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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 215
性別 女性
ホームページ http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/
自己紹介 正直、生まれは平成じゃないです。かなり、昭和なムード。昔みた映画を思い出しながらレビューしますので、記憶がずいぶんあやふやかも。なにか変なところがあったら、http://plaza.rakuten.co.jp/maika888/のほうにツッコんでおいてください。

好きな女優
 「或る夜の殿様」の山田五十鈴、「近松物語」の香川京子
好きな男優
 「お茶漬けの味」の佐分利信
好きなキャラクター
 グレムリンちゃんとマシュマロマン

☆評価基準
10点:超絶。ほとんど奇跡。
9点:傑作。かつ大好きなんだもーんッ!
8点:傑作だし、好きデス。
7点:素晴らしいです。好みの映画です。
6点:まあ、悪くないと思います。
5点:なにか気になるものはあります(~~;

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456
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101.  パッチギ! この映画が「政治的な作品」じゃないと言えばウソになる。でも、それ以前に、何より「映画的」な力を爆発させてることによってこそ、まずもって、この映画は確実に評価できます。 ・・・とはいえ、この映画がこんなふうに「映画的な力」に満ちてるのは、やっぱり、その根底に「政治的」であることをも恐れないような姿勢があったからじゃないかと思う。いまの日本映画って、現実を逃避するためのフィクションに徹したものばかり。あるいは、現代人の閉塞した内面性をウジウジと描写したような作品(つまり私小説みたいな映画)とかもあふれてる。でも、ウジウジした内面性にこだわることが「映画の力」に結びつくとも思えない。 本来は、そんなふうに虚構とか内面とかに逃避した作品じゃなく、日本の社会が直面している、もっとも困難で扱いづらいテーマについて、なりふりかまわず「パカッ」と開くような、そういう力強い作品こそが、映画に力をもたらすんじゃないでしょうか。べつにプロパガンダ的なメッセージとか、政治的な主張が提示できなくても、とりあえずは、全部ぶちまけてしまうこと。さまざまな断面を見せてしまうこと。良いんだか悪いんだかも分からないまま、とりあえず、そこに映画的なエモーションをぶち込んでしまう事。そこからしか、現代の日本映画に「力」なんて生まれてこないんだってことを、この映画はみごとに証明してると思う。 実際、この映画のクライマックスは、映画的なエモーションを見事に体現しています。「映画」を、ちゃんと見せてくれている。だから観客は、まずはとりあえずそれを“観れば”いい。 したがって、観ないよりは、断然観たほうがいい作品になってます。その点で、井筒和幸という人は、映画監督として非常に正しいことをやってると思いました。[DVD(字幕)] 7点(2005-09-26 21:54:51)(良:5票) 《改行有》

102.  手錠無用 《ネタバレ》 まるで「勝新版・ルパン三世」みたい。雷蔵や勝新の時代劇シリーズを撮った職業監督が、現代劇のなかで、キレのあるスタイリッシュな映像を見せてます。しかも、ほんとにルパン三世みたいにおシャレ。69年ですから、時代もちょうどマンガ連載の始めのころかな。藤田まことが銭形警部で、佐藤友美が峰不二子ってとこです。 パジャマを着た勝新が、ピンク色のベッドで目を覚ますシーンは見ものです!7点(2004-05-28 22:00:15)《改行有》

103.  河内山宗俊 『人情紙風船』はあまりに出来過ぎてるので、あえて『河内山宗俊』を。 あまり記憶が定かじゃないけど、いちばんシビれたところは、たしか、中村翫右衛門の最後のセリフと、残した爪楊枝だったと思う。あの「爪楊枝」みたいのの映像だけで、この映画は傑作だと思いました。物語としても、『人情紙風船』よりこっちのほうが面白くて好きかなあ・・。なんか『人情紙風船』て、あらゆる意味で完璧すぎるんだもん。面白いとか面白くないとかじゃないでしょ、あれは。 それから原節子のことですが、原節子って日本映画には大柄すぎて顔もバタくさいと思うけど、この映画のときの原節子は、まだ若くて可憐な感じでいいです。とくに原節子がはじめに横顔で映し出されるシーンは、たぶん歴史的なシーンなんでしょう。  ・・気持ちは9点以上なんだけど、個人的なバランスの問題で8点にしちゃうのを許して。(T_T)8点(2004-03-20 12:57:35)(良:2票)

104.  大魔神怒る GYAOの無料動画で視聴。すでに18年前にレビューしていたことはおろか、二度目の鑑賞だったことにすら気づかず、最後まで初めてのつもりで観てしまった(笑)。われながら凄い記憶力の無さ…。 二作目は三隅研次です。キレッキレのシャープな構図がいちいちカッコいい。お姫様の祈りと涙が大魔神を突き動かす設定は前作と同じで、やはりこの神様は「信心の有無」で善悪を見分けているのだということが明確になる。十字架ごと持ち上げられたときの藤村志保の恍惚とした表情にも説得力があります。とりわけ今回は、最後にお姫様の涙が湖に溶け込んだことで、湖の神様との精神的な一体性がより強まっている。 チャンバラの見せ場もあります。大魔神への縄攻めが裏目に出るのは前作同様のお約束だけど、火薬による爆破攻撃もなかなかの見どころだし、船の帆によじ登った敵の親分に縄が巻きついて火あぶりになる最後の演出は、いかにも三隈研次らしくてケレン味たっぷり。 細部にツッコミどころがないとは言えないけど、全体的な設定に矛盾は感じない。たんなる二番煎じではない面白さがあるし、二作目としては十分に成功しています。湖が十戒みたいに割れるのも悪くないし、前作のUFOみたいな火の玉が出てこなかったのはむしろ前進。 18年前には7点つけていたのだけど、8点に格上げ。 【以下は18年前(ビデオ鑑賞)のレビュー】 もしアメリカ人に「GodzillaとDaimajinはどっちがスゴイか」と聞かれたら、絶対、「佐々木のほうです」と答える。東宝と大映の差でもあるけど、大魔神には、時代劇的な情緒感があります。『ゴジラ』も悪くないけど、あれはどっちかっていうと「科学映画」ですよね。それに、ゴジラはデカすぎて、かえってリアリティが無い。大魔神は、目の合うくらいの高さで迫ってくるから、ほんとうにむこうから歩いてくるようなリアリティを感じる。鎌倉の大仏さまを初めて見たときのような、微妙に大きさの感覚が幻惑される感じ。これは、怪獣映画にとってとても重要なことなんだけど、ゴジラにはそれが感じられないです。日本映画は大魔神のようでなくちゃいけないです。 これはシリーズ2作目。豪快で明快な怪物映画の中に、三隅研次一流のありえない演出の妙や奇特な映像のエロティシズムが加わってて魅力的。同時に、三隅作品として見るならば、大魔神の豪快さと明快さによって、彼の奇特な映像エロスに偏りすぎていないところがちょうどいい。そんなわけで、いっぱい楽しめます。[インターネット(邦画)] 8点(2004-03-19 15:59:14)(良:1票) 《改行有》

105.  ツィゴイネルワイゼン 傑作ですね。やっぱり。くらくらするくらいの傑作。大正ロマンの美と悪趣味と叙情性の極致。清順映画はアタリハズレがあるとわたしは思うけど、これはやっぱり傑作。わたしは9点にしますけど、一般的には「日本映画の金字塔」といわれて構わない作品だと思います。もうひとつ清順映画で挙げるとすれば、ケレン味がばちっと決まってる『けんかえれじい』かな。9点(2004-03-19 15:32:39)

106.  野良犬(1949) みなさんが言ってるように、やはり皮膚感覚にうったえてくる暑苦しさと疲労の迫力がスゴイ。『野良犬』の疾走感はクロサワ現代劇の醍醐味を感じれます。そもそも、わたしはクロサワの時代劇より現代劇のほうが好きです。かろうじて時代劇で選ぶなら『隠し砦』と『蜘蛛巣城』かな。『7人の侍』とか『羅生門』とかは、正直なにが面白いのかわかりません。(『羅生門』はたしかに美しいですけど。)カラー作品なんか問題外。8点(2004-03-19 15:06:30)

107.  静かなる決闘 黒澤の中でわたしのベスト。そもそもわたしはクロサワの時代劇よりも現代劇のほうが断然、好き。話は単純だし、思いっきり勧善懲悪的なんだけど、そんなことはどうでもいい。この強引さこそ、クロサワの魅力。そして「皮膚感覚」にうったえてくる表現力の圧倒的強さ。『野良犬』の蒸し暑さも、この最初のシーンの野戦病院の砂ボコリと息苦しさも、皮膚をとおして感覚に迫ってくる。それから、クロサワ映画では、物語を強引に形づくる登場人物の顔立ちや輪郭がすごく強いです。三船敏郎の顔も、志村喬の顔も、まるで鉛筆でくっきり描いたみたいに線が強い。関係ないけど、『生きる』のときの志村喬の顔なんて、ほとんど手塚治虫のマンガみたいだったし(~~;; 。9点(2004-03-19 14:50:32)(良:1票)

108.  早春(1956) わたしの小津の中でベスト。純粋で、端正で、品があって、キレイな映画。 小津はカラーになったら、ちょっと卑猥で下品な作品をつくるようになりますよね。エロおやじの大学教授とか、うんちの話とか。小津にとって「色がつく」ということは「エロくなる」ということだったように思う。もちろん、それはそれで面白いんだけど。でも、それに対して、小津のモノクロ時代の作品は、みんな清潔だし上品です。この作品は、全作品中でも異色作と言われるけど、次の「東京暮色」ほど特異な感じはしない。そもそも浮気なんて、登場人物が口々に言ってるように、どこにでもある話です。もしも、この作品が特異だとするならば、それは小津作品の中で唯一「春」を描いているということでしょう(じっさいの物語の季節は夏のようですけど)。「秋」とか「遅い春」といったイメージが強い小津映画の中で、この作品だけが、タイトルどおり「春」そのものを瑞々しく描いてる。男の人たちにまじって自由奔放にふるまう岸恵子が可愛くて好きです。かなり開放的で大胆ではあるけど、けっして慎ましさや、爽やかさや、瑞々しさというものが損なわれていない。まあ、これがカラー作品だったら、もうちょっと下品だったのかもしれませんけども。これはモノクロ時代の最後のほうの作品ですし、モノクロの小津作品の端正さがここで完成されてるように思います。長時間の映画ですが、まるで爽やかな短編佳作のようで、長さを感じさせません。[映画館(邦画)] 9点(2004-03-19 14:17:28)《改行有》

109.  雪の断章 情熱 あのころ由貴ちゃんが好きだったから見たんだけど、いま思うと、これが相米映画の最高傑作じゃないかと思う。こんなジャンバルジャンとコゼットみたいな話が、日本のどこにも存在するわけないし、こんなストーリーもあるわけないし、そもそも時代設定もまったく不明だし、こんなものを作ろうと思った動機もまったく不明。どんな欲望があるのかぜんぜん分からない。『台風クラブ』みたいな話なら、まだ現実にもあるかもしれないけど、『雪の断章』の話だけはありえない。こんなありえない物語を、長回しのリアリズムで撮ってしまった時点で、これは異常な傑作なんじゃないかと思う。テント芝居をそのまま映画にしたようなもんだといわれればそれまでかもしれないけど、それを抜きにして考えれば、この作品世界はあまりに異常なところにいっちゃってます。[ビデオ(邦画)] 8点(2004-03-19 13:05:36)

110.  永遠の人 大好き!エキサイティング!フラメンコ!こんな日本映画はほかに思いあたりません!ラテンの血がたぎる。 だって、ラテン的な感受性って、不幸になればなるほど燃えるんだもん・・(~~;;。もう、仲代達也の目が、(ただでさえギョロなのに)気持ち悪いぐらいギラギラしてます。高嶺秀子のほうは白くて小さい可憐なお花みたい。夜、仲代達也が襲ってくるんだぞぉ~ッッ!!9点(2004-03-18 11:22:37)(良:1票)

111.  HANA-BI 作品としてはべつに面白くない。ただ、私の人生のなかで見た映画でいちばん泣いてしまったのも、なぜかこの作品。ファーストシーンでたけしの絵が映し出された瞬間からもうだらだらと泣き始めて、最後の海の映像まで終始泣きっぱなし。なんだか分からないけど、わたしとしても日本人がベネチアで賞を獲ったことがうれしかったのかなあ。とにかくべらぼうに泣いてしまった。でも、たけし作品としては後退してるという印象です。ちなみに、事故前の作品では、久石譲の情緒的な音楽が、諧謔的なたけし映画のテンポにあわなくて邪魔だったけど、この映画では、(よくもわるくも)久石譲の音楽に合うようになってしまいました。7点(2004-03-18 10:48:47)

112.  3-4X10月 なんとなく『ソナチネ』よりもこっちのほうが好き。たけし映画の中の私のBest。こっちのほうが先に観たし、その強烈な印象が抜けないからだと思う。展開もギャグも大胆だし、いい感じで転倒してるから。映像美だって劣ってない。 だって2作目でしょ、これ。すごいと思う。でも、あのときの観客は、たしか館内に3人ぐらいでした・・(~~;;。 ラストもすごい大胆。その暴力をつつみこむ草野球の光景も好きです。 なんとなく、「事故」前の作品って、海の青よりも空の青の印象が強いですね。9点(2004-03-18 10:07:58)

113.  吾輩は猫である(1936) わたしが見た喜劇映画のなかで最大の傑作。 素人みたいな役者のヘタウマ演技、間のぬけた枠のとり方、べつに面白くないエピソード、中途半端なストーリー・・。何もかもがとても開放的です。すべてにおいて映画的な価値を作ることにコケてる。その「コケ具合」が、全体として、この作品になんともいえない可笑しみを生み出させてしまってます。いまなら学生サークルでつくった素人映画だといわれても、だれも疑問に思わないかも。でも、これを作ってるのは山本嘉次郎なのデス。この上達されたコケ映画を見てしまったらエド・ウッドなんかたぶん要らない。間のぬけた画面の、中途半端な位置で、登場人物がそばをすすってるシーンは、喜劇映画のひとつの到達点だと思いました。10点(2004-03-18 00:57:11)

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