みんなのシネマレビュー
MARK25さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1001
性別 男性
自己紹介 ホラー以外は新旧問わず、どんなジャンルでも観ます。
映画は芸術だけど、やっぱり娯楽。
単純に観て面白かったかどうか、
感性に触れるものがあったかどうかという点をメインに評点しています。
また、一応、ノーカットで観ただろうというもののみ評点。
カットされると印象変わってしまいますから。


観た映画全てを評点しようと思っていたものの
いかんせん記憶力がついてこず・・・
最近は前観た映画を再度ちょろちょろ見直しています。
以前観たときは気付かなかった発見などもあって楽しいですね。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011
投稿日付順1234567891011
変更日付順1234567891011

21.  機関車先生(2004) 《ネタバレ》 声を失いながら教壇に立った主人公だが、殆ど彼の人間性が見えてこない。まるで人格すらないひとのようだ。なんだかお飾り的に存在しているようで悲しい。彼が何かをするたびに誰かが彼の言わんとすることをいちいち解説するので、尚のことそう思えてくる。これではコミュニケーションと呼べないし、心が通じたとも思えない。彼に難癖をつけるチンピラも殆ど無理矢理突っかかって行っていて、なんだそりゃだ。彼が何か行動を起こして、それに対して因縁をつけるというようにしないと。突然「いい気になってんじゃねぇ」では何のことだか判らない。単によそ者が気に入らないというのであれば、それをちゃんと描いて欲しいもんだ。「にやにやしてんじゃねえ」とボコボコにするが、これまた何故か主人公の顔は見えず。本当にニヤニヤしてたのかしてないのかもわからないってどういうことよ。剣道大会に優勝出来ると聞いて網元が彼を出場させようと画策して、周りの人間も子供達の期待に応えてやってと嫌がる主人公を大会に無理矢理出場させようとするのも疑問。主人公の心情に対して誰一人顧慮しないとは身勝手過ぎる。そして、その大会で相手が強いから主人公が負けるかも知れんと網元を脅して、誰々の借金を棒引きにすれば勝てると、何の根拠もない話をふっかけて何故か網元はそれを信じた様子。なんのこっちゃ。大体、普通なら、大会に勝てば主人公を島においてやってくれとまず頼むんじゃないか?何故島を離れて、北海道の学校で教えることが彼の挑戦になるのか。島の子供達はどうでもいいのか?そして大ラスは子供達の手話でのありがとう。いつの間に手話覚えたんだよ。感動させるために突如出現した設定に興醒め甚だしい。[CS・衛星(字幕)] 1点(2008-03-09 18:38:27)(良:1票)

22.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 《ネタバレ》 リメイクという情報程度で観にいったが、どういうわけか前後半の二部構成、しかも前半はTV版ダイジェスト。新カットも挿入はされてはいるけど、やたら兵器シーンとか別段重要とも思えないところに多い。しかし基本はTV版同様。同様すぎるが故に退屈。ちゅうか、せっかくリメイクするのに何故ここから全面的に作り直さないのか。志が低いな。しかも編集の出来が悪い。やっつけ仕事に他ならない。エヴァを全く知らない人の為に足早にストーリーを見せただけという感じ。だがこれで知らない人間がエヴァを理解できるかといえば、まあ無理だろう。なんとなくそういうことなんだなぁくらいしか分かるまい。殆ど基本的な背景設定すら説明されないまま終盤へ突入する。ファーストインパクトが起こってという説明すらない。セカンドインパクトを回避するためにという説明がなんと映画も終わりかけの頃に説明される。アホです。編集の作りをエヴァを知ってる人、観たことのある人前提で作られている姿勢を感じる。実際後半冒頭の導入のへたくそなこと。ヤシマ作戦周りはフルリメイクだが、そのヤシマ作戦も肝心なところでキャラ絵がヘボくなる。顔の形がゆがんでますよ。とはいえこのフルリメイク部分はとても楽しめた。しかし少ない。このフルリメイク部分の少なさに、初めの映画公開のことを思い出したよ。やってることは一緒ですね。リメイクというより焼き直しという言葉の持つイメージの方が正しい。妙にTV版に執着した感じでガッカリ。次回作ではどうぞ全編フルリメイクでありますように。ストーリーなんて全部変えてしまったっていいじゃない。[映画館(邦画)] 6点(2008-03-09 17:45:47)

23.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 ラブストーリーの面が強いのかと思ったが、前半部分にヒロインとの関わりが集中していて、後半になると名前すらも出て来ない。もう少し後半にも関わりが欲しかった。明らかな構成の失敗と思われる。雰囲気は非常に良く、それを楽しむには丁度いい。観る前から「たそがれ~」とそっくりという評判を聞いてたが、確かに似た部分もあるが言われるほど似てもいない。これでそっくりと言ってしまうと、殆どの映画は似たようなパターンを繰り返しているだけだし、どれもそっくりだろう。[映画館(邦画)] 5点(2008-02-29 19:28:09)

24.  銀色の髪のアギト 《ネタバレ》 誰でも気付くだろう香り立つ宮崎駿の亜流臭。しかも微妙に歪んでいる。そこらにあるアニメの寄せ集めだ借り物だと言われているのが大いに納得できる。世界観が世界観として完成していなく、説明すると行動に矛盾が出来てしまうという体たらく。どのキャラクターも魅力がなく描きこみも足りない。感情表現も稚拙。悪役の男の理屈も理念もまったく共感を呼ぶものでないためにタダの我が儘悪い奴。なんの重みもない。ミンカとがいうアギトの幼馴染のキャラクターは知能指数幼稚園児レベルで、喋り方から行動まで全て苛つく。アギトが戦士になる下りも妙に唐突だ。やけに光沢のある3DCGのメカと2Dの融合も、それは「青の6号」で十分やったんだから、もういいじゃない。やるならやるで今度はいかに違和感なく融合させるかに焦点を当てるべきだったんじゃないのかね。発色がわざとらしすぎます。声優陣は最近の流れよろしく俳優さんが多くやられているが、ちょっと演技力不足の人が多いか。まあ言うほど悪くはないが、ここではもう少し声量が欲しいとか、ちょこちょこ思った。これは監督がもうちゃんと要求して声を撮れば解決する程度の問題という気もする。喋れればそれで良いという感じでOKを出したんじゃないかと疑いたくなる。声質が今の声優さんにないタイプの人もいてそれは良かった。最近は声に特徴のある声優さん少ないもんなぁ。[CS・衛星(邦画)] 2点(2008-02-29 18:56:56)

25.  侍(1965) 《ネタバレ》 監督岡本喜八、脚本橋本忍ということで、やや期待しすぎたことを割り引いても、ちっとも面白くない。何処かの藩に仕官するために計画に参加し井伊直弼を斬りながら、それが侍の世を終わらせる一歩になるという皮肉な構図は良かったし、岡本喜八らしさも時折見られもするが、この程度では不満度の方が高い。面白そうなところでも、やたら入ってくる説明ナレーションがとにもかくにも煩わしい。実験に失敗したってことでしょう。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-28 18:13:30)

26.  誘拐報道 犯人の事情や心情、事件解決のことを最優先にする警察と子供の命を最優先にする親との争い、警察と報道記者の争いなどが実地感たっぷりに描かれ、非常に見応えがある。やはり子供の命などなんとも思っていない一番は報道記者で、下種、凶悪なのもまた然り。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-02-22 18:50:41)

27.  座頭市二段斬り 《ネタバレ》 シリーズ10作目。屋台の親父の話では師匠は一太刀で殺されたという話だったが、回想シーンでは3度も斬られているという整合性のなさ。この程度の初歩的な整合性くらいはとっておくべきだろう。内容はだんだん初期の頃の色合いが薄れてきていて、どんどんTVドラマ的になっている。悪代官とヤクザの結託は悪徳商人との結託のそれと変わらず、その二人が話しているところに、どこからともなく座頭市が現れるという構図は、もう遠山の金さんやその類の時代劇と変わらない。そしてダラダラと二人を生かして、大立ち回りを演じたあとで斬り伏せるというのは切れ味がなさ過ぎだろう。当然爽快感もなし。エンディングの引っ張り方なども含めてやはり切れ味にかける。妙にこざっぱりした賭場など胡散臭さも薄い。三木のり平の壷振り師はさすがにコメディ感が強くて上手いが、座頭市自身のおとぼけ感は薄めになってしまっているのが残念だ。三木のり平の娘役の子がどっかで見た顔だとずっと思っていたが、配役名を見たら小林幸子だった。なるほどね。[DVD(邦画)] 4点(2008-02-22 17:57:06)

28.  座頭市関所破り 《ネタバレ》 シリーズ9作目。前作から間をおいて久しぶりに見たこともあって、前半の座頭市のおとぼけ振りが懐かしく心地良い。今回の座頭市はなんでも斬る。サイコロから階段の手すりまで真っ二つ。これだけ真っ二つにしてくれるとそれだけで面白い。殺陣の格好良さも十分にあるし、敵役の平幹二郎の存在も利いている。生き別れた親父を思わせるしょぼくれた卑怯な親父との関係が物悲しい話もひきつけるものがあるし、硬軟バランスの取れた良作。ダイマルラケットのまんま漫才なベタな会話も面白いです。難点はこの大勢の芸人衆が法外なショバ代を嫌って別のところへ流れていく下りがやや判りづらく、何故か二人の子供の曲芸師だけ町に残るという展開に無理を感じること。座頭市との関係を持たせるために残したとしか思えない。[DVD(邦画)] 7点(2008-02-22 17:45:41)

29.  トラ・トラ・トラ! もっとアメリカ寄りの一方的な映画なのかと思ったら、観てみると日本のシーンの方が寧ろアメリカよりもしっかりしていて、日本の事情説明なども丁寧に描かれてはいる。この辺は脚本に日本人が入っていることが大きいか。出演俳優も豪華なもんで、しっかり日本人が日本人を演じているため、見ていて文化的な違和感を感じるところはない。ゼロ戦が編隊を組んで飛んでいく様は、やはりCGでは出せない味があるし、迫力がある。しかしよくこれだけアメリカ軍の馬鹿っぽさが目立つ映画を撮ったものだ。日本人としてのあまり屈辱感を感じることのない稀有な太平洋戦争映画。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-21 17:57:22)

30.  あかね空 良い時代劇の風味があるが、時々現代劇になってしまうのは致し方ないところか。CGは安っぽめだけど、そういう向きの映画ではないのでOK。ただカラーフィルター(あるいはカラー調整)使いすぎな気はする。ストーリーはちょっと良い話的内容。悪くはないけど、もうひとつぐっと惹き付ける何かが足りない。可もなく不可もなくというのがまさしくピッタリ。まあ、とりあえず豆腐を食ってみたくはなる。[DVD(邦画)] 5点(2008-02-10 15:56:58)

31.  放浪記(1962) かつて原作を読んだときは内容に惹かれない上、やたら断片的な日記すぎて、読んでいて苦痛しか感じなかったが、さすがに映画とあってこちらはそれなりにまとめてくれてくれているので原作よりは楽しみやすい。原作になかった部分も程よく作品のバランスを取るものになってはいる。しかしやっぱり面白くない。この主人公の生き様になんら魅力を感じないのだからどうしようもない。ただ原作で主人公に感じたイメージにとても近いものを、主演の高峰さんがしっかり再現していて感心した。[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-02-10 15:19:45)

32.  天と地と 《ネタバレ》 確かにあれやこれや端折って描くポイントも間違ってるとしか言いようが無い内容。登場人物の描き込みがまったくなされていないのもそもそも問題で、何が起ころうと誰が誰だか、何が何だかだ。こんな内容では主演が誰かなんて些細なことかもしれないが、榎本孝明がイメージに合わない。しかもやつれメイクで完全なネズミに見えてしまう。言っちゃ悪いが見栄えしません。病気降板した渡辺謙で撮られていたらなぁと、出てくるたびに思ってしまう。例え駄作でも渡辺謙で見たかった。唯一、合戦シーンは金をかけただけあってそれなりに見られる。赤と黒の軍団の色分けが美しいし、騎馬軍団が走り回っているだけで壮観です。走ってるだけで戦ってる感じがまったくないのはご愛嬌。これだけのエキストラを使って、勇壮な画が作れたならこれはこれで価値があるんじゃなかろうか。しかし信長の鉄砲戦術を武田に使わせちゃいかんよ。やられた側なんだから。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-09 18:31:44)

33.  いつか読書する日 《ネタバレ》 設定などは良いかと思うが、作りが甘いというか展開が強引というか。突然ラジオに寝所を綴った葉書を書くのも妙だし、それを読まれている番組を偶然にも男の病床の妻が聴いているというのも妙だ。そしてそれが彼女が書いたのだと確信するのはもっと妙だ。他にも色々。めでたしめでたしとなった後に男が雨の中をフラフラと歩いているシーンになってもしやと思ったらそのもしやだった。死に顔が笑っていただの何だのそんな話はどうでもいい。そこで死ぬのは勘弁だ。なんたる安直。それをやっちゃいけません。そして「いつか読書する日」というタイトルはそれ単体だけ聞くと雰囲気があって良いタイトルだけど、内容の読書する日の意味あいとはかなりずれがある。もっと内容にあったタイトルをつけるべきだったろう。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-02-09 17:11:46)(良:1票)

34.  戦国無頼 《ネタバレ》 小谷城落城で落ち延びた三人の男の複雑に絡み合う三者三様の人生を描いていた映画。三人の絡み合い方は中々上手く出来ていて、この辺は原作がしっかりしているおかげだろうか。しかし場面転換、演出などに所々粗雑な面が目立ち完成度は今ひとつ。いかにも大衆娯楽時代劇。黒澤明の匂いがちらちらすると思ったが、脚本に関わっているようで成る程だ。黒澤が撮っていたらもっと芸術性も高められたんだろうなぁ。三国連太郎の若かりし日の映画を初めて観たが、若干間延びはしているが中々格好良かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-29 19:55:24)

35.  風林火山 《ネタバレ》 勘助の知略の数々が観られるかと思ったら、意外と佐久間良子とのロマンスがメインに据えられているような。その後は彼女が遺児でもある勝頼との擬似的親子愛も見られたり、戦乱における知略どうこうよりも人情的な話がメインなんですな。これがどうもたるい。TVドラマならすんなり見ていられるのかもしれないが、一度に見せる映画としてはこんな話で3時間引っ張るのは辛いようだ。勘助の智謀を際立たせたいがためなのか、信玄が凡庸にしか見えないというのもかなりマイナス。もっと信玄と勘助の考えが一緒という描写があっても良かったような気がする。台詞ではそんなことも言っているんだし。出演陣は豪華だけど、イメージに合う人があまり居ない。戦闘シーンもエキストラの数は多く使って豪華だが、イマイチまとまりというものにかけていて、訓練された軍勢という感じがまったくなくて萎える。場面転換も上手くはないし、散漫な印象が強い映画。[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-14 16:36:38)

36.  あした元気にな~れ! ~半分のさつまいも~ 林家一門がこぞって声優に起用されているのは何故だろうと思ったら、原作がそういうことなんですな。彼等が演技が下手で声もあっていないのは仕方ないとしても、本職の声優さんですら演技がいまいちだったりキャラに声があっていないように思えるのは頂けない。これではキャスティングからしてやっつけ仕事だったんじゃないかと疑りたくなる。内容に関しても余り興味の引かれるものではなかった。飽くまで教育的アニメ。この手のものでは仕方ないとはいえ、全体に安っぽさは否めない。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-01-13 19:16:03)

37.   《ネタバレ》 三隅研次監督が現代劇を撮っていたんだということにちょっとびっくり。これ以外は時代劇しか見てないけれど、とても安定した監督さんで今作も現代劇とはいえ安心して観ていられます。話も悪くはなかったが、最後の死でどっちらけ。何故そこで死ぬのか。たかが自分の指導が部員が無視したというだけですよ。たかが大学の部活。死ぬほどの意味があるわけもない。それで自分には指導力が無い、人の上に立てないなどと悲観するというのはどうかしている。あまりに弱い。弱すぎる。原作は未読ですが、この結末は同じなんでしょうかね?だとすれば、この主人公に死に走らせることに対して、なんら違和感を感じなかっただろう原作者の三島由紀夫。三島と自分との死というものの捉え方、価値観、あるいは理念の違いを思い知らされる展開だ。これを是とするのは自分には無理。死という物を美化しすぎ。主人公が死んだ後の部長の口上など聞いていても、ぷんぷん臭う。そんなもので本当に人が変わると思うのだろうか。そして、そんなもので人が変わることに意味があると思えるのか。前時代的発想としか思えない。[CS・衛星(邦画)] 3点(2008-01-13 18:08:14)(良:1票)

38.  歌麿をめぐる五人の女(1946) 《ネタバレ》 タイトルから想像するようなものとはかなり違った内容。別段歌麿を巡ってないし。関係も浅い人が殆ど。5人と言いながら極めて影の薄い女性が多い。5人目にいたっては誰が五人目なのかも判然としない有様。てっきりおしんかと思ったら、解説によるとどうもおまんがそれらしい。これはさすがに影薄すぎでしょう。どうみてもおまんよりもおしんの方が5人目にまだ相応しい(解説者が間違ったのかな?)。歌麿よりも弟子入りした絵師とのかかわりの方が深い。全体に背景の描かれ具合が乏しく感じる。作品のいまひとつの説得力のなさはこの描かれ具合の低さが原因の一つなんでしょう。どうも困難なはずのことが困難に見えないことも問題。駆け落ちも楽々だし、御用絵師が身分を捨てて弟子入りするのは一大事のはずだが楽々。雪江にしても右に同じ。身軽な町人の行動レベルになってしまってるんですな。こういったことが作品の浅さに繋がっていきます。ところどころ見られるユーモアは良い味が出ているんですがね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-13 18:07:29)

39.  赤毛 《ネタバレ》 コミカルでマンガのような内容が楽しい。隊長から赤毛を借りて自分の村に戻って村を圧政から解放する下りまでトントンとリズミカルに繋いでいき、テンポは上々。特徴ある音楽も妙にはまっている。しかし遊撃一番隊が登場するあたりから調子も面白さも落ち着いてしまいます。最後はバタバタと人が死んでいくけど、どれもあっさりしてしまっていて、見せ場として成立していない感じ。遊撃一番隊もあっさり、高橋悦史もあっさり。結局鉄砲最強である。「たった三日間だけでもお前は百姓の天下にしたんだ」というお話なので、爽快感のあるラストには成り得ないのがちょっと寂しい。役者さんは皆良かったが、特に代官役の伊藤雄之助さんがとぼけた味を存分に見せてくれて本当に楽しく素晴らしかった。三船さんは確かにこの役をするにはちょっと歳を取りすぎ。でもその違和感に慣れてくると段々楽しくなります。この歳でこんなコミカルな役をやってくれてることが可愛らしく思えたりして。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-12-30 22:57:21)

40.  ケルベロス 地獄の番犬 前作「赤い眼鏡」が「うる星」なら、今回は「パトレイバー」の実写版のような雰囲気。それはいいんだけど、いくらなんでもだらけ過ぎ。ひたすら間延びした感じでダラダラと撮ってある。さすがに厳しいです。少しでもいいから間を詰めてください。ギャグのくだらなさは相変わらず。退屈至極。[CS・衛星(邦画)] 0点(2007-12-16 11:34:15)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS