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プロフィール
コメント数 497
性別 女性
ホームページ http://kuroneco.livedoor.biz/
年齢 59歳

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  青葉城の鬼 伊達藩のお家騒動を描いた時代劇。このお家騒動、実は外様大名の取り潰しを画策する幕府がウラで糸を引いていて、欲と名誉が複雑に絡みさまざまな陰謀が渦巻く話。とにかく美術が美しいんだなぁ。三隅研次のこだわりが感じられます。長谷川一夫はさすがに存在感あるんだけどちょっとオヤジ臭いって言うか、少なくとも入浴シーンは勘弁して欲しかったです。あと、見終わってみればそうでもないのですがちょっとエピソードが整理されてないので、途中で人間関係が混乱してしまいました。全体的には歌舞伎風の大仰さがあって私は結構好きですね。7点(2004-10-08 13:08:09)

42.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 噂通りセンスあるなぁと思いました。人間模様の中心である壺に対する重心の置き方とか、フリがあってオチがある会話の成り立ち方とか面白いです。あとなんと言っても大河内傳次郎がスゴイ!なんて表情豊かなんだ!片目でモノを見る仕草には息が止まるし、立ち回りや刀を抜く仕草にはドキドキワクワクします。ただ、ひとつひとつのシーンは印象的なんですが、全体の流れは少ししんどかったです。正直なところ。例えば小津安二郎の「生れてはみたけれど(1932)」は現代の感覚で見ても素直に面白いし笑えるしホロっとさせるけど、それに比べるとお勉強してるような気分で見てしまった自分もいました。7点(2004-09-08 14:25:00)

43.  眠狂四郎 多情剣 シリーズ第7作。第4作で狂四郎にコテンパにやられた将軍家の娘菊姫が、あの手この手で狂四郎を襲う。相変わらず女性の色仕掛けが満載で、狂四郎が色男ぶりを披露することには変わりないのだが、菊姫が狂四郎に対して抱く屈折してねじ曲がった狂おしい程の愛情の哀れさ。それを化け物とののしる狂四郎の目の奥にもしかし彼女と似通った狂気と屈折と暗さがあるのだ。そして、たまたま助けることになった少女「はる」に対して見せる優しさと憧憬。監督の井上昭が手がけたのはシリーズ中では今作だけだが、個人的にこの「多情剣」は好き嫌いは別として私のイメージするところの眠狂四郎に一番近い気がする。7点(2004-07-21 16:22:24)

44.  眠狂四郎 円月斬り シリーズ第3作。今回の相手は次期将軍の座を狙って陰謀を巡らす将軍の庶子片桐高之。こいつは刀マニアで、集めた刀でボロ橋の下に住む貧しい人々を試し斬りする悪党。その現場に居合わせたのが、何やらいつもトラブルを探して江戸の町をウロついている(としか思えない)狂四郎と言うワケ。今回私が一番好きなセリフは高之とその取り巻きに狂四郎が呼び出さるシーン。取り巻きが思わず刀に手をかけた時の狂四郎の静かなひとこと「・・・・やるのか」。いや~ん、カッコイイ!(え?どこがって?見りゃわかりますがな)。ラストは炎上する橋の上での立ち回り。ハリウッドの派手な映像と比べればそりゃショボイかもしれないけど、この作り物っぽさが私は好き。別にリアルである必要は無いんだもの。ところでこの映画の惹句がすごい。「女も頂く、命も貰う!愛を知らず、冴えて冷酷、円月殺法!」ときた。レイプ魔狂四郎、あんたも人でなしだよ。この話で一番カッコイイのは狂四郎がレイプした片桐の婚約者小波じゃん。覚悟を決めた女ほど恐ろしいものはないのだ。7点(2004-05-24 13:50:34)(良:1票)

45.  大殺陣 雄呂血 阪妻版を残念ながら見ていないですけど、雷蔵ファンでサイレントのチャンバラ映画を殆ど見たことない私は、最初雷蔵の初期作品なのかと思いました。彼の顔付きもちょっと違うしチャンバラシーンが昔っぽかったので。版妻版がどんな感じだったか想像つくような気がします。いやそれにしてもクライマックスの千人斬り?(1万人斬り?)は見応えありますねぇ。食べても食べてももやしが減らない味噌ラーメンみたいでしたよ。雷蔵ってこういう影のあるナイーブな男の役が凄く似合うんだけど、一方で「弁天小僧(58)」の爽やかな色男、「影を斬る(63)」の飄々とした色男も違和感無く演じてしまう。実に不思議な俳優です。7点(2004-05-11 11:58:02)(笑:2票)

46.  越前竹人形 名竹細工師と唱われた父の死後、同じく竹細工師である息子喜助のもとへ訪れた美しい女性は、父が贔屓にしていた遊女玉枝だった・・。喜助と玉枝の悲劇を描いた本作は水上勉の同名小説の映画化。原作は読んでいないのだが、テーマは運命の残酷さ?或いは「性」と言うものの業の深さか?しかし私はこの映画がなんだか怪談みたいに思えて、ひどく恐ろしかった。宮川一夫が撮った白黒映画では白い部分の質感にいつもハッとさせられるのだが、のっけから真っ白の雪景色である。もうクラクラだ。その美しすぎる映像がどこか幽玄な世界を作り出していて、特に鴈治郎演じる船頭なんて、まるで三途の川の渡し(そんなものがいるのかどうか知らないが)みたいに見えた。多分そんな映画では無いと思う。私の勝手な思いこみだ。しかしよほど印象に残ったのかその夜恐ろしい夢を見た。夢の中で私は子供を産むのだが、その子は頭と身体が別々に私の中から産まれてきたのだった。7点(2004-03-02 15:15:27)(良:2票)

47.  弁天小僧 河竹黙阿弥の作で五幕八場の世話物「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」、通称「弁天小僧」を題材に更なるエンターテイメント性を加えた軽快で楽しい作品。女装でもろ肌脱いで入れ墨を見せ、啖呵をきるあたりは歌舞伎そのままに粋な演出。江戸っ子の中の江戸っ子を演じるには上方役者の雷蔵は何処かはんなりしているが、そこはお愛嬌で【STING大好き】さんおっしゃる通り雷蔵の魅力が満載だ。押し寄せる御用提灯と屋根瓦の上での大捕物にはワクワク。時代劇の醍醐味を存分に味わえる。7点(2004-02-16 12:23:26)(良:3票)

48.  ある殺し屋 普段は小料理屋の主人、しかし本職は藤枝梅安の如く針1本で仕事するプロの殺し屋「塩沢」を市川雷蔵が言葉少なに演じる。ひょんな事から塩沢の店に居座る事になったあばずれ(野川由美子)とヤクザの下っ端(成田三樹夫)が結託、塩沢を取り込んで組の麻薬を横取りしようとする。正直このへんの流れは「殺しのプロにしちゃ甘いんじゃないの?」と言いたくなるが、全編に漂う独特の暗さには妙に惹かれる。塩沢は戦時中飛行機乗りとして従軍していたようで、部屋には仲間二人と肩を組んだパイロット姿の写真がポツンと飾ってある。常に淡々としている塩沢だが飛行機の音だけには微妙に反応し、「仲間はみんな死んでいった」とポツリと呟く。高度成長期真っただ中の当時、彼ら戦中派は何とも言えない空しさを感じていたのだろうか。映画を見ながらそんな事を考えた。7点(2004-02-03 15:44:36)(良:1票)

49.  火垂るの墓(1988) 小学生の頃第二次世界大戦中の日本の子供を主人公にした物語を結構読んだ。特に「原爆の日」があり「終戦記念日」がある夏休みとその思い出が重なる。それらの本には勿論「戦争は悲惨だ」とか「二度と起きてはいけない」とかそんなメッセージがあったのだろうけど、幼い私は純粋に彼らの体験を自分のことのように感じたのだ。これがベトナムや中東を舞台にしていたなら違ったかもしれない。自分とは関係ない、TVのニュースで見る話しだと思ったろう。そう考えるとこう言った映画を作ることは重要だし、子供達にも見て感じて欲しいと思うな。7点(2004-01-13 14:24:30)(良:1票)

50.  BLOOD THE LAST VAMPIRE アニメは特に好きじゃないけどこれは凄くクールでメチャかっこよかった。視覚にかなり訴えます。もうちょっと長く見たかったけど、この短さだからビシっとしているのかも。7点(2003-12-26 11:25:24)

51.  ポーラX ポンヌフ見てガッカリしたカラックス好きはこれ見て安心したかも。原作の雰囲気でてるんじゃないスかね。7点(2003-12-24 14:58:23)

52.  ラスト サムライ 時代劇は大好きだし「滅びの美学」は積極的に好きなのだが感傷ばかりが先にたち、勝元達が何の為に戦っているのかその大儀がよく見えない。頭では分かっているのだが心情的に納得できないため合戦のシーンではイヤなもの感じてしまい、むしろ官軍兵に同情してしまった。それと、渡辺謙が好きなので見に行ったのだが確かに戦闘シーンでの彼は迫力あるけど静と動のメリハリがない(と私は感じた)。むしろ真田の方が雰囲気があり、この二人の上下関係に違和感があった。とは言え確かにハリウッドが「見えないもの」にこれだけ敬意を払った静かな映画を作ったことは驚きだし、作品に対する真摯な気持ちも伝わってくる。西南戦争を元にしているらしいが風景はどう見ても「ロード・オブ・ザ・リング」だし、まぁファンタジーとして見れば良い映画だ。アカデミー賞をとっても不思議じゃないと思う。生まれて初めてトム・クルーズがかっこいいと思えたし。それにしてもアメリカ人から「日本の伝統を大事に」などと言われるような映画を我々日本人がありがたがって見なくちゃならないとは、まったく嘆かわしいことだ。7点(2003-12-22 12:34:13)(良:1票)

53.  秋刀魚の味(1962) 他の小津作品に比べるとちょっとなんだか重苦しい。しかしトリスバーのシーンは切なくて泣ける。笠智衆はよく軍艦マーチ唄いながら帰ってこなかったなぁ。7点(2003-12-12 10:57:09)

54.  小早川家の秋 とにかく絵の綺麗さに唸った。家の中や路地や自然のなんと美しいことか。鴈治郎の旦那振りもいいね。あの雰囲気はやろうと思ってできるもんじゃないス。7点(2003-12-10 15:44:55)

55.  宗方姉妹 「新しい」と言うことは「古くならない」こと。小津の映画のようだ。7点(2003-12-10 15:36:15)

56.  忍びの者 天下統一目前の織田信長と伊賀忍者との闘いを描いた映画で、大泥棒として有名な石川五右衛門が伊賀忍者で首領に弱みを握られ、いやいや泥棒を働きつつ信長の命を狙うという設定。忍者と言うとドロンと姿を消したり、マジシャンまがいのワザを使うという印象だがこの映画では秘密工作員と言った感じで割と現代的。結構暗い話だがこの後人気シリーズとなるのよね。伊藤雄之助の不気味な演技が迫力!7点(2003-12-08 11:52:36)(良:1票)

57.  キル・ビル Vol.1(日本版) こんな風に徹底的に趣味の世界を追求した映画を作って、しかも興行的にも成功するというのは理想でしょう。細部はツッコミどころ満載で笑えたし、見た人と話して盛り上がりたい気持ちも強い。【凛さん】も下で書いておられるが、この映画の世界観て今欧米でもてはやされている「クールジャパニーズ」ってやつで、まさにアートシーンの最先端という気がした。ただ、私は個人的に昨今のこのアニメオタク的なカルチャーは好きになれないし、この映画を手放しで「面白い!」と言える程遊び心がある人間ではないので評価はビミョー。まっ、とにかく見てみてよって感じですか。ところで映画見てからダリル・ハンナが吹いていた口笛のメロディが頭から離れない。あれって何でしたっけ?7点(2003-12-08 11:04:31)

58.  乱れ雲 成瀬作品にいつも見られる、ハッとするような瞬間をあまり感じなかったかなぁと個人的には思います。旅館に救急車が来たりするのもちょっと直接的過ぎるし、ラストもらしくないような・・。見ながらついつい『乱れる』と比べてしまったので、どうなる事かと思いましたよ。ここでも加山雄三はパチンコ屋に行ってましたね(パチンコを座ってやるようになったのは何時からなんだろう?)。ただ、プロデューサーの藤本真澄が8ミリで撮影したこの作品のロケ風景を以前見たんですけど、それを思い出してなんだか切なくなりました。司葉子によると藤本は「これが最後の作品かもしれないから」と8ミリフィルムに収めたそうです。「そんな事言ったら怒られますよ。」とその時彼女は言ったらしいけど。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-22 14:31:06)(良:1票)

59.  大菩薩峠 完結篇(1961) 人助けしたり子供を可愛がったり普段は随分まともになった竜之助だけど、ひとたび剣を手にすると忽ち真っ暗闇に堕ちる業の深さよ。何度も甦ってくる玉緒もコワイ!本作は監督が森一生に変わって三隅作品より大ざっぱになった印象があります。【バカ王子】さまご指摘のようにホラー映画の趣も強まり、「『岸辺のアルバム』かよ!」なラストシーンにも軽く失笑。自ら斬り殺したお浜に対しての「男の魂を奪おうとした悪女」発言には「勝手な事を」と思ってきたケド、竜之助の言い分にも一理あるかもと最近は思う。ボブ・ディランも『くよくよするなよ』で「ぼくは心を捧げたけれど彼女はぼくの魂をほしがった」と歌っているしなぁ。女ってそう言う生き物かも。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-22 14:01:52)

60.  稲妻草紙 ストーリーはどうってこと無いのですが、テンポの良い会話のリズムとか映像の美しさは楽しめました。あと、神社の石段ってのが花道的な場になっていて、【バカ王子】様がおっしゃる通り田中絹代と阪妻の出会いや立ち回りなどのクライマックスで効果的に使われていましたね。6点(2005-01-17 13:09:20)

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