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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  まほろ駅前多田便利軒 大して何ということもない話が、何ということもなく語られていく。薬の売買絡みで一瞬「おっ?」と思わせるのだが、それもまあ香り付け程度。 いや、街の便利屋という設定を考えると、等身大で妥当なのかもしれない。素人の便利屋が常人離れした活躍でトラブルシューティング! なんて、逆にバカバカしくて観てられない。 一応、『親子の絆』みたいなテーマを提示したがっているようにも見えるが、出てくる人間みんな人任せ成り行き任せなので、それも弱い。 バディムーヴィーと言う程の気概もなく、まったりと気だるげに話は進む。 じゃあツマラナイのか? と言われると、そうでもなく丸々2時間をそれなりに観られた。 瑛太と松田龍平、当時の若手ではトップクラスと言われた二人の魅力に負んぶに抱っこのような作りだが、なぜ二人がトップクラスと言われたのかはよく分かった。確かにナンかナンとは言えない魅力があるわ、この人達は。w あと、一つだけ。瑛太の「なんじゃ、こりゃあーっ!」に、松田が「誰それ? 全然似てない」って。w ちょっと楽しい演出でした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-05 21:07:00)(良:1票) 《改行有》

22.  本能寺ホテル  如何にもフジテレビの制作という映画だね。  未だに謎の多い「本能寺の変」を題材にとり、タイムスリップ物となると、歴史ミステリー的な話を期待してしまうが、そんなモノは一切無い。  このサイトのレビューを見て不思議だったのは、レビュー内容に比して点数が高いということ。みなさん「面白くない」と言いながら平均点が5点を超えている。「なんだ、これ?」と思いつつ映画を見て、「ああ、なるほど」と納得した。  テンポだけは良いんだな、これ。話の中身はペラッペラなんだが、逆にそれが重くならなくてスイスイと話が進む。タイムスリップについての考察など全く無い。主人公は、「なぜだろう?」などとは考えない。森蘭丸は、信長の側近でありながら、陣に怪しい女がいても曲者とは考えない。信長本人にしても……まあ、戦乱の世にのんびりした人たちなんである。w  そこに、主人公の仕事探し自分探しや結婚などなどが被さっては来るが、どれもこれも軽い軽い。  そして迎えた本能寺の変。もちろん史実に基づいた歴史的考察などは一切ない。笑っちゃうくらい無い。  なんたって明智軍が、本能寺に火矢を射かけちゃうんだから。これから攻め込む家屋に火矢を射るバカがどこにいるんですか? 火災現場に踏み込むつもりですか?  火矢というのは、周囲を包囲してから射かけ、逃げ出てくる相手を撃つ兵法なワケです。その程度の常識もないくらいだから、もうこの映画がどれ程いい加減に作られてるか推して知るべしでしょう。  そして主人公は、燃え盛る本能寺でドタバタと走り回り、それでいて何の役にも立たず、ピンチの場面で現代に強制送還されてお終い、と。  なんか取って付けたようなエピソードと、わざとらしい主人公の成長にも白ける。そして、一見主人公の成長的にハッピーエンドに見えそうな婚約の破談も、その実、誰にもプラスにならない。ところが如何にもフジテレビのドラマらしい「これでめでたしでしょ?」的な押しつけがましさが鼻に付く。  いやホント、改めて考えると益々以てダメ映画なんだが、近藤正臣と風間杜夫の年配組が肩の力の抜けたイイ味を出してるのと、綾瀬はるかののほほんとした雰囲気、そして薄っぺらいが故のテンポの良さに救われた、悪運の強い一本。w        [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-02-19 17:44:34)《改行有》

23.  HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 正直、2作目は要らなかったな。 こういう色物はインパクトが勝負。その点で1に敵うはずも無く、さりとて他に1を超える工夫があったわけでもなく……。 真面目に馬鹿をやるってのは1回だから良いのであって、何度もやられると「他にヤルことあんだろ?」と思ってしまう。 これが『ヨシヒコ』シリーズのように肩の力の抜けたTV番組なら、多少ユルくても「それもアリか」と思えるのだが、これだけ気合の入ったバカを大真面目にやられると観る方もそれなりの期待をしてしまうわけで。 今回は、衝撃度は言うに及ばず、話もギャグもパロディ部分も、そして役者陣の演技も、残念ながら1に及ぶところではなかった。 まあ、それだけこの作品とこのスタッフに対する期待が高かったってことでもあるんだけれど。 ともあれ、色物こそ引き際が大事と痛感した作品。[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-12-27 22:57:42)《改行有》

24.  TRICK トリック 劇場版 ラストステージ 《ネタバレ》  これはまず最初に断っておきたいのは、私、6点を点けていますが過去作からずっと見てきたファンにとっては、というエクスキューズがつきます。過去シリーズを観ていない人には4~5点くらいじゃないかな。  初にして最後の海外ロケとのことだが、場所が海外というだけで、各シーンはほぼほぼ全編セルフパロディと言っても過言ではない。この作品とセットのようなTV新作スペシャルの3も合わせて、このシリーズをずっと見てきたファンなら、あのエピのあのシーンだ! と各シークエンスのシチュエーションや撮り方にニヤリとできる。ぶっちゃけ、いまさらこのシリーズに謎解きやストーリーの出来の良さを求めている人なんていないと思うし、作る側もそこは開き直って如何にファンを楽しませるかという小ネタ勝負に賭けている節があり、それが許される稀有な作品でもある。  そして、どこかで観た既視感というかセルフパロディーを楽しんでいると、最後の最後でヤラれてしまう。「ああ、お得意の貞子ネタか」と笑っていると……。ラストで、記憶を失くして初対面と同じマジックを演じる奈緒子を見る上田の表情がイイ。阿部寛って結構上手いなと思ってしまった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-12-07 19:02:44)(良:1票) 《改行有》

25.  少女は異世界で戦った  もうね……、コレ、どこを観ろって言うの?  序盤で、表の顔ではアイドルとして活躍しているらしい4人組のステージが映し出されるワケですが、もうここでキレの無いダンスに嫌な予感がビンビン。そして、お茶の水は湯島聖堂での立ち回りでその嫌な予感が的中するまで、そう時間は掛からない。  何とも緊張感の無い殺陣に、思わず溜め息が零れる。動けるのと(魅せる)アクションが出来るのとは全っ然違うことなのだよ!  どなたかがココのレビューで書いてらっしゃるが、確かに彼女達は苦労して身体を張ったのかもしれない。しかし、そんなことは観てる方にはどうでもイイことなんだよ。むしろ、スパッとシャープなキレのあるアクションを撮るためならスタントでもダブルでもいい、ガンガン使ってくれ。  兎にも角にも、この映画の一番のウリのはずのアクションがこの体たらく。お話なんざ、それこそ話にならない。演技? 学芸会並みなんて言ったら学芸会に失礼だぜ。  ほんと、観るとこ無いのよ。どうしましょ? 時間返して。[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-10-28 03:28:12)《改行有》

26.  レッドクリフ Part I 2時間半という尺を一気に観せるパワーはあったが、それも『三国志演義』という良い原作あってのことかな。内容的には、特に残るものは無いんだけど。 まー、ありえないほどマンガチックな戦闘シーンは許すとしても、どなたかも書いてるが曹操が登場するたびに名前のテロップが出るのには噴き出した。w わかっとる! ちゅーの。しかも、あまりにチンケであからさまな悪役だしなぁ~。どこに視点を置くかの違いだが、曹操は決して悪人ではない。義に厚く智に富んだ天才的武将という評価もある。この映画の視点は、孔明をヒーローとして描くためにあまりに蜀軍に偏り過ぎている。まあ、出る杭は打たれるというか、強すぎると可愛げが無いというか、そういった処か。 余談だが、後世で一般的に「義に厚く智に長け、鬼術を操る天才軍師」のように言われている諸葛孔明だが、実際には負け戦の方が多く、政治家としての才はあったが軍師としてはイマイチ役立たずだった。この赤壁の戦いも、実は孫権&周瑜との共同作戦であり、主に策を練ったのは孫権軍の方だったという。 しかし、『三国志演義』というお伽話のおかげで、孔明の人気は関羽らと並んで神と祀られるほどのトップクラス。その中でも、まあ彼を主役に据えるなら、小能く大を制したこの「赤壁の戦い」って事になるんだろうなぁ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-28 12:57:19)《改行有》

27.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ TVの3時間SPでエエやん? なんでわざわざ本編に?[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-01-11 21:45:08)

28.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 浅い! スパ銭の子供用風呂くらい浅い! 原作は未読ですが、コレって日本と古代ローマを共同浴場というネタでつなげたアイデア物なわけで、富士山の壁絵のくだりやフルーツ牛乳のくだりみたいなエピがこの話の面白さのメイン要素なんじゃないのか? 後半の権力争いに巻き込まれたり、それを解決する辺りは、とくに面白くもなく、先の読めるありきたりな展開。もっと風呂を使った比較文化論の様なものを面白可笑しく観せてくれたら良かったのに。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-10-13 09:35:27)(良:1票)

29.  帝都物語 20何年ぶりに再鑑賞。昔は原作を読んで間が無かったことも有り、「ほうほう。あのシーンはこうなったか」などと観た覚えがある。が、原作の細部などとっくに忘れてしまった今、冷静に観ると、こりゃひでぇ、と。w 皆さん仰るように話の筋がまったく分からん。www  当然ストーリーは知ってるんだろ、的な前提の元での映像化。まあ、文庫本にして10冊前後もある話を2時間チョイに端折って纏めてあるワケだから、そりゃ無理もある。しかしねぇ、一本の作品として考えるなら、無理があるなら作るべきじゃない。作るんなら端からシリーズ物で考えるとかさ。[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-09-22 12:10:31)

30.  五条霊戦記//GOJOE いやはや、すごいです! こんなに面白そうな題材を使って、ここまで退屈でつまらない映画に仕立てるとは! 主人公は弁慶。つまり、隆大介。浅野忠信も永瀬正敏も脇です。まずポスターに偽り有りだわな。w そして、設定だけは本当に面白い。これからどんな展開があるのか?! とワクワクさせる。……が、その期待は見事に裏切られ続けます。しかも2時間以上。ははは……、すごいです。これは新手の拷問です。[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-08-15 02:24:11)(良:1票)

31.  時をかける少女(2010) う~ん、ナンかねぇ……。これ、『時かけ』の必要、ある? って感じ。『時かけ』の設定に乗っかった全く別の話。その設定も、結局は過去にタイムリープする理由付けにしか使われていないし。  余談だが、『時をかける少女』には、石山透が書いた『続・時をかける少女』という筒井康隆公認の正式な続編があるわけで、作者は違えど筒井氏公認である以上、その2作品を下地に踏まえるのが筋ってモンではないかと思うんだが……。正編の映画化だった大林版はともかく、それ以降の作品は全て勝手に続編を作っての映像化になっている。あっ、これは……ひょっとして『時かけ』正編に同時収録の「果てしなき多元宇宙」へのオマージュなのであろうか? …………んなわきゃねーよな。w  で、この作品ですが……。まあ、何から何まで先の先まで読めるこぢんまりとした作品ではありますが、その分、まとまってはいます。でもそれだけ。何のときめきもドキドキもハラハラも無い。仲里依紗を観るためだけの映画。物語に期待しちゃガッカリします。[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-08-15 01:32:58)《改行有》

32.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 スティフン・キングが大絶賛したという原作は、10年以上前に買ったきり積ん読の山に埋もれてしまっている……。ということで、原作未読で映画を観たが、正直私ゃダメだ。受け付けない。なるほど、皮肉屋のキングなら絶賛しそうな内容だわ。が、大の大人が何人もの人まで殺して得るモノ無しってのはちょっとねぇ。カタルシスの欠片も無い。これならいっそ捕まった方が諦めもつく。話自体も大して目新しい展開ではなかったし、見るべきものは無かったと言うか……。まあ、見終わって残るモノと言えば、腹決めた女が一番怖い、みたいな感じ?www[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-05-22 21:04:01)

33.  始皇帝暗殺 まず、長い! 長過ぎる。そして、全編を通して誰目線の話なのかが定まってないため、観にくい。誰に感情移入してよいのか分からない作りでこの長尺は、観ていて辛いモノがある。また、始皇帝・政、刺客の荊軻など、主要登場人物のキャラクターが掴み辛いのもダメ。刺客が、盲目の女の子を心ならずも殺したからって思い悩んで……って。そんなことで悩むような奴は、端っから殺し屋なんかにゃならんだろ? まずは主人公を決めてから脚本書こうよ。あとは登場人物のキャラ設定くらいはキッチリやってね。映画撮るならそれからだ。んでもって編集も30分切り詰めよう。そしたら少しはマシになると思うんだが。[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-05-03 01:35:29)

34.  アナザヘヴン 《ネタバレ》 十数年ぶりに再鑑賞。映画とTVをリンクさせるという、当時としては斬新な展開で話題になった本作。この映画と、TVシリーズ『アナザヘヴンeclipse』二つでワンセットならしいのだが、両方観ても「なんじゃ、これ?」とつぶやいてしまったのを覚えてる。w だって、補い合うも何も、映画とTVは同じ敵じゃないんだよね。映画は水を媒体とする未来から来た肉体を捨てた存在という設定だし、TVは石に宿った正体不明の宇宙生命体だし……。ただ、飯田氏曰く“悪意”という点で共通した存在なんだとか。無理やり過ぎるだろ、それ。www  ただ、皆さんのレヴューでは尻すぼみという意見が多いけれど、まあホラーとしてはこんなもんかな、とも思う。TVはもっと尻すぼみですから。www でも、ちょっとクーンツ的な展開で嫌いじゃない。結局、やりたかったのはホラーと言うよりスプラッターだったのかな、と。ま、それにしちゃ、ちょっと弱いけどね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-19 18:54:56)《改行有》

35.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 岡本喜八らしい反体制、反ファシズムなんだが、どこかしら詰めが甘いというか、温いというか……。いやいや。それ以前に、この脚本、何か間違ってるよなぁ。  話の前半3分の2は、仲代達矢演ずるTVディレクターが政府の陰謀を探る話なんだが、当のディレクターが何かしらの見当や推理を持って動いているワケでは無いので、ただ行き当たりばったりに動いては、つかんだ事実に流されているだけ。しかも、この仲代の調査の件がもたもたと冗長に過ぎる。  そして残り3分の1、上映も1時間半を過ぎてから、ようやく勝野洋と竹下景子の話になる。このバランスの悪さ……。しかも、話の背景の説明に時間を割き過ぎてるから、人物描写が全くできておらず、登場人物がペラッペラに薄い。この映画の主人公は誰よ? 勝野&竹下ではないのか? 観る者は誰に感情移入すれば良いんだ? ラストも酷い。勝野は、然したる葛藤に悩むことなく竹下を射殺してしまう。女を殺した後、叫びながら本隊に向かって行って自分も殺されるんだが、描き方が下手過ぎるだろ! 殺す前にもっと苦悩しろよ。結婚しようとまで思った女だろ!  挙句になんと、あろうことか仲代の話と勝野&竹下の話は交わらない! 約1時間半を費やした仲代の物語は、ただ2人を取り巻く状況を説明するための話でしかないのだ。この映画は何を見せたかったんだ???  何でもカンでもドタバタと馬鹿エンターテインメント化してしまうハリウッド流も軽薄でつまらないが、回りくどくヘンに重たければ何かを言ったような気になってるコノ手の日本流も相当ウザい。  映画ってのはバランスだねぇ、やっぱり。 竹下景子の美しさに免じて3点。倉本の脚本は0点だ![CS・衛星(邦画)] 3点(2013-03-05 19:35:59)《改行有》

36.  エスパイ いやぁ、薄い。w ぺらっぺらに薄っぺらい。www 40年近く前の作品であることを差っ引いてもスカスカなストーリー。他のレヴュワーの皆さん書いてらっしゃるが、見所と言えば由美かおるの美事なロケット型オッパイのポロリシーンのみ! 何と悲しい映画でしょう。www  それにしても、いつも思うことがある。この手のSFやファンタジーは、監督のイマジネーション能力に尽きると。スター・ウォーズシリーズが、なぜあのチャチで陳腐なストーリーにも拘らずウケるのか? それは、常に時代の最先端の画を見せてくれるからであり、観客の期待以上の宇宙に連れて行ってくれるからだ。 それに比べて、この映画やハリ・ポタシリーズを観ると福田監督やクリス・コロンバスの凡庸なイマジネーションが如何に映画をつまらなくしているか痛切に感じてしまう。せっかくの超能力合戦や魔法というおいしい素材が、予想の範囲内、どこかで見たことのあるチンケな表現でしか描かれない。  まあ、今現在ならば、CGでハリウッドに敵わないのは仕方がない(まあ、それにしても日本らしいアイデアと工夫で勝負してほしいものだが)。しかし70年代と言えば、特撮=日本だった時代である。特撮日本がこんな映画を『日本沈没』に続くSF大作と称して、恥ずかしげもなくリリースした事が恥ずかしい。[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-02-28 11:33:09)《改行有》

37.  曲がれ!スプーン 正直、酷い出来です。『サマータイムマシン・ブルース』が奇跡だった、ということを確認するための映画と言っても過言ではないほど。 冗長で間延びした展開。説明的でくどい演出。大騒ぎした割には大したことのない「結果」。……まあ、やっぱりこの監督の映画だな、というのが正直な感想かな。 ホント、『サマータイムマシン・ブルース』が奇跡だったんだ。あの映画以外でこの監督の作品を良いと思ったことは一度も無いからねぇ。 最後のサンタのエピソードだって、別にそれほどイイ話でもない。それをことさらイイ話に見せようとするから無理が出る。テレビ屋上がりの監督とFテレビのいやらしさがプンプン漂ってくるね。orz[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-17 00:15:32)《改行有》

38.  タンポポ  もう30年近くも前の映画になるんだなぁ。もう何度観たことだろうか? ところが何度見ても面白い。こんな邦画はなかなか無い。  ラーメンウエスタンとはよく言ったもので、話の流れはまさに西部劇にありそうな展開。それを意識した絵作りも面白い。  しかし、単純かつ明快なストーリーだけの作品なら、この映画はよくある邦画の一本で終わっていただろう。伊丹監督の『マルサの女』や『スーパーの女』などは題材の取り方こそ面白いが、あとは普通の映画だ。  この『タンポポ』を他の作品と一線を画したモノにしているのは、所々で差し挟まれるミニストーリーだ。役所広司と黒田福美がエロい!w その他にも不条理モノがあったり、ショートコント的なネタがあったりとバラエティに富み、娯楽作品としては実験的でありながら、箸休め的な意味合いにもなっている。これは巧い作りだろう。  そうそう、うまいと言えば……。よく「映画は監督のモノだ」などと言うが、この映画は、監督の力量一つでこうまで違うのか、と思い知らせてくれる。  と言うのも、同じような題材を扱った『UDON』が冗長にして散漫なだけの退屈な映画であり、超うどん好きな私が2時間以上目の前でうどんを食いまくられても、観終わったあとに「ああ、うどん食いてぇ」と思わないのに対し、この『タンポポ』は「ああ、ラーメン食いてぇ!」と居ても立っても居られなくなる。さらには「オムライスも鴨南蛮も、ナンならお汁粉も食いてぇ!」とまで思ってしまう。それだけ撮り方が上手いと言うか、作中で効果的に使われてるんだな。  とにかく、食を扱った作品では珠玉の一本でしょう。役者もみんなイイ味出してます。満点献上いたします。w[CS・衛星(邦画)] 10点(2012-03-16 00:24:05)《改行有》

39.  K-20 怪人二十面相・伝  江戸川乱歩が観たら激怒しそうなお話だ。w まぁ最初に、架空の世界の物語であると断りが入っているので、世界観に対する細かな野暮は言わずにおきましょう。でも、さすがに、あの結末は頂けない。日本のミステリー界に燦然と輝く“名探偵・明智小五郎”の名を地に堕とし、挙句に怪人二十面相をバットマンもどきにしちまった。  また、映画としても、どうにも勿体無いと言うか……。まず2時間18分は長すぎる。豪華過ぎるほど豪華なキャストの頑張りで、所々面白い箇所はあるのだけれど、全体的には多分に冗長かつ散漫な印象は否めない。さらに、この手のCG多用の映画に有りがちなんだが、画面が暗い。  結局、冒険活劇としては頑張って作ってあるとは思うんだけれど、そんなこんなで観終わった後に、何かカタルシスと言うか、爽快感が無いんだな。  こんなワケのわからん二十面相の話より、シャンプーは無いのにバスソープはあるらしい泥棒長屋の生活ぶりの方が気になっちゃうんですけど?www[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-13 19:26:52)《改行有》

40.  大巨獣ガッパ すごいね。酷いね。絶句しちゃうね。東宝のゴジラ、大映のガメラなどの人気に日活が遅れ馳せながら参戦した巨大怪獣モノだが、もうヤケクソにしか見えない作り。グダグダなお話、安いセット、チープな造形……。その他にも皆さん仰るようにツッコミどころ満載。一応、傲慢かつ身勝手な人間や環境破壊に反対するテーマみたいなものはあるんだけど、そんなことを考える前に観ていて辛いです。ただまあ、たしかに違う意味で大笑いは出来たので1点付けときますが、とても1~7までの皆さんのような愛のあるレヴューは書けません。w コレ観ると、なぜゴジラが特別扱いで人気があるのか、ゴジラとガメラだけが平成になっても復活できたのかが分かるなぁ。[ビデオ(邦画)] 1点(2012-03-10 21:46:53)

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