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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
241. 座頭市(2003) う~ん、面白かったことは面白かったんだけどなぁ…。やけによくしゃべるたけし、ガダルカナルタカの滑りまくりのギャグ、そしてあのキレイにまとまった大団円。どこを切っても北野映画っぽくなかった。こういうエンターテインメント作品もたまにはいいと思うが、次はもっと「北野武」的でエネルギッシュな作品を期待したい。最新作『TAKESHIS'』はどうなんだろう?[映画館(吹替)] 7点(2005-10-26 21:15:50) 242. Dolls ドールズ(2002) 『あの夏、いちばん静かな海。』と『HANA-BI』を足して2で割ったというのが率直な感想(だから点数も両者の間)。今流行りの純愛モノとは全く正反対に位置する、屈折愛(?)といった感じでしょうか。3つのエピソードがうまくかみ合っていなかった分、作品としては『あの夏~』より劣るとは思いますが、それでも十分に楽しめました。いい映画です。[映画館(吹替)] 9点(2005-10-26 21:12:41) 243. BROTHER キャストの多くがアメリカ人で、英語の台詞がポンポン飛び交う異色の北野作品。これって一見アメリカ版『ソナチネ』に見えるが、『ソナチネ』ほどは洗練されてるとは言えず、ちょっとダレる。ミエミエのラストもさることながら、やはり台詞が多すぎるのが欠陥では? 北野映画は沈黙が命です。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:59:38) 244. 菊次郎の夏 《ネタバレ》 たけしと少年が母親を捜して旅をする前半はそれなりに面白いのだが、それ以降がちょっとダラダラしてて退屈。特にたけし軍団が登場してからがつらい。後半、あてもなくダラダラと遊び呆けるところなんかは『ソナチネ』を思わせるが、やはり『ソナチネ』の方が遥かに面白く仕上がっている。ちょっとイマイチでしたね。[ビデオ(吹替)] 5点(2005-10-26 20:57:15) 245. HANA-BI 《ネタバレ》 やれ賞狙いだとか何とかってかなり叩かれたみたいだけど、僕は結構この映画好きです。ヤクザでも平気で殺す一方で、嫁さんには不器用ながらも優しく接しようとする様子が、観ていて何とも哀しい。とはいえ、随所に登場するたけしの絵はちょっとしつこすぎるとは思いましたが。[ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-26 20:54:01) 246. Kids Return キッズ・リターン 皆さん評価が高いですねぇ。僕はやっぱりあの主人公二人にどうしても共感できなかったので(「この悪ガキどもめ!」ってつい思ってしまう)、彼らが成功しようが挫折しようが特に何も感じなかったです。その一方で、最後の最後までひたすら不幸だったあのタクシードライバーの方がずっと印象的でした。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:52:01) 247. ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 「凶暴な男、ここに眠る」というコピーどおり、初期北野映画の集大成的な作品。「あんまり死ぬのを怖がってると、死にたくなるんだよ」って台詞は、ラストへの伏線だったんですね。でも、いかにもな感じだった『HANA-BI』よりはインパクト絶大の終わり方でした。[ビデオ(吹替)] 9点(2005-10-26 20:47:51) 248. あの夏、いちばん静かな海。 マイ・ベスト・キタノ。北野映画特有の激しい暴力描写(少なくとも表面的な)がないから、非常に気持ち良く観られる。文字通り圧倒的に静かで何もない映画なのだが、逆にこの何もなさがいい。また、ラブストーリーとしても実に秀逸だと思います。毎年夏になるとついつい観ちゃいますね。[ビデオ(吹替)] 10点(2005-10-26 20:46:02) 249. 3-4X10月 個人的には北野映画史上最も難解な作品でした。タイトルからして既に意味が分からん。どことなくまったりしてきた90年代後半以降の作品よりエネルギーは感じるけど、正直あまり面白くなかった。ある部分で「おおっ!」って思わせても、別のどっかで思い切り醒めてたり。で、それの繰り返してるうちにドカーン…。そんな感じ。[ビデオ(吹替)] 5点(2005-10-26 20:42:55) 250. その男、凶暴につき 唯一監督本人が脚本を書いていないせいか、他の作品と比べるとちょっと異質かも。でも最初の延々と歩くシーンからいきなり「これぞ北野武」的なものを感じさせてくれます。でも最後の展開がちょっとありきたりに思えたのが残念。エンドロールもTVの2時間ドラマみたい。[ビデオ(吹替)] 6点(2005-10-26 20:38:42) 251. ワンダフルライフ 映像、キャラクター、設定、映画の雰囲気、全てが見事なまでに僕のストライクゾーンのど真ん中をとらえた作品。映画を観ながら、今なら一体どの思い出を選ぶのか本気で考え込んでしまった。でもやっぱり選べないですね。今のところ本作品が生涯のベスト映画です。冬の映画なので、これからの季節にはぴったりではないでしょうか。[DVD(吹替)] 10点(2005-10-26 20:18:12)
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