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コメント数 814
性別 女性

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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81.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 岩井俊二のイメージが私の中で固まった一作。よく、彼は雰囲気だけの監督だと揶揄されるし、私もそれを否定する気も正直ないのだけれど、雰囲気を出すこと、それも1つの才能だと思う。彼ほど独特の浮遊感と絶望感、寂寥感のある空気を作り出せる日本人監督はいない。とにかく世界観に浸りたい映画。錯覚だとしても、世界の終わりがそこにはある。たった1時間弱のフィルムの中に集約されて。自己が終わったときに、世界はある意味終わる。世界の終わりの疑似体験。ちなみに途中で1人死ぬのは、撮影途中にラブラブになったCHARAと浅野忠信を2人きりにする為に、監督が途中で脚本変更したから。8点(2004-01-04 21:11:41)(良:1票)

82.  ナイト・オン・ザ・プラネット いつもこの惑星のどこかは絶対に夜で、人々は夜を交代で受け取っている。お互いに出会わないけれど、この映画はそんな人々のちゃんとした群像劇になっている。淡々としているからこそ印象的で、とても小粋な映画。うん、この空気。ジム・ジャームッシュっぽい。7点(2004-01-04 15:08:28)

83.  ルナ・パパ 一概にファンタジーとは言い切れない、とてもノンジャンルな何とも言えない雰囲気の映画なのだけれど、その微妙な感じが決して不愉快ではなく、むしろ楽しい。ヨーロッパなのかアジアなのか中東なのか、一体この世のどこにある場所なのか、いつの時代の話なのか、それすらも分からない。本当に不思議な不思議な世界観。不思議で柔らかい雰囲気に翻弄されることに浸る映画。でもね、ストーリーは物凄く悲惨なんですよ(笑)。そこがまた、不思議なところで。主役のチュルバンがまた、とても可愛らしいんですよ。8点(2003-12-30 19:45:17)

84.  Undo “アンドゥー” 息苦しく重苦しく濃密で病理的な、歪曲した官能。そういう雰囲気はとてもよく出ている。とりあえず山口智子は女優として色々な引き出しがあるのだな、と感心した。連ドラでは見ることの出来ないダウナーな山口智子を見てみたい方に。5点(2003-12-30 16:55:19)

85.  天空の城ラピュタ つわものどもが、夢の跡。過去の繁栄の跡を残し、滅びた天空の都市。誰もその理由は知らない。だけれどおそらく、誰もが本当は知っている。ラピュタは2度滅んだ。おそらく2度とも同じ理由で。いつの世も、破壊を繰り返すのは、何かに固執する人間。金だとか、権力だとか、自分こそが正義であること、だとか。そういうものに固執することの愚かさを、この映画から私は感じる。ひしひしと。執着を捨てること、たとえば仏教でいう、無私の境地。無私であることの何と難しいことか。人が自我を抱き、生きる。それだけでそこには破壊の種が生まれるのだから。自らの思想に妄信的に破壊を繰り返す大人、その破壊と冒涜を曇りのない瞳で見据えるのは、子供たち。ラストのパズーとシータの選択。執着を捨て、尊厳を保つ。それは滅びの美学。血沸き肉踊るようなわくわくする冒険物の形態を取りつつ、これ程痛切な映画もない。そのメッセージ性はとても真摯で、根源的。宮崎監督の、人に対する絶望と、それでもどこかで人を信じたい、という心が伝わって来る。そういう、達観と足掻きが根底にある映画だと思う。てゆうか、名作。うーん、傑作。めちゃくちゃ傑作。ああ、もう、何書いていいのか分かんね。うーん、そうですね、私がもしどっかの王様になったら、一家に一本DVDの携帯を推奨する勅令を出す。それ位好き。最高。…ああ、最後の方、破綻した。10点(2003-12-29 21:27:53)(良:3票)

86.  GODZILLA ゴジラ(1998) 《ネタバレ》 日本の「ゴジラ」シリーズに対して特に思い入れはないので、それらのコアなファンの方々程には腹は立たなかったと思う。もともと特に期待はせずに観に行ったので、期待を裏切られたとも別に思わない。何と言うか最後の方、大きな網に引っかかったイグアナみたいだった。この作品、何が腹が立ったかって、画面が暗過ぎて何も見えなかったことですよ!もっとはっきり見せろよ!とおいらはご立腹ちゃんでした。5点(2003-12-28 20:44:33)

87.  裸のランチ 《ネタバレ》 原作は未読だけれど、触れ込みで映像化不可能と言われていたのは知っていた。どうやら原作だけでは映像化が難しく、バロウズの半生も織り込んでいるらしきことも(ラストの妻の殺害は原作にもあったの?それとも映画だけ?実際に彼は妻を銃殺してるよね)。クローネンバーグ監督はとことん「内臓系」な監督で、映像表現は相変わらず独自路線でエグい。私はリンチの訳の分からなさは好きだけれど、この監督の訳の分からなさはちょっと苦手かな。4点(2003-12-27 21:28:39)

88.  紅の豚 「自分の作品は全て子供の為に作っている」と断言する宮崎駿監督のある意味失敗作。なぜならこの映画に対しては、子供からではなく中高年の男性からのファンレターが殺到したらしいから(笑)。「男のロマンをよくぞ描いてくれた!ありがとう!」というような、団塊世代のおっさんたちの熱烈な手紙が大量に(笑)。そういう訳で監督にとってこの映画は、「アレ、僕ひょっとして失敗しちゃったかなムービー」に当たる。宮崎監督は豚が大好き。「なぜ豚が好きなのか?」その質問に監督はこんな趣旨の回答をした。「強欲で汚いけど、どこか憎めない。人間にそっくり。だから僕は豚が好き」。この監督、どの映画にも豚(もしくは猪)を出すものね。豚と人間は同じ。なるほど、確かにこの映画は文字通りそうだ。7点(2003-12-25 20:13:04)

89.  クリフハンガー 主人公の有り得ない不死身っぷりには唖然としました。いや、どう考えても滅茶苦茶やん!死人の数も異常で、爽快さもなくただただ人が無意味に死んで行く。登場人物の9割は死んだ気がする。別に死ぬ必要もない人までどんどん死んで行く。それが不愉快でした。撮影が大変だったことは認めるけれど、私はこの作品は駄目でした。2点(2003-12-24 19:28:43)

90.  ゴースト・ドッグ 監督の意図がどうも分からない。主人公の貫く「武士道」が実際のそれとかなりズレているのは狙いなのか、本当に勘違いしているのか、それが微妙。日本文化の精神性をきちんと正確に把握できるアメリカ人などいやしないし、語られても当惑する。この映画の印象は「アメリカのフィルターを通って適当にアレンジ解釈された武士道」という感じ。でもだからこそ映画自体から、何とも言えず微妙で、おそらく熱烈なファンの方の心をくすぐるような、ジャームッシュ流の空気を醸し出していることは確かなのだけれど。6点(2003-12-23 21:13:19)

91.  DOOR 小学生の頃TVで観た記憶がある。当時は相当トラウマになった。何が怖いって、男が避妊具を開けるシーン。いや、ほんとに。なぜか子供心に、他のどのシーンよりも恐ろしかったのですよ。トラウマになる程怖がらせてくれたので、逆評価で2点。あんまり触れたくない映画なのであんまり点あげたくない(でも今観たら、そんなでもないんだろうな…)。「ストーカー」という言葉が市民権を得ていなかった頃のストーカーの話。2点(2003-12-23 20:46:31)

92.  スティーヴン・キング/地下室の悪夢 観たことすら忘れかけていた。こういうキング原作の見事な失敗映画を観ると、「ドリームキャッチャー」は大成功だ、とキングがはしゃいでいるのが分かる気がする。これはひどかったですね。真っ暗で画面は見えないし。しょぼいのを隠すためにわざとやっているのかも。てゆうか根本的にコレ、原作と別物だね。原作は短編小説。2点(2003-12-23 16:16:03)

93.  河童(1994) 石井竜也が自分の才能を過信して調子に乗っちゃった、という感じがして私は駄目だった。評価が意外と高いのにびっくりした。個人的に、至る所の台詞が、いかにも脚本に書かれてました、という感じに思えた。どうも全編を通して、「作られた映画」という感じがした。2点(2003-12-22 14:52:31)

94.  シベリア超特急 私はクソ映画が好きだ。なぜ好きかは他のクソ映画のレビューに書いているのだけど。そして、どれだけクソなのか確かめようと、この映画を借りる決意をして、レンタルビデオ店のレジにこれを持って行こうとした時、高校生と思われる男の子が側に4人程いて、そこに更に1人、友人と思われる男の子がやってくるやいなや、その友人達に「やべえ!俺、血便が出た!」と叫んだ。友人達は、「マジかよ!ありえねえっ」「今!?今!?」と大騒ぎ。そしてその少年は友人達に、この店のトイレでどのように血便を出したかを生々しく詳細に語り始めた。私は思った、《ヤバイ…ヤバイぞ。あまりにも出来すぎた話だ。クソ映画を探しに来て、もっとディープなクソ話に遭遇するとは。こんな偶然、そうそうあるもんじゃない。恐るべし、シベ超!凄い因果だ。よっぽどクソ映画なのか》と。期待値最大で帰って観てみた。観終わった……ああ、凄いや。凄いですね。水野晴郎が渾身の力で出したクソ。流れないよ。頭にこびり付く。何ですか、あの揺れない特急列車は。存在意義まるで0の英字幕は。水野晴郎の国宝級の棒読みは。「ヒトラーを止める」なんて、何様だ、お前は。ああ、言い出したらきりがない…。誰か、水野晴郎の目を覚まさせてあげてくれませんか。いや、てゆうかむしろ、彼の暴走を止めるのは、この映画を観た全ての人の義務なのか(あいつ今、パート5と6を撮ってるだろ)。あいつは目を開けたまま夢を見れる数少ない大人の1人だ。何てゴキゲンな奴だ。そりゃ、世の中お前みたいなゴキゲンな脳みその持ち主ばかりになりゃ、戦争も起こらないだろうよ。クソ映画と期待して、期待を上回ったことはあまりないけれど、これは、見事でした。観る前のエピソードで、もうすでにお腹いっぱいになってたのに、これは凄い。賛辞を込めて、0点。とんでもない映画です。そしてあれからどうなったんだ、血便ボーイ。0点(2003-12-21 14:10:33)(笑:34票) (良:1票)

95.  トゥームレイダー もう本当に言い尽くされているけれど、「ヒロインがただひたすらにかっこいい」、それに尽きる作品。内容なんてないよう、ほんとそうです。アンジェリーナ・ジョリーのかっこよさ、それだけにひたすら酔いましょう。ちなみにアンジェリーナ本人が、「名誉の為に言わせてもらうけれど、胸はCGじゃなくてパットよ」と言ってました。…何だか言ってることが腑に落ちないのですが(笑)、もともと豊かな胸なんで、まあ、どうでもいいんじゃないんですか。5点(2003-12-19 14:50:13)

96.  GO(2001・行定勲監督作品) 正直な話、この2人はこの後別れると思う。5点(2003-12-17 23:47:55)(良:1票)

97.  デッドマン(1995) ある男の緩慢な死の物語。でも人生を2時間の映像に集約したら、総じてこんなものなのかも知れない。生は死を前提として存在するもので、そう考えると人生自体がそれを意識させない緩慢な死だ、という醒めた見方も出来るものね。人間は生まれた瞬間から確実に死に向かっている。この作品はそれを悲壮感も寂寥感もなく、淡々とした乾いたユーモアに乗せて描いている。実にポエティックで洗練された一編。7点(2003-12-17 21:24:27)

98.  ピストルオペラ 「極彩色のフィルム・ノワール」。この形容に尽きる。ただ、その世界観にハマれるかどうかは微妙。万人受けは決してしないけれど、この麻薬風味の映像世界にハマってしまう熱烈なファンや支持者もいるだろうと思う。5点(2003-12-17 20:16:29)

99.  千と千尋の神隠し 「やっぱりナウシカやラピュタだね」。この映画を観た多くの方がそう思っただろう。この作品には一個の確固としたストーリー運びの方向性が見えない。あまりにも完成されたナウシカやラピュタとは決定的に違い、この物語では作り手が手探りで取捨選択をしながら(悪く言えば行き当たりばったりに)製作していったような印象を受ける。観客の想像と微妙にズレる展開は監督の意図でなく、むしろ監督自身、この物語が最終的にどこに漂着するのかは分かっていなかったのではないかと思う。事実、もともと橋の上のシーンだけの捨てキャラだったカオナシが、製作途中の流れで、物語の重要なシーンを担う存在になって来たりしている。だから作品のそこここに綻びがある。でも、だからこそ私はこの作品が好きだ。よく分からない話、と片付けてしまうのは簡単だけれども、それこそが監督の意図なのだから。よく分かる映画なんて、ディズニーがいくらでも作ってくれる。監督の言う「間口も広ければ、出口も広い」、つまり万人が気軽に観れ、その万人全てが同じような感想を抱くという、ディズニー映画。その対極にこの映画はある。「間口は広いけれど、出口は狭い」そういう意図の下で製作されたのなら、それは見事に成功している。シーン1つ1つが隠喩に溢れ、何気ない描写に深遠な哲学性すら感じさせる。私は千尋が電車に乗っていくシーンがたまらなく好きだ。この映画の中で、あのシーンは比類なく完成度が高い。物凄く静かでありながら、映画の最高潮としてきちんと機能している。今まで観て来た映画の中で、最も静謐なクライマックスシーンだと思う。監督にとっても、「とにかく電車に乗っていくんだ」と、このシーンが、この映画の制作の上で目指した1つの到達点であったという。静かでありながら、思いに溢れている。ミニマムでありながら、恐ろしく深い。それは本来、小津監督などに代表される、日本映画が最も得意とした描写だ。アニメーションでそういう表現が出来、観客がそれを受け取れるのは、やはり日本だけなのだと思う。言葉でなく、行間を読む。それは本来、日本人が最も得意とするものではなかっただろうか。それを放棄し、「こんな映画訳分からねえ」と吐き捨てることだけは、私は絶対にしたくない。タイトルも本当にいい。千は多くの数、千尋は深遠と悠久、神隠しはその欠如。1つ1つが隠喩。日本人への警鐘。10点(2003-12-17 16:51:29)(良:11票)

100.  ポエトリー、セックス 正直、もっと洗練された映画なのかと思っていた。どういう方向に映画を持って行きたかったのか、監督の意図も分からない。女優の体型の緩み具合も気になった。いや、あれじゃ私の方がまだマシですよ。逆にそれがリアルでよい、と言う考え方もあるけれど。でもそういう官能のリアルさをとことん追求した映画でもないでしょう?かといってサスペンス劇のプロットが練れている訳でもないし。何がやりたかったのでしょうか。監督の意図を知りたいところです。3点(2003-12-16 19:47:45)

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