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プロフィール
コメント数 118
性別 女性
年齢 41歳
自己紹介 前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。
なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議…
簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)

<採点基準>
10  :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる

9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!

7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!

5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない

3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔

1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら

これからもよろしくお願いします!

令和2年10月10日

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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変更日付順123

41.  下妻物語 《ネタバレ》 ロリータとヤンキーまではいかなくても、そういえば私の周りの友達も みんな個性が強くて、自分とは性格や考え方が正反対の子が多かった。 恋愛ではよく正反対の者同士が惹かれ合うけど、 女同士でその仲が成立するのは確かに難しい。 きっと女は男より欲深くて自尊心の高い生き物だからかもしれない。 それでも心を通わせていくのは、お互いに『尊敬』をし合っているからだと思う。 桃子は周囲の目や言葉など気にせず、冷酷なまでに自分の世界をどこまでも貫く。 それが自分の幸せに通じる、と言うことを知っているから。 そんな桃子の「強さ」にイチゴは憧れと尊敬の念を抱いたのでしょう。 逆にイチゴは、人から虐げられる外見をしていてもポリシーとルールは持っている。 自分を変えたくて始めたことでも、すべてソレに染まる必要はないことも知っている。 そんなイチゴの「純粋」さに、桃子は戸惑いつつも『感情』を学んだのだろう。 桃子に足りなかったモノを持っていたのがイチゴ。 イチゴが欲しかったモノを持っていたのが桃子。 唯一、二人に共通していたモノは『素直さ』だったのだろう。 自分の世界を貫くのも、ストレートに感情を表現するのも、 どちらも自分に対しても他人に対しても素直でなければ出来ないことだと思う。 単純な構図だけど、人間が人間に惚れる時は、きっといつだってシンプルなんだ。 「男の友情は強く、女の友情は脆い」ってよく聞くけど、 女の友情だって捨てたモンじゃないでしょ。[DVD(字幕)] 9点(2006-08-18 10:22:50)(良:1票) 《改行有》

42.  リング(1998) 《ネタバレ》 約8年の歳月が経った今でも『貞子』の名前は多くの人の記憶に残っている。これってスゴいことです。 ホラー映画って、興行収入や制作費などの『記録』ではなく、いかに『記憶』に残るかが名作としての絶対条件だと思うのです。 8年前に初めて「リング」を見た時、私の心は恐怖と感動でいっぱいでした。 若かったからかもしれないですけど、これほどの緊張感と恐怖心で支配されたジャパニーズホラーは、その時の私には初めての経験だったのです。だからこそ、恐怖を超越してある種の感動を覚えてしてしまったのです。 で・・・でも、やっぱり貞子こえぇ~っす(泣) 鑑賞後の夜、お風呂から出てきた時に独りぼっち&部屋が真っ暗だと怖いから、パパンに起きて待っててもらったのは良い思い出です(夜中の2時)。 <2020年10月:点数を7点→8点へ修正> たまたま見る機会があり10数年ぶりに鑑賞しましたが、これは本当に名作ですね。よく出来てるなぁ…と改めて嘆息が出ました。 ジャパニーズ・ホラーの原点って、やはり「水」なのかな?と思ったりしています。 水というか、ジメジメヌメヌメした梅雨時のような、あの肌にまとわりつくようなベッタリした不快感です。汗なのか湿度なのか判らない、あの不快指数100%のようなじっとりした肌感覚です。その言い知れぬ不快感が「リング」からは常に漂っていて、見ているうちにいつの間にかしかめっ面になってしまうんですよ。 しかしこうした不快感を恐怖として変換・認識できるのも、日本という海に囲まれた島国で育った日本人特有の感覚なのかもしれません。土着信仰も大いに影響しているように思います。 かつては幽霊と言えば「お岩さん」を思い浮かべる日本人が大多数だったにもかかわらず、今日では「貞子」がその地位を取って代わり、確固たるものとしています。この作品がジャパニーズ・ホラーの代名詞として一つの文化を作り上げたのは、紛れもない事実でしょう。 ところどころに粗はあるものの、封切りから20年以上経っても色褪せない良い作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2006-08-16 10:02:53)(良:1票) 《改行有》

43.  感染 《ネタバレ》 ホラー映画の定番的な「怖がらせ演出」はたくさん散りばめられてる。 が、それだけに終わってしまっている。 数多くのジャパニーズホラーで使い古された恐怖の演出にはもう食傷気味だが、 しかし、分かっていても怖い展開、同じ手法でも騙されてしまうなど、 巧に演出するホラー映画はたくさんある。 よってこの映画は単に見せ方が下手なだけだろう。 「これはどんな前フリなんだろう…」と過剰に期待させるシーンがいくつもあるのに、 どれも放置したまま中途半端にスルーして終わり。 オチが左程悪くなかっただけに、それまでの引っ張りをもう少し捻って欲しかったが、 冗長で稚拙な内容は、恐怖感を煽りたい気持ちが強すぎたための当然の結果と言える。 役者陣は芸達者の方々ばかりなのに勿体無い。 ただ、本当にこんな病院があったらイヤです。 絶対行きたくないです。[DVD(字幕)] 4点(2006-07-27 10:38:01)《改行有》

44.  逆境ナイン 《ネタバレ》 すんげぇーくだらねぇ~!! でもこーゆーバカは大好き!!! だって9回裏で112対0ってオカシイだろ(笑) 強豪との対戦は不戦勝なのにあたかも勝ったかのような振る舞い、 野球経験のない監督、なぜか落ちてくる『自業自得』の隕石、もう何でもあり。 この映画は大笑いの類ではない。 まさに小笑いだ。 思わずニヤリとしてしまう・・・くっくっくっと小さく笑ってしまう・・・ そう、例えて言うなら「ちびまる子ちゃん」の『野口さん』だ。 (知らない人はLet's Google!) 普段からくだらないこと一人でを妄想しニヤニヤする私のような輩なら、 恐らくこの笑いは理解できるはずだし、ツボだろう。 しかし、こんなにバカ映画なのになぜか全力学園野球部を途中から応援していた。 仲間とのすれ違い、恋と野球の天秤。 「逆境」こそが成し得る熱い魂の叫びが私の胸を打ったのかもしれない。 ひとつの目標に向かって仲間と共に突き進めるのも、 誰かを純粋に好きになり「恋に生きよう」と未来に想いを馳せるのも、 若さゆえの素晴らしき特権だと思う。 これが「青春」なんだ。 観賞後、昔の部活仲間たちに連絡を取ってみようと思った。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-27 10:21:55)(良:1票) 《改行有》

45.  LIMIT OF LOVE 海猿 《ネタバレ》 恋人であれ、家族であれ、どんな愛にも期限はあると思う。 愛はそこに対象者がいて初めて意味を持ち、目には見えない形になって、 人に生きる希望や道しるべを与えていくのかもしれない。 だからこそ、大切だと思った人に出会った時はその出会いに感謝し、 決して自ら幕を閉じるようなことをしてはいけないのだと思う。 テーマが愛なのは分かる。 ただ、あまりにも主人公がスーパーマンになってるのが萎えた。 普通ならあの状況で妊婦が「母子共に異常なし」なんて有り得ないでしょう。 そしてあんな場面で長々と電話してプロポーズするか? これじゃ「本当に仕事に誇りを持ってるの?自信を失って行きずまっていたってマジ?」 って思っちゃいますよ。 ただ、人が極限の状態で生き残る時は、案外そういうものなのかもしれない。 主婦の「子供を守りたい、この世に送り出してあげたい」という 強い思い(母子愛)が彼女の心身に影響を与え奇蹟を起こしたのかもしれない。 「愛する彼女の元に戻り、幸せにしたい」という想いが彼を強くしたのだろう。 好き勝手に生きてきた男も、生死の境を垣間見たことによって、 一番大切なものが家族だと言うことに気がつく。 以前テレビで新潟の地震で崖崩れの中から救出された男の子のことを見た。 救出される直前まで(既に死亡している)母親や姉と話をしていた、と言う。 これこそ「愛」が成した奇跡なのかもしれない。[映画館(邦画)] 5点(2006-06-02 15:21:53)《改行有》

46.  海猿 ウミザル 《ネタバレ》 予想よりも良かったが、少し中だるみ感があり上映時間よりも長く感じられた。 日常ではお目にかかれない海保という世界にスポットを当てたのは良いと思うが、 内容は続編を意識しているのが見え隠れしているため『海保入門講座』という感じ。 良い意味で分かりやすいけど、悪い意味で在り来たり感は否めない。 光っていたのは、ちびノリダーこと伊藤淳史と藤竜也。 彼らの存在が映画にメリハリを与え、良い緊張感が生まれていたように思う。 そして、特に味を出してたのはやっぱり藤竜也。 彼の存在は別格で、厳しくも情に厚い上官を見事に体現していた。 改めて驚いたのは、加藤あいの美しさ。 一時期の鶏ガラのような痩せ方は影を見せず(それでも細すぎだが)、 女性らしさとあどけなさが混同していてとても魅力的だった。 バスのキスシーンは、見ているこちらもドキドキする甘酸っぱさがあって良かった。 この映画のイチバンの見どころ、それは海保訓練生たちの身体です。 筋肉フェチ(特に割れた腹筋・引き締まったおケツ)の私にとって、 鍛えられた男たちの肉体美は最高に目の保養になりました。 本当にご馳走様です、ありがとうございました。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-02 10:51:55)《改行有》

47.  この胸いっぱいの愛を 《ネタバレ》 この映画は、説教臭くてあざとい、と言う印象しか残らなかった。 生と死をテーマにした内容の割には、その描写が薄すぎるのだ。 心の絆や自己犠牲を伴う相手への想いなどは、確かに人々の心を打つ。 しかし、そこに「泣かせよう」とする第三者の横槍が入ったとき、 それらは全て見透かされてしまい、安っぽさしか残らなくなってしまうと思う。 本作はまさにその類で、2時間あるストーリーの中には無駄なシーンが多く、 妙に説教臭い事をツラツラと述べてる割には説得力が無い、という致命的欠陥があった。 観客を泣かせる為に用意されたとしか思えない描写や台詞回しには冷笑でした。 最近の映画全体を通じて言えることでもあるが、 無意味に豪華なキャスティングと巧みな宣伝手法は、いい加減にして欲しい。 しかし、そういう類に乗せられぬよう、自らの観察力を向上させなければならない。 そう悟らせてくれた作品でもある。[映画館(字幕)] 3点(2005-10-27 17:50:14)《改行有》

48.  NANA 《ネタバレ》 わざわざ原作を読破して観に行った私が悪かったのでしょうか。 原作に忠実だが、それ以外の面白味は皆無。 主演二人は原作にイメージが近く適役と言えるが、それ以外がほぼミスキャスト。 章司役に至っては、演技が下手な上に滑舌悪くて救いようが無かった。 あと、映像の質をもっと考えて欲しい。 女の子の為のストーリーなのに、主演二人の肌がとても汚く映ってしまっては台無しだ。 映画というカテゴリーになりきれていない作品、という印象しか残らない。 原作も初期は好きだった(次第に迷走している気がする)為、映画には失望しました。 [映画館(字幕)] 3点(2005-10-27 17:41:27)《改行有》

49.  電車男 《ネタバレ》 原作が2ちゃんで色々と問題になってるらしいですが、私は素直に感動しました。 電車男は言います、「人を好きになるって苦しい」と。 本気で人を好きになったことがあれば、彼の気持ちは理解できるでしょう。 「言いたい、でも言えない(様々な想い・状況から)」の葛藤があるからこそ、 この言葉が生まれたのですから。 私は、電車男の気持ちだけでなく、エルメスが抱いてる気持ちともリンクしました。 エルメスは「あなたは会う度に、私に小さな幸せをくれる。 あなたにとって些細なことでも、私にとってはすごく大きくて、嬉しくて、 幸せだと感じる」と言います。 自然と相手を思いやることができ、小さなことでも幸せを感じるられるのは、 お互いに「ありのままの自分と相手」を受け容れることが出来たからでしょう。 さらに素敵だな…と思ったのは、 相手に対するまっすぐな想いを、二人ともこの年齢で持てたことです。 恋愛は、歳を重ねれば重ねるほど傷つくことを恐れ、臆病になってしまうものです。 全力で誰かを好きになりたくても、過去の経験や考えによって、足踏みしがちです。 けれど、そこで一歩踏み出せたら、確実に何かが変わるんですよね。 エルメスが電車男に「頑張って!」と言って告白させたのも、 その一歩を彼自身の力で踏み出して、変わって欲しかったからかもしれません。 (”告られたい願望”があったことも否めませんが) デートで有り得ない失敗をしたのに、それでもエルメスが電車男のことを好きなのは、 彼女が彼の良い部分に目を向けていたことと、 それが彼女にとっても必要なものであることを、彼女自身が解っていたからでしょう。 人は、どんな形でも、いくつになっても、変わることが出来るはずです。 自分が変われば、周りも自然と変わります。 世界が広がり、違う景色を見ることも出来るのです。 そして得るものは、大きな自信と溢れる希望なのかもしれません。 映画としての細かい評価は千差万別なので、異論はあって当然です。 私個人としては、この映画を多くの人が見たことによって、 「人を愛すること、愛されることの素晴らしさ」を分かち合い、 多くの人が自分の最愛の人と幸せになれたら素敵だな…と思ったので、この点数です。 何より、主人公の山田くんの演技に脱帽! 彼と自分が完全に同化したように感じてしまうなんて、本当に拍手です!![映画館(字幕)] 9点(2005-10-27 17:20:54)(良:2票) 《改行有》

50.  容疑者 室井慎次 《ネタバレ》 ドラマ「踊る捜査線」シリーズは大好きです。 映画第1弾をビデオ鑑賞後、第2弾に期待して映画館にて鑑賞しましたが、 あまりの内容の酷さに怒りのみが募って映画館を出た覚えがあります。 真下編は見逃し、そしてこの室井編を映画館にて鑑賞しました。 宣伝と知名度だけはA級ですが、内容はB級以下です。 引っ張るだけ引っ張っておいて最後にあのオチとは、観客を舐めてるとしか思えません。 しかも鑑賞途中から恐れていた予想通りのオチであった為、閉口せざるを得ません。 社会問題を提起した作品に仕上げたかったのでしょうが、 脚本の稚拙さ、映像の質の荒さ、ストーリー展開、人物描写、 どれをとっても中途半端な上に稚拙な出来栄えには、憤りを覚えます。 踊るシリーズは、テレビやビデオで見るべき作品かもしれません。 映画ではなく、ドラマの「枠」を越え切れてない気がしてなりません。 [映画館(字幕)] 3点(2005-10-27 16:14:02)《改行有》

51.  模倣犯 最低だと思う。 どうすればあの原作がここまで駄作になるのか? やってくれたね、森田くん。 昔中居くんが大好きだった私だが、これは擁護する気にすらなれない駄作。 演技の巧い役者と下手な役者がくっきり分かれすぎてて、見ていて憐れになる。 そしてあの終わり方には本当に勘弁して欲しい。 二度と観ないでしょう。[DVD(字幕)] 1点(2005-08-04 12:15:34)《改行有》

52.  星になった少年 Shining Boy and Little Randy 《ネタバレ》 チケットを買う時、窓口で私の相方も言いました。 「”ゾウになった少年”のチケット2枚ください」 カンベンしてくれよ、マイダーリン_| ̄|○ 夢半ばで終わった坂本哲夢さんの短すぎる生涯を描いた”ドキュメンタリー的感動映画”という感じです。 実話なだけにわりと淡々と話が進むので、映画としてのストーリー性を求めると鑑賞後は少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。 所々で持ち出される親子の確執などが中途半端に終わってしまっているので、それをもう少し掘り下げて描いていたら、もう一味違った作品になっていた気がします。 あと、常盤貴子が年齢的に母親役がちょっと厳しいかな。 柳楽くんの演技は今回初めて見ましたが、可もなく不可もなく・・・という感じ。 「だれも知らない」を見ればまた変わるのかな? この映画の伝えたいことは「哲夢のゾウ使いへの道の厳しさ」と「ゾウと哲夢の心の通い合い」そして何より「哲夢のゾウへの熱い想い」だと思います。 哲夢が果たせなかった夢を、この映画を見た人たちに少しでも多く伝わり、 哲夢と同じような夢や希望を抱いてくれる人が少しでも増えてくれれば・・・そんな想いがいっぱい詰まっている気がしました。 私は、哲夢さんの弟が彼の想いを受け継いでくれたら・・・と、ひそかに願ってやみません。 ゾウが大好きな人・無類の動物好きの人には、この作品はとってもオススメできます。 ただ、私の母がこの映画のCMを見てこうも言いました。 「この主人公の男の子、最後は死んじゃうんだよね?そういう映画は子供がいる母親は見たいと思えないよ。あんたも子供を持てば分かるよ」 私の母と同じように思う方には辛いかもしれません(『別れ』は人間だけではなくゾウにもあるので)。 ストーリー自体は5点ですが、ゾウと柳楽くんの頑張りに1点プラス!![映画館(字幕)] 6点(2005-07-19 00:34:35)《改行有》

53.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 この映画を見る度に、男性がいかに脆く純粋な生き物で、女性がいじらしくも強い生き物であるかを実感する。 ジョゼのキツい物言いは、恐らく自らの不安・恐怖・コンプレックスを隠すための防壁なのだろう。 乳母車に隠れ乗る事でしか外界を知る術がないジョゼ。 外の世界を知りたいジョゼが自分の願いを叶えるには、 「好奇の目を向ける人々の存在」というリスクを背負う必要がある。 ゆえに自己防衛本能が生まれる。 また、それを譲れないのは「壊れ物だろうと私は私」という自我確立の意味もあるのだろう。 誰にも頼らず、誰に頼ればいいのかも解らず、頼み方も知らないとは、なんとも悲しい。 しかし、そうした生き方を選ぶ事しか彼女は知らなかったのだろう。 強いフリをした弱い人間は、肝心な時に素直になれず、本心とは裏腹な事ばかり口にする。 「帰れと言われて帰る奴は帰れ!」と心にもない事を泣き叫びつつ、 すぐに「・・・嘘や、おって」と翻すいじらしさには、同性の私でさえ彼女を愛しく感じた。 愛する人に心からの望みを口に出来たからこそ、ジョゼは纏っていた鎧を脱ぎ、女になったのだろう。 しかし、ジョゼには二人の関係が永遠に続かない事も解っていた。 出来るだけ長く一緒にいたい気持ち、変わりゆく自分、叶った夢、そこにあった幸せ。 それだけで十分なのだと、彼女は自分に言い聞かせていたようにも思える。 それがサガン著「一年ののち」にの、例の台詞に帰結するのだろう。 対する恒夫は、純粋にジョゼを愛するも、背負う物の大きさに気づき、逃げ出す。 しかし「失って初めて気づく存在の大きさ」で、初めて心の痛みを知る。 寂しさに弱いせいか無意識に「独り」を回避してきた恒夫の決断が、傷口に塩を塗る結果となってしまったのだろう。 みっともない姿を晒しながらも涙が止まらない彼の姿は、切なさを覚える。 最後、ジョゼの目は力強く、凛としている。 過去、現在、未来の全てを受け入れ、生きていこうとする強さが感じられた。 池脇千鶴の「セックスの無い恋愛など有り得ないから脱いだ」という発言と、彼女のその度胸に盛大な拍手! <追記> 前回鑑賞から2~3年経ち、改めて見直したが、何故か初めて涙が出てきた場面があった。 それは、二人が結ばれた時のジョゼの「うち、あんたのこと好きや」と言う場面。 なぜ、こんなに優しく切ないのだろう。[DVD(字幕)] 10点(2005-06-29 17:38:40)(良:2票) 《改行有》

54.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 原作既読、ドラマ未見です。 役者陣が無駄に豪華なだけで、内容の偽善さと薄っぺらさには閉口しました。 終盤は睡魔が完全勝利をしてしまい、何度も巻き戻し→再生の繰り返しをするほど。 何より納得出来ないのは、かの有名な空港でサクが泣き叫ぶシーン。 アキに対して自分の出来ることを精一杯してあげたい気持ちは分かる。 「誰か助けてください」という台詞に込められた深い意味や心情も分からなくはない。 それらを充分に汲み取ったにしても、あの浅慮で手前勝手な行動は頂けない。 「若気の至り」などという言葉では片付けられない。 身内からすればはた迷惑な話なのだ。 命に係わる問題を美化しているとしか思えないこのシーンに、深く憤りを覚えた。 そして致命的なのは、大人のサクに全く魅力を感じない点。 最愛の人の死から立ち直れず、結婚寸前の今もなお過去を彷徨い、 しかし真実が告げられるや否や自己解決をして前向きになるなんて・・・ どんだけ打たれ弱くて薄っぺらな男なんだよ、と少し嫌悪感を抱いてしまった。 そんな男の何処に惚れたのか全く理解出来ないため、婚約者にも感情移入出来ない。 というか、結婚を控えた恋人同士が何故そこまでお互いを知らないのだろうか? 相手の全てを知る事が愛だとは思わないが、あまりにも不自然すぎる。 むしろ同郷だったことすら知らない二人がどうやって結婚までこぎつけたのか、 そちらの方が気になるし良い映画が出来そうな気さえしてしまった。 行定監督お気に入りの柴咲コウは原作本の帯にコメントをしており、 そして原作ではなかった役柄と設定で映画には柴咲コウが出演している。 業界の力が働いたのか?と考えてしまうのは、ただの勘繰りだろうか。 長澤まさみが本当に頭を丸めたという女優根性に敬意を表して3点。[DVD(字幕)] 3点(2005-06-28 10:29:22)《改行有》

55.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 最初は本当に不安でした。トムがサムライだし、外国人が作る日本をテーマにした映画だし…。でもビックリするくらいトムは着物が似合ってるし(外人のわりに背が低いから?)、外国人が作った映画なのに8割方が忠実に描かれてるし!!確かに、風景や町並みに違和感を覚える点はたくさんありましたが、某TA○Iとかと比べたら…ねぇ?サムライ魂とはよく言ったもので、本当に古来から伝わる信義・礼節・名誉を上手に表現してくれたと思います。中盤の息子と謙さんのシーン、ボブと広之の最期のシーン、謙さんとトムのシーンがホントに泣けてしまった。でも最後の天皇のシーンは妙に許せなかった。「何で今更英語なの?!最初はアリガトすらカタコトだったじゃん!!」って感じだし、トムが生き残った時点でやっぱり英雄万歳アメリカちっくで納得いかなかったから8点。でもある意味、ちゃんとに勉強して日本を描いてくれてありがとう!!しかもトムが主演でこの映画作ってくれてありがとう!!って感じでした。8点(2004-11-16 14:04:34)

56.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 原作は未読でしたが、十分ストーリーも理解できましたし、 登場人物のキャラ設定もしっかりしていて、本当に素晴らしい映画でした。 この映画を見ると、自分の好きな人への気持ちが再確認できると思います。 迷い・悩み・不安、そういった負の気持ちをやわらげ、 純粋に人を愛することの喜びや一緒にいることの大切さを改めて感じさせてくれます。 当たり前の事が一番難しくて、でも誰もが一番求めている事なんですよね。 本当に心が温まりました。 映画のコピーどおり「好きな人に”好きです”と言いたくなる」映画でした♪ まぁ、なぜ雨の季節に戻ってきたかは有り得ない(でもステキ♪)奇跡ですが(笑)、 それでもすんなり受け入れられるのは、きっと湖や森、雨の幻想的な雰囲気があったからだな~と思います。 主人公の二人はもともと運命の糸に繋がれていたのかもしれないですが、 ただ運命に身を任せるだけでなく、お互いなりに努力しているのが微笑ましいです。 運命は、自分の手で作れるものなんだ…ということも感じられて好感が持てました。 夫婦愛だけでなく、家族愛、親子愛が描かれているのもこの作品の素敵なところでした。 主題歌をオレンジレンジが歌っているそうですが、良い意味で期待を裏切られました。 それまでは理解し難い曲が多かったのですが、この歌は映画にマッチして良かったです。 ずっと心に残る映画です。 いつか自分に子供が出来たら、家族皆で一緒に見て、 愛の大切さを分かって貰いたい…そんな映画でした。[映画館(字幕)] 10点(2004-11-15 11:34:27)(良:1票) 《改行有》

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