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プロフィール
コメント数 497
性別 女性
ホームページ http://kuroneco.livedoor.biz/
年齢 59歳

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  眠狂四郎 悪女狩り 《ネタバレ》 シリーズ第12作目にして最終作。大奥の権力争いと隠れ切支丹が絡む話しで、切支丹の男が狂四郎になりすまし辻斬りを繰り返す。印象深いのは遂にニセ狂四郎を斬ったか!と思いきやそれは鏡に映る己の姿だったという場面。これは悲しい。但しこの時代にありがちだが意味不明のサイケデリックでエロっぽいシーンは正直言っていかがなものかと思う。ちょっと勘弁して欲しいのだが、原作者の柴錬的には三隅研二が撮った「無頼剣」の如く格調高い時代劇よりこっちの方がお好みかもしれない。ラスト、狂四郎に斬られた切支丹のニセ狂四郎は「神よ!我らの罪を許したまえ。願わくば御許に・・」と祈りの言葉を唱える。すると狂四郎が言い放つ。「貴様を救う神があるか。俺も確かめに行きたいものだ。」ぎゃー!かっこいいーーーーーーーーーっ!!これを言いたいが為だけに登録したようなもんです。ハイ。しかし雷蔵は本当に次の158本目の映画「博徒一代・血祭り不動」を最期に神がいるのかどうか、確かめに行ってしまうのだ。37歳の早すぎる死。そして私はいつの間にか彼の歳を追い越してしまった。8点(2004-03-02 16:43:59)(良:4票)

22.  殺陣師段平(1962) 《ネタバレ》 50年にマキノ雅弘監督が発表した同名作品のリメイクで、昔ながらの殺陣師である段平の芸根性もの。「新国劇」を旗揚げし演劇にリアリズムを求める沢田正二郎に「おまえの殺陣はリアルじゃない」と追い返された段平はふてくされ、泥酔してケンカ。ボコボコにされながらも、助けに入った沢田には「殺陣の研究してたんや!」と言う段平。この出来事を取り入れた立ち廻りが評判になって「新国劇」は人気を得るが、どんどん演劇の幅を広げる沢田に対して段平は殺陣一筋。やがて蜜月は終わり段平は一座を去って行く。殺陣に一生を捧げた段平の最期が迫力。布団に半身を起こし、迫り来る死と闘いながら「老いた国定忠治の殺陣」を沢田につけるのだ。刀がわりの衣紋竹を握りしめたまま死んで行く段平の壮絶な最期に「男」を見た!雷蔵目当てで見た本作だが、鴈治郎にすっかり参ってしまい、お坊ちゃんな雷蔵がマヌケに見えてしまった映画だった。8点(2004-02-03 16:30:23)(良:1票)

23.  浮草 小津が唯一宮川一夫と組んだ作品。いつもより映像がキリっとしてます。【なるせたろう】さんも言っておられる軒下のシーンなんか鳥肌立つほどキレイです。本作ではなんと言っても鴈治郎の会話のテンポが楽しい。聞いてて心地良いです。歌舞伎なんかだと世話物は特に会話のテンポを楽しむところがあるけど、その辺も小津は影響受けてるんでしょうかね。ラストも京マチ子がいじらしくてなんかホッとしちゃいます。8点(2004-01-21 12:07:39)(良:1票)

24.  大菩薩峠(1960) 「音無しの構え」から繰り出す邪険を操る机竜之介と彼にまつわる人々との因果応報を描いた時代劇。主演の市川雷蔵の雰囲気が「眠狂四郎」とダブるのだが、柴田錬三郎は机竜之介に対抗して「眠狂四郎」を生み出したと言う話しだからさもありなん。ストーリー的には運命に流されて行く登場人物達の複雑な絡み合いが素晴らしい。三隅研二の映像も相変わらず妖しく美しい。そしてお歯黒でテンパってる中村玉緒が恐ろしい。因みに大菩薩峠は続く「竜神の巻」「完結編」と3部作。1作目の本作は「なんでそこで終わるねん!」なので予め心の準備をされたし。8点(2004-01-20 18:03:35)

25.  大菩薩峠(1966) 私にとって机竜之介と言えば市川雷蔵。片岡千恵蔵版も見たのだがこの2作品は同じ様な雰囲気があり、どちらもドラマ性が強くて因果応報がメインテーマの感がある。それに対して本作では仲代達矢演じる竜之介の心の闇が映画の大部分を占めていて、そんな彼の心を映す、邪悪だが吸い込まれるような切れ味の剣術に表現の重点が置かれているように感じた。雷蔵の竜之介なら「ついて行きたい!」と思えるが仲代の方は人間とは思えない。恐ろしすぎる。【ユウヒ】さんがおっしゃられている通りコントラストの強いモノクロ映像で表現される一対一の立ち合いで睨み合った両者の緊迫感は手に汗握る。このシリーズの続編は製作されなかったのだろうか?最期まで見てみたい気もする。 8点(2004-01-13 11:41:15)

26.  晩春 杉村春子サイコー!ありゃ財布届けてないな。賭けてもいい。8点(2003-12-10 15:47:50)(笑:2票)

27.  炎上 三島由紀夫の代表作「金閣寺」の映画化。舞鶴の貧しい寺の子として育った吃音で劣等感が強く内向的な青年吾市が彼にとっての美の象徴である「驟閣」こと「金閣」に放火し消失させるに至った経緯を描いている。当時二枚目時代劇俳優として売出し中だった市川雷蔵が吾市を演じることに大映は猛反対したらしいが、結果として彼の演技が認められる作品となった。私にとっても雷蔵と言えば眠狂四郎だったが、この映画を見て初めて「市川雷蔵」と言う人の個性を強く感じた。大人の世界の汚さと、自分自身ももはや無垢ではないという事に対する嫌悪感。強い劣等感とそれに匹敵する程の強い自尊心。セリフが少ない本作だがそんな10代の複雑な心理がよく表現されている。宮川一夫の映像がまた素晴らしく、市川崑にはやっぱ宮川一夫だなとつくづく思った。へちょちょ星人さん登録ご苦労さまです。つたない文章で先に書いてしまいました。スミマセンです。8点(2003-12-04 12:21:12)

28.  忠臣蔵(1958) 「忠臣蔵」関係の映画は数々あれど、私はこの大映版が一番好きだ。超豪華キャストに加えセット、調度品、着物等美術も素晴らしくて豪華絢爛である。「忠臣蔵」には諸説があるのでアプローチの仕方によって作品の作りも変わってくるが、この大映版はかなりオーソドックス。「忠臣蔵」を見ていると赤穂浪士は勿論のこと、それにまつわる人々の行動に教えられることが多い。劇中の登場人物は常に二通りで、保身に走る格好悪い奴と多少の危険を犯しても筋を通す格好良い奴。私は格好良い奴でありたいといつも心に誓うのだ。それにしても「忠臣蔵」ってホントに良く出来た話しだとつくづく思う。松の廊下での刃傷沙汰、桜吹雪の中での切腹、いちいちドラマチックな人間模様。そして最期は雪の中討ち入りと言う最高のクライマックスがやってくる。年末はこれを見なきゃ年は越せない。8点(2003-11-26 11:43:40)(良:1票)

29.  夢の涯てまでも 「ベルリン~」の大ヒットの後発表されたこの映画は今までのヴェンダース作品とは一見異質の、いろんな意味でカラフルな作品だったためだろうか、当時からあまり評判は良くない。が、私はかなり好き。夢から目覚めて現実の世界を引き受けようというのは「ベルリン~」にも通じる気がする。飛行機の扉を手にくっつけて砂漠を彷徨うシーンなど美しく印象的なシーンも多い。又、サントラにはデビット・バーン、U2、ルー・リード、エルビス・コステロ、ニック・ケイブ等々超豪華メンバーが集結。この映画がこういった様々なミュージシャンが参加するサントラの走りではないだろうか。8点(2003-11-14 12:04:46)

30.  ゴースト・ドッグ 久しぶりに見たジャームッシュらしい映画だったと思う。映画全体のヒップホップ調のリズム感が心地よい。勿論ゴースト・ドッグは日本のサムライとは全然違うが彼の中では完璧に分かっている。「すべて熟知」なのだ。8点(2003-11-11 11:28:48)

31.  眠狂四郎 勝負 市川雷蔵主演「眠狂四郎シリーズ」の2作目。田中徳三監督の1作目が大失敗・大不評だったので、この2作目が実質的なシリーズのスタートと言える。三隅研二監督の相変わらずのスタイリッシュな映像、大映の底力を見せつける美しいセット、狂四郎に次々襲いかかる刺客との立ち回りと時代劇の醍醐味を存分に味わえる。本作の狂四郎はまだ随分と明るくて口数も多いが、回を重ねるごとに孤独は深まり、その存在は凄みを増してゆくのだ。8点(2003-11-10 11:13:05)

32.  千と千尋の神隠し 特にジブリファンではない私には非常に面白かったです。皆さん子供向けとおっしゃっていますが、むしろ1960年代生まれのおっさん・おばさん向けかも。子供の頃私の頭の中ってあんなだったよなぁと無性に懐かしくなり、歳をとるにつれて失ったモノを想って胸がいっぱいになりました。8点(2003-02-17 11:06:11)

33.  大菩薩峠 竜神の巻 次々と事件が起きる飽きさせないストーリー運び、大映の美しい映像など時代劇の面白さが詰まっています。ラストシーンの轟々と流れ落ちる滝の音や修験者とお豊の祈りの声がシンクロする中、断崖の暗闇にボウッっと浮かぶ白い着流しの雷蔵さま。美しすぎます(ウットリ・・)。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-22 13:39:41)

34.  女の中にいる他人 コントラストの強い映像が光と闇を際立たせていて、その硬質な感じが内容とマッチしています。ラストの花火とのシンクロが印象的。それにしても、実際常々思っている事だけど、男ってのはどうして自分の重荷を女に押しつけて、自分だけラクになろうとするのかね?例えば浮気を告白して許してもらおうとするとかさ。秘密を持つなら墓場まで持って行く覚悟で嘘をつくべきです。女は優先順位がハッキリしているので、守りたいものの為なら自分が地獄に堕ちてもヘーキなのさ。そこんところが、もの凄く上手く表現されている映画です。どうでもいいけど、ベッドでランニングシャツ姿の小林桂樹に苦笑。ムード無さ過ぎ(笑)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-01 09:00:26)(良:2票)

35.  コタンの口笛 原作は冬の寒い日に、風邪をひいて留守番をしていた小学校4年生の時に読みました。誰もいない家の布団の中で本を読んでいると段々日が暮れてきて、作品の舞台である北海道の寒さやコタンの人々の厳しい暮らしと、実際の寒さや心細さが一体となり鮮明な記憶として私の中に残っています。その時以来の映画としての「コタンの口笛」。↓【STING大好き】様(またお目にかかれてとても嬉しいです!)も指摘されていますが単に声高に差別を叫ぶだけじゃなくて、アイヌの人々の諦めやずるさ、いざとなったら逃げ腰になった事で自らも傷つく校長先生、闘う兄弟達を心の支えにする先生など、さまざまな人々をバランス良く描くことによって要するに問題は「人間」なんだと、誰にしたって誇りを失っちゃいけないんだと納得させられます。私はまだ成瀬映画の初心者なんですけど、今まで観た彼の映画の中でこの作品のラストは、一番厳しくて、寒くて、力強くて、真っ直ぐで、兄弟達の幸福を心から祈らずにはいられないラストシーンでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-08 12:47:14)(良:1票)

36.  山の音 【まぶぜたろう】様の素晴らしきレビューの後に何を書けばよいのか・・・。勉強させて頂きました。ありがとうございます。実際の川端康成邸を模写した家のセットなどのキチッとした美しさに見とれつつ、秘書が能面をかぶるシーンの異様さ等にハッとさせられ、悲しい結果にも関わらずラストシーンの広々とした公園の風景がどこか優しくて、そんな映像の美しさを堪能しました。ただ、ストーリーに関しては妊娠や堕胎についての扱いがどうにも居心地が悪くて・・。未読ですが原作に基づくものであり、またそういう時代なんでしょうけど、特にこの作品ではそれが「道具」みたく軽く扱われているように感じられてちょっとひっかかりました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-09 16:14:04)

37.  嗤う伊右衛門 うわー、メチャ評判悪いんですね。原作を読んだのは4年位前かな?とても好きな作品で以来京極にハマって暫くは読みあさりました。まあ確かに「いかにも」なやり過ぎ感はあるし、ストーリーも分かりにくいかもしれませんが、私は結構入っちゃって泣きながら見ました。むっとする息苦しい夏の夜、淀んだ重い空気にただよう水の匂いを嗅いだような錯覚を覚える映画。ただ、音楽はヒド過ぎる。宇崎竜童?なんで?京極ものとしては、夏に公開される「姑獲鳥の夏」は果たしていかに・・。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-11 12:11:09)

38.  侍(1965) ラストの吹雪の中の立ち回りは迫力!凄惨であり且つ美しい。モノクロ映像の良さが存分に味わえます。7点(2005-02-28 13:17:40)

39.  忠臣蔵 天の巻・地の巻 ア~ラ、ぐるぐるの旦那ァ。お一人?そちらに行ってもよござんすか~。逃げちゃイヤ~ン(笑)・・・えー感想はぐるぐるさん↓のおっしゃる通りでして、この映画は映画って言うより忠臣蔵名場面集と言った感じで有名なシーンのみ編集されているみたいですね。あっと言う間に内匠頭は切腹しちゃうし、赤穂浪士も即討ち入りだからなぁ。なので、忠臣蔵特有の悲壮感とかウェットな部分は殆どないです。ただ、ぐるぐるさんもおっしゃっていますが、義太夫の歌と演奏をバックにした歌舞伎風の表現は一瞬にして見ているものを世界に引き込む力があるので、忠臣蔵ファンならその様式美を堪能できると思います。しかし片岡千恵蔵は浅野内匠頭と立花左近、嵐寛は脇坂淡路守と清水一角のひとり二役ってなんで?つーか、誰がだれやら良くわからなかったってのが正直な話しです(笑)7点(2005-01-24 11:50:31)(良:1票)

40.  ゴジラ(1954) ↓【パセリセージ】さんがおっしゃるように、この映画怒ってます。戦争を、原爆を、更なる恐怖としての水爆を。そして二度と国土が火の海になり人々が傷つく事など無いようにと言う決意と強さと祈りがあります。この怒りと祈り、忘れちゃなんねぇと思うぞ、小泉さんよ。7点(2004-11-19 16:28:50)

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