д゚)w ハァ? 秋元康よ、体の贅肉はもちろんだが、心の贅肉も落とせよ。5点(2004-09-13 17:45:08)(笑:2票)

13.  カタクリ家の幸福 最初の死体発見シーンなんて素晴らし過ぎます。このプチ鬱がケラッケラ笑いましたよ。それが笑いのピークだったのが残念でしたが、そのシュ~ルな世界観自体は実に好みです。ところで、冒頭の雰囲気がヤン・シュヴァンクマイエルの「フード」に酷似していると思ったのは私だけ?ひょっとして三池監督ってヤン好き??7点(2004-08-14 14:05:26)

14.  頭山 軽妙で、何やら不条理で、微妙に残酷。こんな話だったのか…。それより何より、こんな日本的な物語をアメリカ人が評価したというその事実にびっくりしてしまう。本当にその意を汲めたのかが疑問。異国情緒が評価されたのか?6点(2004-08-14 13:58:55)

15.  女優霊(1996) 1回でいいからホラー映画を観て「怖い!」と思ってみたい。真夜中に真っ暗な部屋で1人で、という風に雰囲気を作って観たのに、これもやっぱり駄目だった。幽霊が何かもう、化学繊維のかつらを被った生きてる女にしか見えないんだ…。この融通の利かない脳ミソよ…。低予算で地味で「怖さ」だけが絶対的な売りの作品なのに、肝心の「怖さ」を感じられない人間にはキツかった。劇中で撮影していた作品も、何だか普通に駄作っぽいです。3点(2004-08-14 13:58:04)

16.  Soundtrack 映像美とテーマ性の両方を追求し、結局“二兎を追う者一兎も得ず”な自己満足映画となっている作品は、残念ながら少なからずある(例えば「華奢~ん(仮名)」とか)。けれどこの作品の売りは映像美と音楽。それのみ!…それでいいのかよ!という感じです。「とにかくひたすら世界観に耽溺しなよ」という、ある意味傲慢な唯一無二の意図の下に構築されています。端的に言えば、長い長~い音楽プロモ。はっきり言って、映画ではないです(笑)。問題作です(笑)。そういう意味で、これから叩かれる予感はびしばしします。でも私的にはかなり好きな世界観なので、映像と音楽に8点出せます。大好きです、ああいう世界観。8点(2004-08-14 13:56:14)

17.  地雷を踏んだらサヨウナラ 一ノ瀬氏が金で買えない何かを求め、金に代えられない命をかけて挑んだかの地は、今では特別な信念理念も持たずとも、金を出せば簡単に踏むことが出来る。時代とは残酷なり。平穏が訪れた後、人々は判で押したように物質主義に移行する。精神主義は物質主義に淘汰されて行く。挑み、敗れ、人知れず時代を築いて行った人たちの姿を、忘れずにいたい。考えるものはあった。ただ、1人の戦場カメラマンを描いた映画として、その出来自体に関して、良いのかどうなのか判断が付きかねるものがあったので、中立の5点。5点(2004-08-06 17:39:16)

18.  双生児 肉を焼く時、最初に強火で表面を焼く。そして火を弱め、調整をしつつ中に火を通す。強火で出来た表面の「壁」が肉汁を中に閉じ込める。「眉なし」はそれです。眉剃りは元々、顔に出る感情を消す為の日本的な慣習だった。眉を剃り落とすことで、感情は出口を奪われ逃げ場を失う。閉じ込められたそれは内部で延々と核融合を起こす。涼しげな顔をしつつ内部はどろどろ。内には欲望と憎悪が渦巻き、混沌と化す。それゆえ、物語自体は特別能動的ではないはずなのに、有無を言わせない攻撃性を孕んでいる。暴力性に満ちた極彩色。1つの観念の下に閉じ、完成されたその世界観には脱帽。芸術は、1つの暴力。9点(2004-06-22 18:11:36)(良:2票)

19.  蜘蛛巣城 “滅びて初めて事物は完成される”という仏教観念がある。滅び消え去れば全てのものは浄化され、完璧な美を得る。それは金閣寺の焼失を描いた「炎上」でも描かれたことだ。私は「滅び」というものが持つ、冷徹ながらも公平な力が好きだ。対象の持つその莫大な量のログを残しつつも全てを浄化し、表面上において一律の等価に帰してしまうその美しい暴力。その力に掛かってしまえば、善であろうと悪であろうと何であろうと全ての貴賤は失われ、純化した観念だけが残る。滅んでしまったものは文句なく圧倒的に美しい。この作品で描かれるのは、つわものですらない浅はかで卑小な者たちの“妄執の夢の跡”。愚かしい人間の業の絵巻。私が見たあの“ことの一部始終”は、蜘蛛巣城跡に今も潜む妖婆が悪戯に見せた幻かも知れない。本質的に業を抱えた者だけが見ることを許される白昼夢。私が見たのは、あの土地に残された莫大な量の妄執のログなのだ。兎にも角にも廃墟写真集なんぞを見てうっとりしているような不気味な人間である私にはたまらない作品。10点(2004-06-21 14:26:29)(良:2票)

20.  CASSHERN スピーチを述べることになった。テーマは「世界が前提的に内包する重大な矛盾と欠陥」。最初に紀里谷君が2時間20分のスピーチをし、次に宇多田さんが4分30秒のスピーチをしたが、悲しいことに宇多田さんのスピーチの方が無駄がなく的確で、かつ聴衆の心を動かした、そんな感じだった。てゆうか一言で良かった。「みんなの願いは同時には叶わない」4点(2004-06-20 20:32:23)(笑:2票) (良:4票)

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