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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
61. 東京物語 若い頃に見て面白くなくても、歳を重ねると良さがわかってくる作品というものがある。 私の場合は本作がまさにそういう作品なのです。ごく普通の家族や親戚をごく自然にリアルに演技していて好感がもてますが、大坂志郎の大阪弁は少し違和感あり。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-24 17:57:44)《改行有》 62. RETURNER リターナー 金城武、鈴木杏、岸谷五朗の3人ともはまり役。特に鈴木杏がこういう役をこなせるとは、ちょっと感動さえした。わざととしか思えないようなパクリネタはパロディーといってもよいくらい。ツッコミ出したら一晩中語れそうなところがたまらなく好き。 でも「擬態飛行船」はこの作品がオリジナルでは?ラストのオチにはホロッとさせられます。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-24 00:32:31)《改行有》 63. 私をスキーに連れてって ボクもスキーに連れてってもらう時、事前にこの映画のビデオを見て気分を盛り上げたものです。映画のような素敵な出会いが1度たりともなかったことは言うまでもない。でも、会いたくもない元カノにリフト待ちでバッタリという忌まわしい出会いがあった。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-24 00:25:51) 64. 砂の器 《ネタバレ》 「カメダ」という手がかりから島根県の「亀嵩」に行きつくまでの過程、そして終盤の捜査会議での丹波哲郎の語りと交響曲「宿命」との同時進行が素晴らしかった。殺人にまで発展した動機が弱い気がするが、数ある松本清張原作の映画化の中で、唯一清張が「原作を超えた」と認めた力作。[地上波(邦画)] 9点(2010-07-24 00:19:59) 65. 用心棒 三船敏郎演じる「侍」をクリント・イーストウッドが「ガンマン」にアレンジし、過去に行った「現代人」マイケル・J・フォックスがパロディにする。 なんという偉大な作品なんだろう。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-22 20:46:26)《改行有》 66. 幸福の黄色いハンカチ 高倉健と倍賞千恵子のコンビに武田鉄矢と桃井かおりの共演は、個人的にちょっとなじめなかった。 山田洋次監督とのトリオなら「遥かなる山の呼び声」の方が好きです。[地上波(邦画)] 6点(2010-07-21 22:51:38)《改行有》 67. 天国と地獄 現金受け渡しのシーンのために、撮影のじゃまになる民家の2階をとっぱらってしまう監督のこだわりは相当なものだ。そのこだわりがスリリングな名場面を生んだ。後に「踊る大捜査線 THE MOVIE」で、煙突からあがる煙を見て青島くんが言うセリフを、どれくらいの人が理解したのだろう。[ビデオ(邦画)] 9点(2010-07-21 22:48:52) 68. 千と千尋の神隠し 善悪の区別がつきにくく、わけのわからない登場人物(もはや人物ではないか)がいっぱい出てきて、わけがわかりません。ある意味、行きつくところに到達した感のある作品かなと思いますが、もっとシンプルな作風へ転換してほしいと感じます。[地上波(邦画)] 5点(2010-07-20 21:48:39)(良:1票) 69. 切腹 時代劇の姿を借りながら、まるで法廷劇をみるような緊迫感と驚きの展開。異色的な復讐劇の傑作。[DVD(邦画)] 8点(2010-07-20 21:35:39) 70. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど 《ネタバレ》 次男の突貫小僧(なんちゅう芸名や)がまるでコメディアン。 「おなかをこわしてます。食べ物を与えないでください」って山田洋次がパクってたぞ。 小ネタ満載で小津作品で一番好きな作品。[ビデオ(邦画)] 9点(2010-07-20 21:25:51)《改行有》 71. 天空の城ラピュタ この世界観はわりと好きですが、絶賛するほどの作品でもない気がする。 個人的にはドーラ一家がちょっと肌に合わなかったかな。[地上波(邦画)] 6点(2010-07-20 00:43:42)《改行有》 72. 祇園の姉妹(1936) 戦前の京都の街並みが見れて興味深い。レストランのシーンなんかも出てくるが、当時にしてみればかなりハイカラだったんだろうな。女学校出の現代娘(当時の)を演じた山田五十鈴が若く、それを見るだけでも値打ちがある。溝口作品はだらだら長く感じることもあるが、これはわりと見やすかった印象がある。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-20 00:31:40) 73. 12人の優しい日本人 《ネタバレ》 日本に陪審員制度があったらという仮定のもと、名作「十二人の怒れる男」のパロディーであると共に、陪審員制度(現裁判員制度)導入に警告を鳴らした作品のように感じます。内容はかなりハチャメチャで、見方によれば「十二人の怒れる男」の冒涜と取られかねないが、個人的にはうまくパロディーにしていると思います。形勢が「十二人の怒れる男」の全く逆になっているし、と思いきや最後はひねりがきいているし・・・ただ、陪審員があまりにもやる気なく不真面目なところや、ジンジャエールのくだりはやりすぎかなとも思います。まあ導入したら、いっぱい問題出てきますよというメッセージを込めているとしたら、これくらい大袈裟な演出がちょうどよかったのかも。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-19 18:58:09) 74. 泥の河 《ネタバレ》 姉弟が信雄の家に遊びに来た時、信雄の母と一緒にお風呂に入る姉のはしゃぐ声に弟がこぼしたひとこと「お姉ちゃんが笑っとる・・・」。幸薄い姉弟に訪れた束の間の幸福。見てはいけない姉弟の母の一面を見てしまった哀しみ、そしてラストの別れ・・・いつまでも余韻の残る名作。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-19 18:54:03) 75. 名もなく貧しく美しく 《ネタバレ》 家を飛び出した妻を追っかけた夫が電車の窓越しに手話で説得するシーンは、日本映画史上でも指折りの名場面だと思います。(後に他の作品でも似たシーンはありますが)若き加山雄三が登場した直後に悲劇が起こりますが、希望を感じさせるラストで良かったです。[ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-19 18:45:37) 76. 麦秋(1951) 《ネタバレ》 「ヘップバーンってなんだい?」、「アメリカの女優よ」 おお!この時代にオードリーはすでにメジャーだったのか?いやいやキャサリンを忘れていた・・・ それはともかく、小津作品の中ではとても好きな作品です。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-19 18:42:45)《改行有》 77. 姿三四郎(1943) 戦時中の混乱期に製作された作品ということもあり、当時の海外の名作と比べると完成度はどうしても見劣りしてしまう。戦前の映画の中のアクションといえばチャンバラと相場は決まっていたと思うので、柔術のシーンを本格的に映像化するは初めてに近い試みだったかもしれません。ダイナミックに見せようとしているのか、柔道一直線のような投げ飛ばされ方が今見るとギャグに見えてしまうのが面白い。 ラストで写る蒸気機関車がすごくレトロなのが個人的には良かった。[DVD(邦画)] 5点(2010-07-19 00:52:05)《改行有》 78. 歩いても 歩いても 素晴らしい脚本。久しぶりに何気ないリアルなホームドラマを見せてもらいました。 キャストは皆ハマり役。古いレコードから不意に浮かび上がるタイトル、絶妙です。 樹木希林のポロっと出た残酷な本音にドキッとさせられた。 まさに小津作品が現代版で蘇った気がしました。[ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-18 16:36:32)《改行有》 79. クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 《ネタバレ》 スパイ映画仕立てのお色気と筋肉も良いが、やはり本作はぶりぶりざえもんが素晴らしい。 しんちゃんが作るぶりぶりざえもんの話が最高です。[DVD(邦画)] 8点(2010-07-18 16:32:14)(良:1票) 《改行有》 80. 無法松の一生(1958) 豪快で不器用な男の心優しい物語です。松が問題を起こした時にうまくまとめ、ラストで松のことを語る笠智衆がなかなか良かった。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-18 16:16:35)
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