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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  淑女は何を忘れたか 《ネタバレ》 小津安二郎の演出法が確立した金字塔。ルビッチの影響を強く受けたたのしい作品です。前作「一人息子」にはなかった台詞のリズム感と面白さが際立ち、風刺も効いています。ビンタ一発で仲直りってそりゃないよ、とは思いますが、小津には珍しいエロチックなエンディングは小津流ソフィスティケイテッドコメディと呼ぶにふさわしい。サイレント期の小津はスラップスティック風、トーキー期の小津はソフィスティケイテッドコメディ風、ルビッチ風なのです。[DVD(邦画)] 8点(2016-12-13 00:10:12)

22.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 傑作。子供向けアニメとして無視していい部分(タイムスリップの描写など)は徹底的に無視して、映画を見る上で欠かせない細部(戦闘形式など)はみっちり調べて完璧に表現するという姿勢に乾杯!これがこの映画の魅力を何倍にも増幅させていると思う。[インターネット(字幕)] 8点(2016-05-31 00:56:30)

23.  青春の殺人者 《ネタバレ》 汚いものを徹底的に汚く描いているというだけでも評価したい。市原悦子きたねーよ!死体もきたねー!水谷豊は顔だけだし、原田美枝子は体だけ。演技がうまいのは順ちゃんの両親くらいなもんだった。 それにしても、本作で描かれる狂気じみた愛は何なのだろう。順ちゃんの両親は理由もなくケイ子を敵視し、過保護にもホドがあるほど一方的な愛情=正義を振りかざして彼を束縛しようとする。ケイ子はケイ子で彼の邪魔になるようなことばかりして、彼は自分の思い通りの人生を歩むことができない。クライマックスの自殺未遂は異常なほどの愛情に包まれながら死にゆく彼の理想、本来歩むはずだった人生の自殺を表現しているのかな。トラックの荷台に乗ってどこかへ去っていく彼はもうあの街に戻ることはないだろうし、理想的な人生も歩めない。死んだも同然の心と頭で生きていくしかないとは、しかも罪から逃げながら…。恐ろしや。[DVD(吹替)] 8点(2016-04-30 03:06:35)《改行有》

24.  幕末太陽傳 フランキー堺の魅力が詰まった傑作。駄作も多い川島雄三の最高傑作にして日本映画史に残るコメディ映画だ。なによりも脚本が優れている。群像劇のお手本にするべき。いくつかの落語から話を持ってきたからか、演出もどこか落語っぽい。名人の演じる落語を聞いている時の脳内映像を映画化したらきっとこんな感じなんだろう。初期の日本映画は落語からの影響が強かったが、もう落語から教わることはないと言わんばかりのクオリティの高さ。幻のラストシーンが実現していたら伝説の一本になったに違いない。[DVD(字幕)] 8点(2016-02-25 14:32:39)(良:1票)

25.  用心棒 《ネタバレ》 時代劇だってのにピストルが登場するあたり、細かいことはどうでもいいからとにかく観客を楽しませる娯楽作をつくろうとして制作されたんだろうなあと思います。実際、とても楽しい。 桑畑三十郎は良いキャラクターですね!人間味がある。喧嘩を楽しそうに見物したり、酷い目にあった家族を逃したり。作り物なんかじゃなく、実在したのではないかと思えるほどのリアリティがあります。狂言回しで終わるはずもなく、しっかり痛めつけられるのが面白い。 また、観客と同視線で物語を見つめるという特異な役どころでもあります。半助が役人の世話をする滑稽なシーンを観客と共に観て笑い、丑寅の煙攻めを「面白そうだから」と観客とともに観て楽しむ。さらに亥之吉に見つかるかどうかというサスペンスまで、観客と共に味わうことになるわけです。実に面白い設定です。物語とともに味わった相手だからこそ、ラストの後ろ姿に威厳を感じるのかもしれません。 それにしても、物語の一番最後にサイコで滑稽なシーンを持ってくるなんて、何考えてんだろう?頭ぶっ壊れたオッサンが太鼓を叩いてると思ったら半助を…。飯屋も桶屋も三十郎も、誰も彼について触れることなく卯之助の捨て台詞に流れるなんて、何なんだ?崩壊した宿場のメタファーなのか何なのか。笑えたからいいんだけど、不思議だなあ。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-16 04:25:35)《改行有》

26.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 どいつもこいつもキチガイじゃありません。ガキです。冒頭から一貫して登場人物は子供っぽい。我妻も清弘もワガママで上司の命令など聞く耳もなく、吉成署長は出世の事しか頭に無く、我妻の同僚たちは喧嘩っ早い。頭で何も考えていないかのようです。結局、最後のセリフどおり「バカじゃない」連中だけが生き残り、あれだけの事件があっても街や組織は変わらない。最後にクローズアップされた女性のように、なにもしないのが一番利口だとでも言いたいような映画です。雰囲気が重く、中盤からは常に緊張感を伴うシーンが続くのに、ビートたけしは観客を笑わせにくる。アドリブセンスの良さが光っています。我妻の妹が輪姦されてるのに画面の奥ではゲイと短気な男の喧嘩が始まったり、全く必要のないシーンを混ぜてくる。この辺りの緩急はさすが天才芸人だなといった感じです。北野映画の中で一番好き。[DVD(邦画)] 8点(2015-05-14 02:47:34)

27.  TOKYO TRIBE 《ネタバレ》 こんなアホ映画は久々に見た。全編にわたって「やりすぎ」な映画です。 演技は過剰、セリフはラップ、美術はクーロン城、必要以上のエロス、ギャグみたいなキャスティング。それぞれを竹内力、染谷将太、ブクロ、清野菜名の白パンチラ、練マザファッカーが体現しています。練マザファッカーが練マザファッカーとして登場したのには腹抱えて笑いました。D.O.の語尾が「メーン」だったら笑い死にしていたかもしれません。紹介シーンの鈴木亮平の怖そうでマヌケなナレーションもツボでしたね。ムダにいい出来なアクションも良い!清野菜名は素晴らしいです。おっぱい見せてくれるし。アクション女優として活躍を期待したいですね。 ヒップホップミュージカルというテーマからして、ネタ映画かカルト映画のどちらかにしかなり得ないと思うんですが、本作はカルト映画として語り継がれていきそうな予感がします。竹内力が「死んでしまうのでは」と恐怖してしまうほどのテンションで演技し、でんでんが神様役で、しょこたんがブルース・リーのモノマネをしながらミキサーにかけられ、鈴木亮平が「ちんこ」を連発する映画……。どう考えてもネタ映画じゃねーか!でも、無性に面白くて楽しいんです。バカバカしいことをマジメにやる面白さがあります。ひょっとして平成の『鴛鴦歌合戦』なんじゃないか?と思います。 惜しむらくは、吉祥寺バウスシアターが閉館してしまったことです。本作の爆音上映会はさぞ盛り上がることだろうに……。[映画館(邦画)] 8点(2014-09-11 18:44:13)《改行有》

28.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 びっくりした。面白くてびっくりした。アリエッティであれだけ小さい話を作っていた人とは思えないほど面白かった。序盤から「俺は伏線だぞー!」と自己主張の強いあれこれが出てきて心配だったんですが、話が進むにつれてどんどん良くなっていく。昔話で伏線をガッツリ回収し過ぎだとは思ったけど、それでも取り残し具合が良い。オチがまた良くて…。いろいろとミスリードさせてくれる箇所があったのも高ポイント。勝手に深読みしてただけかもしれないけど。 気になったのは、風立ちぬに出てきたもの(平野を走る列車とか、絵を描く女性、サナトリウム、棒読みの声優)が出てきたこと。ひょっとして、またジブリスタッフを主人公にした話なのかと思った。米林監督が宮﨑駿を意識しまくってるのはよく伝わってきましたね。ポスト宮﨑駿は米林監督が一歩リードしたかなと思うくらい良かったです。これまでに見てきた映画の中で、一番得した気分。[映画館(邦画)] 8点(2014-07-26 00:16:46)《改行有》

29.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 この映画はプロレスです。プロレスなんです。人気レスラーは終盤までなかなか必殺技を繰り出さず、観客をじらします。焦らして焦らしてもう我慢の限界だ!というところでドーンと試合を決めると言った感じ。ゴジラは中盤まで出てきません。代わりに足の長いゴキブリみたいな怪獣(ギャオスじゃなくね?)が登場し、各地で暴れ回ります。おいゴジラはまだかよ!いい加減にしろ!と観客の誰もが感じ始めたところでゴジラ登場!お馴染みの声で吠えます。でも、ゴジラが登場しても格闘シーンが変則です。ゴジラが戦っている映像をテレビや映像で見せられ、再びゴジラはいなくなってしまいます。また別の話が始まるので、ストレスが溜まってきます。ストレスが爆発寸前のところで再びゴジラ登場。今度は大迫力の格闘シーンを見せてくれます。でも、放射熱線はなかなか撃たない。まだかよいい加減にしろ!と思っていると、画面に青い光が…!これ、どっからどう見てもプロレスの盛り上げ方だろ!でもそれが素敵!怪獣映画は大体プロレスになるけど、ここまで迫力のある映像でプロレスされたら敵わん!というわけで高得点です。下手くそなストーリーテリングだとは思わなかったなぁ。怪獣たちの恐怖感はゴジラが画面に映っていない間も伝わってきたし。片言の日本語や、どう考えてもアフレコしてるとしか思えない日本語が頻発する前半はそれだけで楽しかった。心のなかで楽しみながらツッコミを入れまくってました。怖くて笑っちゃうレベルの映像もありましたし、満足ですよ。ミサイルでぶっ倒れるゴジラじゃなくてよかった。 ■格闘シーンが暗いのは、ハリウッドの流行りなんですかね。パシフィック・リムもそうだったし…。[映画館(字幕)] 8点(2014-07-25 15:55:16)(良:1票)

30.  この空の花 長岡花火物語 《ネタバレ》 僕もこの映画が初めての大林宣彦映画でした。衝撃を受けましたね。役者がことごとく棒読みというか、ハキハキ喋ることを考えすぎて演技が下手になっているのか?と思うような演出、謎のテロップ、謎の一輪車少女、たまのランニングが山下清役で出演……。なんじゃこりゃあ。映画か?と思いながら見ていると、なぜか「大団円」(映画を見た人ならわかる、かなりびっくりするテロップ)で大号泣してしまうという。謎の体験でしたねえ…。2年前に見た映画ですけど、ほとんどのシーンを覚えています。クライマックスの謎デジタル処理とか、「さようなら~」とか、混乱必至です。あまりの衝撃に他の大林映画を見るきに慣れないまま。この映画のことは多分死ぬまで覚えていると思います。反戦映画としては正直いってどうかなぁと思いますけど。[映画館(邦画)] 8点(2014-07-24 10:05:47)

31.  盲獣 《ネタバレ》 やや、びっくりしました。江戸川乱歩の原作は未読ですが、おそらくエログロな話なんだろうなぁ、と思っていたのですが、違いましたね。これは怪獣映画だ!母を殺された道夫は怪獣と化し、アキに欲望の限り襲いかかります。しかし、怪獣になったのは道夫だけではなく。道夫に感化されたアキまで怪獣になり、終盤は阿鼻叫喚のSM劇場が開演されます。船越英二の顔がめっちゃ怖い(盲目だから焦点があってないというだけでも恐ろしいのに)上に、緑魔子の鋭い目つきと悲鳴がヤバい。怖い。終盤からの怒涛の狂いっぷりで忘れてしまいそうだけど、道夫のアトリエは考えられないほど怖い。道夫の母の過保護っぷりも怖いし、若さに嫉妬する心も怖い。音楽も怖い。なにこれ、エロコワイ…。[DVD(邦画)] 8点(2014-07-20 19:36:16)

32.  兵隊やくざ 《ネタバレ》 痛快で面白いんだけど、旧日本軍の理不尽さ、敗戦の理由などを存分に味わわせてもらいました。あんなところにいたら、普通じゃいられないよなぁ…。元々普通じゃなかった大宮は、自分を曲げることなく有田上等兵に付き従い、ついには脱獄までやり遂げてしまったのだ!いやぁ、痛快。ヤクザの勝新と軍隊・体育会系大嫌いの田村がいいコンビになるというのも良いですね。増村保造の見どころは派手な省略だと思っているのですが、本作では主人公はあくまで有田上等兵なので、大宮が呼び出しを食らったり、罠にはまろうとしているシーンを写していません。大宮に感情移入させることなく、あくまで客観的に物語を見守らせる手法は素晴らしい。おかげで、楽しめました。[DVD(邦画)] 8点(2014-07-20 15:36:07)

33.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 若者が好きな映画でしょう。なんで学生1000円キャンペーンが理解できないのかが理解できませんね!ポップなセックスアンドバイオレンスが、魅力的な俳優陣で見事に表現されています。中島監督の会心の一作だと思いますよ。下妻物語以来の見てて楽しい映画でした。若手女優陣が素晴らしい演技をしていました。主役の新人・小松菜奈は、ドコモのコマーシャルで見せた演技の嫌な感じを最大限に受け継いだ演技で映画を引っ張りました。既に人気女優になっている橋本愛と二階堂ふみは脇役としてしっかりと仕事をしてましたね。せっかくこの二人が出るんだから、積極的な絡みが欲しかったですね!役所広司も妻夫木もオダギリジョーも見せ場があっていい感じでした。こんな感じの映画をもっとたくさん見たいです。中島監督のカットバックを多用するポップな演出も見事に決まっていました。 ただ、良かったのは途中まで。妻夫木が轢かれるまで(笑)種明かしがつまらん!最低ですよ。長いし。どうでもいい。惜しいですが、見て損はないです。学生は今すぐ劇場に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2014-07-05 14:59:18)《改行有》

34.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 青春映画では一番好き。5本の指に入るほど好きなシーンがあります。ペ・ドゥナの妄想MCです。このシーンを見て心を持って行かれない人がいるのでしょうか?おそらくこれまでの人生でほとんど目立つことがなかった女の子が、誰も居ない体育館で妄想をぶちまけるんです。たまらんですよ。青春の匂いがプンプン漂ってきて、一瞬だけ拒否反応を起こしてしまうんですが、妄想MCが終わる頃にはトリップ状態です。たまらんですね。この映画のもうひとついいところは、主要メンバーがそれほど仲良くならないこと。後日談ですが、ペ・ドゥナが韓国へ帰る時、見送りに来たのは香椎由宇だけだったとか。これはあくまで映画の後日談ですよ。そのくらいの距離感の4人が頑張ってるというのが、青春っぽくていいじゃないですか。[DVD(邦画)] 8点(2014-06-22 04:34:33)(良:2票)

35.  ゆきゆきて、神軍 《ネタバレ》 無知は恐ろしいですね。私はニューギニアでの戦闘が終戦直前まで続いていたことを知りませんでしたし、兵士が人肉を食っていたことも、人肉を豚肉扱いしていたことも知りませんでした。戦場はまさに地獄絵図です。 そこから行きて生還した奥崎謙三という怪物が、戦争犯罪を明らかにするという名目のもと大暴れする姿を見て、ちょっと興奮してしまいました。これは怪獣映画です。人間のエゴを目の前にした怪物が、怒りのあまり暴力に走る姿は恐怖すると共に燃えますよ。普通に生活していれば、ジジイがジジイをマウントポジションで殴りまくったり、病人のジジイを蹴っ飛ばすような光景は目にしませんから。なんだかゴジラを見ているようでしたよ。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 23:37:14)《改行有》

36.   《ネタバレ》 傍若無人なマスコミの態度、何でもありのクソ警察官。彼らと荒木氏の誠実な態度を比較して見てしまうと、オウム真理教事件を知らない世代の私は「オウムってそんなに悪くないのでは…暴走していたのはトップ連中なんだから、一信者はかわいそうじゃないか」と思ってしまいました。私がこのような感想を持つことに衝撃をうける方もいらっしゃるでしょうね。ちょっと前までは、尊師マーチくらいしかオウムについて知りませんでした。 ある意味、私のような立場の人間こそこの映画を楽しめるのではないかと思います。単純に映像だけを見れば「マスコミ・警察」は悪として、「オウム広報」は善として描かれていますよね。荒木氏の虫も殺さないような表情(実際殺せない)と小競り合いを繰り返すマスコミ、自作自演で信者を逮捕する警察。これはどう見ても悪です。しかし、一般市民にとってはオウム真理教こそが悪ですし、当時であれば何よりもオウムを憎んでいる人だらけだったことでしょう。街頭でオウムに講義するおばちゃんは行動しただけで、みんなあのようなことを思っていたのではないでしょうか?ただでさえ前代未聞の凶悪犯罪を、デタラメな取材と態度を見せるマスコミが作った番組で知るのですから。このような構図を客観的に見ることが出来るのは、オウムを知らない世代のみです。 鑑賞後は脱力してしまいました。松本サリン事件の時もこんな感じだったんだろうなあと思うと、ゲンナリします。この映画の中で、まともな人物として登場するのは被害者の会代表のおじさんだけなのではないか?と思うとさらにゲンナリですね。久々にガツーンと来る映画でした。素晴らしいです。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-14 23:30:05)《改行有》

37.  仁義なき戦い 代理戦争 実に素晴らしい群像劇でした。シリーズ最高傑作に違いないでしょう。ギスギスしたヤクザの仲が今にも弾けそうな寸前であきちこ跳ねまわって、最後の最後に破裂する寸前で終わりました。面白すぎる!次作への期待感が高まると同時に、ちょっとかわいそうな気がしますね。こんなにおもしろい作品を超えなければいけないプレッシャーは大きかったでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2013-10-02 20:20:03)

38.  東京物語 《ネタバレ》 壮絶な映画でした。わざわざ田舎から出てきたのに迷惑がられる両親には共感せざるを得ません。家族ではなくても、友人関係や社会との関わりで二人と同じ気持を味わうことはあると思います。その二人に親切に振る舞い続ける唯一の存在である紀子さんには、強い思い入れがどうしても出来てしまいます。その中でのクライマックスには激しく心を揺さぶられました。隠してきた本心を告白する紀子と、それを受け入れた上で彼女の未来を心配し激励する父・周平。やられました。僕のような人生経験の少ない若輩者でもこうなのですから、今後人生経験を積んでいく中で、この映画を見るたびに心に響くところが変わっていくのではないかと思います。これぞ映画。[DVD(邦画)] 8点(2013-09-05 01:26:39)(良:1票)

39.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》 最近の邦画はつまらん!と邦画を舐めきっていた僕に致死レベルの活を入れてくれた映画です。でんでんがここまですごい演技ができる俳優だとは知らなかったし、黒沢あすかの肩幅があんなに広いなんてことも知らなかった。園子温のフィルモグラフィーの中でも最も娯楽性と園子温性のバランスが良い映画だと思います。園子温入門映画としてまずこれを見てから、他の映画を見るといいんじゃないだろうか。[DVD(邦画)] 8点(2013-08-05 23:47:09)

40.  東京ゴッドファーザーズ 念願かなってようやく見ることができましたが、本当に面白かった。ご都合主義的展開を心底嫌悪している人は受け付けないストーリーでしょうが、ご都合主義を納得させるプロットはお見事。鑑賞後、多幸感に包まれました。[DVD(邦画)] 8点(2013-08-02 14:39:48)

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