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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. 呪怨<OV>(2000) 自分の妻が他の人を愛し続けていたことを知り、 殺して天井に隠す夫、好きな人に近づけずストーカーそのものの妻、 虐待されていたと思われる子供、 映画では敢えてはっきり説明していない為、 ふと彼らの狂気を想像してしまう瞬間が一番怖いです。 やっぱり世の中で最も怖いのは人間の"業"でしょう。7点(2004-11-14 20:29:56)《改行有》 42. ゲロッパ! JBファンなら良く分かる。突然ステップ踏んだりとか「Getup、Popcoon」とか 叫びたくなったり、ダニーレイのオープニングを真似したり。 フォークのアリスが始めて日本にJBを呼んだとか小ネタも挟んで ファンにとっては楽しい映画です。5点(2004-10-18 22:48:21)《改行有》 43. Stereo Future SF episode 2002 色彩感覚がすばらしい。 特に電車のシートや茶店の看板など緑色のアクセントが効いている。 チェロの曲をサックスで演奏する音楽もGOOD。 なにより緒川たまきがかわいい。 5点(2004-09-30 11:17:17)《改行有》 44. 晩春 初めて原節子と組んだ作品。この後家族について似たようなテーマの作品を 小津はとり続けることになります。ただ、本当に言いたかった事は分からない。 「娘を嫁にやる父親の寂しさを表した」。ストーリーは確かにそうかもしれませんが、 そうなのかなあ?この静かな作品は観る度に考えさせられる謎に満ちた映画です。 9点(2004-09-26 13:43:30)《改行有》 45. 椿三十郎(1962) 面白い。用心棒とどっちが面白いと意味の無い議論をしたくなるのが ファンの楽しみかも。9点(2004-09-26 13:29:26)《改行有》 46. 用心棒 面白い。見ていて全く飽きない。 色々と監督や評論家が御託を並べる面白くも無い映画を ありがたがって見る人たちがいるが、まず面白くなくっちゃ、映画は。 ストーリーやキャラクター、セリフなど全てが最上のエンターテイメント。9点(2004-09-26 13:16:35)《改行有》 47. SF サムライ・フィクション 侍というのは人を斬る職業で、 能力がある人間とは剣が優れた人間です。 ところが平和になるとそのような人間は不要、かえって危険と いうことになり、その辺の矛盾がテーマなのか? と難しいことを考えて見なくても、時代劇のフェイク感が楽しいし、 何より、緒川たまきがかわいい 7点(2004-09-26 12:59:52)《改行有》 48. わが青春に悔なし 小津の映画で、妹役の有馬稲子にマージャン屋のおじさんが「あんたのお姉さん、 きれいだねえ」と言う場面があります。考えてみれば、 映画に出ている女の人は皆女優なので普通の人より綺麗な人ばっかりなのに、 その中でこの台詞に観客が納得してしまう女優、が原節子でしょう。 この映画でも、村八分状態の中堂々と歩いていく場面があります、 しかもお嬢様が野良着を着て。 村の人は気迫に負けて距離を置いて非難の目で見ているだけです。 やはり、あの顔なので成立つというのは否定できません。 それは黒澤監督がいかに原節子の魅力を撮るかを追求した (と勝手に思い込んでいますが) この映画の全ての場面に言えると思います。7点(2004-09-12 20:08:33)《改行有》 49. 白痴(1951) 原節子の顔がすごい。日本映画史上最も美人と言われた人が、 この作品では綺麗30%と怖さ70%で、変なマントを着て怪演している。 ついでに、三船の家も変なステンドグラスが張ってあって怪しすぎる。 原作はロシアの文豪ドストエフスキーだが、 映画は原作を忠実に再現するものでもないし、する必要もないと思う。 単純にこの映画は面白い。 7点(2004-09-05 23:52:07)《改行有》 50. 東京暮色 《ネタバレ》 英語で映画はMovieです。 派手なカーチェイスやアクション等の「動き」は小津の映画にありませんが、 何故か退屈せずに最後まで見てしまいます。 現在の視点から見ると、長女(子供の為に離婚せず夫婦生活を続ける)と 次女(映画でははっきりしないが自殺と思う)の選択は 疑問に思う人もいれば、今でも同感という人もいると思う。 かなり昔の作品ですが、この映画が提示する家族についての問題は永遠に 古くなりません。 蛇足ですが、「決して人が画面を横切らない」「同じ動作をする二人」 「坂を上がって玄関を開けるシーンの繰り返し・繰り返し」など 小津の特徴がこの映画でも見られます。 8点(2004-09-05 23:41:34)(良:1票) 《改行有》 51. 居酒屋兆治 健さんはいつもの寡黙なキャラで 登場人物達もけっこう悲惨な人が多くシリアスなはずなのですが、 どこか現実感が無く御伽噺のような感じです。 大原麗子は昔のウィスキーのCMしか知らなかったので、 ウィスキーの飲みすぎで死ぬのが少し面白かった。 でもとても綺麗で驚きました。 7点(2004-06-19 00:16:29)《改行有》 52. 駅 STATION ロス五輪の開会式で、北朝鮮バリの整然とした一糸乱れぬ 行進で日本は入場してきました。ところが最後のアメリカは まったくバラバラ、笑顔で観客に手を振ったり、手持ちのカメラで 記念撮影したり。次のソウルの開会式から日本もアメリカを真似するように なってきましたが、まさに このころから日本人が変わってきたように思います。 この映画では、紅白や円谷選手の遺書、熱燗など 日本人がどこか郷愁を覚える「かつては絶対的に日本人的と思われていたもの」が 効果的に使われています。良い映画だと思います。 良くも悪くも日本人的感性を刺激されてしまいます。8点(2004-06-19 00:08:07)(良:1票) 《改行有》 53. 砂の女 一見ありえない不条理な状況を設定していますが、見ていると 色々な問いを投げかけてきます。 「日々の仕事など意味の無い砂掻きと同じなのでは?」 「帰りたいと思う家など幻想では?」 「生活に不満が多いけど本当は好きでそうしているのでは?」。 怖い映画です。8点(2004-04-18 00:18:37)《改行有》 54. 遠き落日 子供を障害児にしてしまった自責の念から学校に 行かせるために健気に働く母の姿が涙を誘います。 強くて濃厚な関係の母と子、その分、酒飲みの父が 不思議な存在。シカが亡くなるときもお酒を飲んでるシーンが あったので離婚も死にもせず一緒に暮らしていたのでしょうか、 ちょっと疑問です。 難しい試験に受かっても周囲の偏見から医者になれそうになく、 失意の中で 生活の保証も無くアメリカへと移っていき最後に大成功します。 暗い日本と比較して希望と公平な国として 明るく描かれるアメリカですが、9.11以後は 変わってしまったのかな? 6点(2004-04-10 23:24:34)《改行有》 55. クイール 個人的に動物モノで5点以下はまずありえません。後は周りの人間が大仰にならず自然に演技してもらえればそれだけで充分です。 7点(2004-04-10 22:53:39)《改行有》 56. 異人たちとの夏 あまり期待せずに見たため、おもわず涙が出てしまった。 「暖かくて驚いたよ」と両親に言う主人公、 40過ぎて人生を振り返ると、無償の愛を与えてくれたのは 両親だけだった、家族や周りに対して自分は何も与えていないと 自己嫌悪に陥る主人公に対しても消える前にやさしい言葉をかけてくれます。 このシーンは本当に感動です。 8点(2004-04-04 00:21:03)《改行有》 57. 隠し砦の三悪人 威勢のいい姫の台詞が小気味好い。 馬に乗って追い掛ける三船など見所も満載。 一流のエンターテイメント。しかも、 これだけの人が多大な犠牲を払って守ったモノって何? 映画と関係ない事も考えさせられてしまった8点(2004-03-22 20:18:12)《改行有》 58. 遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 映画の冒頭、嵐の夜に母子二人だけで食事、 そこへ戸を叩く健さん、 普通なら絶対に泊めないけどやっぱりあの声で頼まれたらなあ。 人を殺して逃走中にしては暗い影が無いような気もするけど 健さんのカッコ良さがイッパイの映画です。8点(2004-03-17 21:46:38)《改行有》 59. 網走番外地(1965) 厳しい環境の中で育ち、ほんの少しの心の弱さから悪い方へと流されてしまう主人公を演じる健さん、かっこ良かった。 時代の違いからか映画からはある種の力強さと明るさを感じた。 今、同じ内容で作るともっと陰鬱な感じになってしまうのでは。 児童虐待が毎日紙面をかざる現在では、確かに悲惨な環境だけど あそこまで立派に育ててもらえば充分じゃないかと思ってしまった。8点(2004-03-06 21:03:45)《改行有》 60. 幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 余りにも有名なので、黄色いハンカチがあるかないか健さんと同じ気持ちでドキドキしながら見ることはできませんでした。 それでも、実際に見ると感動しました。 洗濯干していた妻が健さんに気づく場面では、当然抱き合って キスくらいするのかなと思ったのですが、健さんは鞄を渡しました。ハリウッドとはちょっと違う日本映画らしい静かな感動でした。9点(2004-03-05 22:08:26)《改行有》
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