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★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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21.  映画 鈴木先生 前知識はまったくない状態で鑑賞しました。ドラマの延長らしいですが、これはこれでかなり面白かったです。出水くんの選挙演説やグレーゾーンの必要性など、常日頃から自分が感じていることを随分と代弁してくれたので、映画の出来そのものより、原作者の主張に9点です!正論を振りかざす女性教師、あれが現代社会の象徴であり、その正論が生み出す弊害によって窮屈な思いを強いられる人々、たくさんいますよね。規制やルールでがんじがらめの社会って、一見、社会生活や文化水準が向上しているように感じますが、実は鎌を持って暴れる男=歪みから生まれる毒の塊の温床そのものなんだと思います。また、鈴木先生のセリフの数々、最初は「ギャグか?」と思えたほどでしたが、何か問題があるたびにあれほど瞬時に的確な切り返しができるキャラ設定、とても魅力的でした。[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-29 23:02:36)

22.  セロ弾きのゴーシュ(1982) 素晴らしいですね!セリフもほぼ原作通りだし、宮澤賢治の世界観を見事に表現していると思います。チェロの演奏シーンでは、運指がかなり正確なのには驚きました。最近のアニメならともかく、あの時代にここまでこだわっていたなんてすごいです。ただ「インドの虎狩り」の曲のイメージは、自分のとは少し違っていたのが残念でした。[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-12-25 12:37:52)

23.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 最初に観た時はちょっと消化不良気味でしたが、なんとなく気になっていたのでもう一度観ると、面白さをじっくり味わうことができました!「できるヤツは何でもできるし、できないヤツは何もできない」という前ふりのセリフ、そして屋上での「デキるヤツ」が「デキないヤツ」の前で流す涙、それをつなぐ「ドラフトまでは引退しない」野球部のキャプテンのくだり、ラストの野球部の練習への話の展開がとても良かったです。[DVD(邦画)] 9点(2013-09-29 22:27:40)

24.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 じわ~っと沁みてきますねー。こんなリアルな映画、初めてかもしれません。特に樹木希林演じる母親の醜さや底意地の悪さが見え隠れするところや、夏川結衣のヨメの本音など、血のつながりのある家族とそうでない人との人間関係など、表現の仕方が素晴らしいです!そして「ちょっとだけ間に合わない」というセリフのリアリティ、すごい!としか言いようがないですね。家族、個人的には両親のことを考える、いいきっかけななったかも・・・。こういうテイストの映画を邦画で観たの初めてです。この監督の作品、以前「空気人形」を観て、そのセンスと力量に驚かされましたが、この作品はそれ以上です。[DVD(邦画)] 9点(2013-03-18 21:42:54)(良:1票)

25.  運命じゃない人 とても面白かったです!最初のうちは面白味はまったくありませんが、「このシーン、実はこういうことでした」という種明かし、しかもそれがひとつではなく、幾重にも折り重なっていたというところが素晴らしいです。ただ、全体的に漂うチープな雰囲気が残念でした。[DVD(邦画)] 9点(2012-10-21 23:08:26)

26.  アフタースクール 《ネタバレ》 とても面白かったです。一度見てすぐに2回目を見ました。最初はよくわからなかったところが「あー、なるほど!」とスッキリ。よくできた話ですねー。堺雅人、かなり笑えました。本当にホットケーキを食べていたところとか、刑事に握手を求めて無視されたり、特にうどん屋の店員に扮した女性捜査員に「オレ、カッコよくないですか?」「・・・いえ、特に。」のシーンは大爆笑!南極料理人の堺雅人を見て興味を持ち、この作品で彼のファンになりました。[CS・衛星(邦画)] 9点(2012-10-15 12:28:24)

27.  空気人形 《ネタバレ》 心を持った空気人形の喜び、哀しみ、そしてラストシーン・・・。カメラワークも素晴らしく、素敵な映像でした。主演のペ・ドゥナ、これまで名前も聞いたことがなく、この作品で初めて見ましたが、抜群にいいですね!空気人形が心を持ったという設定、取扱いを間違えれば、ただの「世にも奇妙な物語」になってしまうところですが、最初から最後まで、そんな心配は一切ありませんでした。ヘタな現実感を排除して、独特の雰囲気を作り上げていました。素晴らしい作品だと思います。[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-09-23 23:43:41)

28.  北の国から '87初恋<TVM> 《ネタバレ》 シリーズの中で、やはり本作が最高ですね。れいちゃんのかわいらしさ、尾崎のI love you、泥のついた一万円札など、最初から最後まで、すべてのシーンがみどころです![地上波(邦画)] 9点(2011-08-31 00:50:59)(良:1票)

29.  サマーウォーズ 夏休みの夜、子供と一緒に観たい映画ナンバーワンですね!日本の田舎の風景とハイテク空間が違和感なく溶け合っていて、最後まで楽しめました。少年少女って、夏休みを迎えるたびに、ひとつ大人になっていくんですよね。すっかり忘れていたそういう感覚を、この映画が思い出させてくれました。これ、DVDやスカパーなど、ノーカット・ノーCMで観れば問題ないのですが、以前、民放で放送された時は、クライマックスに何度もCMが入り、テンポ感が失われてしまい、興醒めして台無しでした。[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-30 15:42:27)

30.  南極料理人 《ネタバレ》 最初は、変わり映えのしない日常を延々と見させられるのか・・・と不安になりましたが、飽きることなく最後まで楽しめました。 実際は過酷であろう南極での任務を、「家族」をコンセプトに、ほんわかとゆる~い、家族みんなで楽しめる内容に仕上げてくれました。 胃がもたれそうなから揚げを食べて、奥さんのから揚げ=家族での生活を思い出し、泣いてしまうシーン、すごく気持ちわかります! そしてラストの、てり焼きバーガーを食べて「うまっ!」、いいですね! 南極で、伊勢えびやカニやステーキなど、いろいろ美味しいものを食べてきたけど、そんなものより家族みんなで食べるジャンクなハンバーガーの方が何倍も美味しい!ということを、わかりやすく表現してくれました。 また「ペンギン、南極にはいないのに、でも千葉のレジャーランドにはおるんかいっ!」とツッコミを入れたくなるユーモア、自分の笑いのツボにハマっちゃいました! 他にも、伊勢えびのエビフライのアップ、何度観ても大爆笑で、一番好きなシーンです。[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-21 23:37:06)《改行有》

31.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 これはかなり良い出来ですね。特に脚本が素晴らしく、心地よいテンポ感が生まれていました。背景の絵も素晴らしくて、夏の陽のコントラストなど、「夏休みに観たい映画」という雰囲気たっぷりでした。声優も、うまくはありませんでしたが、逆にそれがこの作品の味になっていたと思います。[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-19 11:13:38)

32.  天空の城ラピュタ 作品の出来の良さは、今さらくどくどと書く必要もありませんね。ここではあまり書かれていませんが、初井言栄が良かったです!ヒッチコックの「裏窓」でも吹き替えをやっていたし、初井さん、声優としてもかなり実力が高いのでは?[地上波(邦画)] 9点(2011-07-11 01:27:00)

33.  Love Letter(1995) むだなシーンがまったくなく、セリフや音楽とともに、とてもていねいに作られているように感じました。岩井監督の映画の中で、一番好きな作品です。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-10 00:48:51)

34.  スモーク(1995) いろんな理屈は抜きにして、見終わったあとに「あー、いい話だったなあ」と、幸せな気分になれる映画でした。年に一度くらい見たくなるので、めったに買うことがないセルDVD、購入しました。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-02 23:15:32)

35.  天国と地獄 《ネタバレ》 テンポ感があり、飽きさせる部分がほとんどなかっただけに、麻薬を買うシーン・黄金町のシーンはもったいないですね。あれさえなければ10点でしたが。 三船敏郎、さすがです! 菅井きんは、昔からおばさんだったんですねぇ。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-07-02 22:48:06)《改行有》

36.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 終わった瞬間、思わず「おぉー!」と唸ってしまいました。滅びの美学をコンセプトにした哀しくも美しい一級品の恋愛映画で、「昔の特撮モノ=子どもだましのしょぼい映画」という偏見を根底から覆してくれました。 ガス人間になってしまった水野が、藤千代の表現する美に魅かれ、藤千代自身にも魅かれ、そんな彼の一途な思いに命をかけて応える藤千代のすさまじい生き様。とても深い人間ドラマでありながら、不思議と重苦しさは感じられません。そしてラストのインパクトある締めくくり方! この独特のクオリティーは、現代の感覚や技術だけでは決してマネすることができない、当時の空気感・時代性からしか生み出せないような気がします。 また、舞台に立つ人間にとって、自分の芸に惚れ込んでくれる人というのは、自分自身を愛してくれる人以上に大切に思えることがあります。一流の舞台人を輝かせ続けたいという理由から犯罪を繰り返す水野の思いは、最後まで彼女と運命を共にした爺やの気持ちに通じるものがあり、舞台に生きる人なら少なからず理解・共感できると思います(踊りの家元という設定はそこまで狙ったわけではないと思いますが)。 自分が知っている八千草薫は「やさしい感じの上品なおばさん」というイメージでしたが、若い頃は、あんな目力のある凛とした女性(を演じることができる役者)だったことに驚きでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-12 21:04:00)(良:1票) 《改行有》

37.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 カッコつけたがりの多襄丸タイプ、プライドだけは人一倍の侍タイプ、女としてのイメージと自分の都合が大事な侍の妻タイプなど、現代にも、似たような人たちがたくさんいますよね(笑) 人間って、社会や時代背景によって考え方や価値観が変わったりしますが、本質は昔も今も大差ないってことですね。 死体が発見され、殺したのは誰かを明らかにする取調べシーンでは、3人(死んだ人も含めて)とも証言がバラバラ。「自分がやったのではない!」ではなくて、みんな「自分がやった!」と言い張ります。何のために・・・? それがこの映画の主題である「人の心が信じられなくなる恐ろしい話」なんですね。 その救いの意味を持たせようとする、ラストの捨て子をめぐる三人のやりとりは蛇足のような気がしましたが、小説の面白さを映画的な面白さへと変換させた脚本は素晴らしいと思います。 始まってすぐ、内容もまだよくわからない段階で、いきなり音楽にやられちゃいました! 木こりが森にたきぎを切りに行くシーンで、ボレロ・羅生門バージョンですかー!(笑) 個人的には、これだけでこの映画に満点を差し上げたい気分でした♪ モノクロ映画だから、という理由なのか、森の中の光のコントラスト、かなり意識して作った感じですね。これも黒澤監督のこだわりなんでしょうね。 また、三船敏郎といえば、多襄丸のような「豪傑!」タイプのイメージがありますが、この映画の終盤、女にタンカを切られてツバかけられて「トホホホ・・・」という表情、これは最高でした! この作品を含めて、昔の日本って、かなりの映画先進国だったのでは? 今の時代からは決して生まれてこないような、骨太の作品がたくさんあるように思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-10-03 22:08:15)《改行有》

38.  ルート225 《ネタバレ》 ラストシーンが「帰れない」ので、あれっ?と思いましたが、だとしたらいろいろな解釈ができると思います。「まぁいろいろあったけど、姉弟の絆も深まって、元の世界に戻ってめでたしめでたし・・・」では、あまりにも普通過ぎますよね。なぜ結末が、元の世界に帰れないというすっきりしない設定なのか。そして、弟の「ひとりじゃなく僕たち2人一緒にこの世界に来たのは、絶対何か理由があるはず」というセリフが、この映画を読み解く鍵なのでは?  エリ子ひとりではなく「エリ子と弟の2人」にとって、AとA´との世界の大きな違いは「両親に会えない」ということ。つまり、元の世界に帰れないのは、もしかしたら「両親が突然死んでしまって、もう会えない」という現実を、「パラレルワールドに迷い込んで両親に会えなくなった」という空想の世界に置き換えて表現しているのでは? だとしたら、「2人一緒にこの世界に来た意味」や「帰れない=もう両親に会えない」につながるなーと思いました。 この話そのものがメタファーなのかもしれませんね。 そろそろ親離れする微妙な年齢である15歳。最初は、クールでいること・カッコつけることが大人・・・という、あの年頃特有の背伸びの仕方で、弟にも途中「カッコつけてるんじゃないよ!」とキレられますが、最後の電話では両親への思いを泣きながら素直に母に伝える・・・。そして弟も、いじめられていた八百屋の息子に全力でぶつかっていく勇気・・・。 素直な心と、困難に立ち向かっていく勇気があれば、ラストの、東京駅で別れる2人のように、どんなに辛い状況でも、笑って一歩前に進んでいける・・・的なメッセージが込められていたのかもしれません。 最後の電話も、ほんとにもう帰れなかったからこそ、観終わったあと、あのシーンが一層感動的に感じられるんですよねー。 タイトルも「エリ子、15歳!」などではなく(笑)、15の二乗というのは、人間って、今の自分(15歳)に明日の新しい自分(15歳)が掛け合わさることで成長していく・・・というようなこと・・・かな? ルート225=国道225号線、テレビのニュースの悪徳こけし業者やソーセージ=15歳の“性”長とか、隠喩的にも見えますが、自分には、あれは単なる「小ネタ」のように思えました(笑)[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-05 20:21:03)《改行有》

39.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 《ネタバレ》 最近、アニメ版が公開されたためか、CSで何度も放送していたので、ひさしぶりに見直しました。初めて観た時の、心の奥の方にしまってあった、忘れかけてた大事なものがキラキラと蘇ってくる感覚、それがまったく変わっていなくて、むしろ歳を重ねた分、輝きの質が増したように思えました。特にあの音楽、流れる旋律も、挿入するタイミングも、バツグンのセンスですね! 思春期に差し掛かった子供時代、夏休み、女子・・・。この3つが合わさった思い出のある人(特に男性)には、たまらない作品ですよね^^ 「もしもプールで足をぶつけなかったら」というifの部分を変に強調することもなく、シンプル&ストレートに表現しているからこそ、響いてくるものがあるんでしょう。ウケそうな材料を何でもかんでもブチこんでこねくり回したような、ごった煮ドラマを作っている人に見習ってほしいです。 ひさしぶりに見直して、今回新たに自分のツボにハマったシーンがありました。 夕方の安曇医院の待合室、夕陽が射して他に患者もいなくて静かな感じ、「あー、子供の頃の夏の夕方って、こういう印象だったわー」と、何ともいえない懐かしさを覚えました。 子供の時、夏って、朝も昼も夜もワクワク感に満ちあふれていた印象で大好きでしたが、唯一、夕陽が沈みかけるあの時間帯の、まるで一瞬時間が止まったような、世の中のすべての音が遠くでかすかに鳴ってるような、妙な物悲しいムードが嫌いでした。 しかし最近、夏の夕方にそういうことを感じなくなったせいか、夕方の安曇医院の雰囲気、とても懐かしく感じました♪ このイメージを崩されたくないので、アニメ版はきっと観ないと思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-07-23 00:22:46)(良:1票) 《改行有》

40.  夢売るふたり 《ネタバレ》 う~ん、これは何とも難しい作品でした。前半は、だまされた女たちがカウンターにずらりと並んだり、電車内で「仕事」をしている貴也の様子を里子が新聞越しにチェックしたり、里子がだましのシナリオを書いて次々と渡したりと、コメディタッチのシーンも多かったですが、後半からどんどんシリアスな展開で、ズド~ンと重い空気に包まれます。 鑑賞ポイントは、やはり里子の心理描写だと思います。最初は、店が火事で焼けても前向きにバイト、貴也の浮気をきっかけに詐欺を思いつき、重量挙げ選手に関わったあたりから心境が変化する貴也に対する感情、そして最後は本気で他の女を好きになった貴也が刑務所に・・・そしてラスト。最後、里子が見たのはやはり出所した貴也でしょう。そしてラストのあの表情が、貴也に対する感情の終着駅、というように感じました。 途中、ドブネズミやカモメなど、心理を象徴するメタファー的なカットも多く、特に、里子の自慰や生理ナプキンシーンは、子供と仲良くなった貴也に対する憎悪へとつながる前フリだったように感じます。夫婦だけど子供がいないという女性の深層心理・・・。貴也が単に他の女を「本気で好きになってしまっただけ」なら、最後のあの表情にはつながらないでしょう。もし自分の解釈通りだとしたら、女性監督にしか表現できない、ものすごい心理描写ですよね。 また、すべてのシーンにおいて、ただきれいなだけの映像美ではなく、「映画として、このシーンを表現するのに最も適したカメラアングル・光・色」にこだわり、手抜きシーンなどは1カットもなく(それが当たり前ですが)、これぞまさにプロの仕事ですね。 2時間ドラマのような「ハッキリとわかりやすいストーリーと意外性のあるサスペンス」を求める人には、まったく向かない内容なのでご注意ください。 (ストーリーとはまったく関係ありませんが、山下敦弘監督がチョイ役で出ていて、思わず笑ってしまいました)[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-05-25 22:20:25)(良:1票) 《改行有》

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