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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
161. 血と骨 “暴力”という言葉は、この映画の為にあるような気がする。観終わった後、首をしめられているような息苦しさと、激しい怒りに襲われました。もう、二度と観たくない。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-28 18:20:38) 162. 約三十の嘘 《ネタバレ》 詐欺師の集団である事が実感できないまま終って行きました。詐欺師というと、もっと胡散臭い感じのクールな奴、でも頭はすごく良い、みたいなのが僕のイメージでした。しかし、この映画の中に誰一人としてそんな詐欺師はいませんでした。なぜなら彼らはニ流、三流の詐欺師だからです。一流ならば団体で行動を起こす必要はなく、たった一人で何百何千のお金を騙し取る事が出来るでしょう。しかし、彼等は二流、三流。一人では何も出来ないような奴らなんです。だからチームを作り集団でお金を騙すのです。そんな彼等が仲間割れを起こします。馬鹿です。観ていてショウモナイです。でも、彼等は純粋です。一流詐欺師ならまず何よりお金を大切にするでしょう。なぜならお金こそが彼等の生きる生命線だからです。しかし、二流、三流の彼等が最も大切にしたのはお金ではなく、仲間でした。なんという映画だ・・・詐欺師を描く事自体馬鹿げているのに、詐欺師がお金より仲間だ、友情だと吠えている。でも僕はこんな馬鹿げている映画が好きだ。結構好きだ。7点を捧げる。[DVD(字幕)] 7点(2005-06-26 16:55:12)(良:1票) 163. いぬのえいが いぬは飼っていませんが、それでも十分に楽しめました。笑えて、泣ける、そんないぬを愛し、いぬに愛されている人の為の映画。まさに『いぬのえいが』[映画館(字幕)] 7点(2005-06-14 18:24:05) 164. お早よう 「おはよう」の挨拶一つで人はいとも簡単に繋がりあう事が出来る。“挨拶”という当り前で有り触れた物がいかに大切で必要不可欠か改めて教えてくれた。そしてその教え方も決して説教臭くなく、どこか遊び心によって観せてくれたので、終始笑いながら楽しく観る事が出来ました。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-14 17:57:19) 165. 宮本武蔵 二刀流開眼 宮本武蔵、佐々木小次郎。遂に出会ってしまった。二人が揃うと何とも言えないオーラと迫力がある。4部作目は一体どんなストーリーが待っているのか期待が膨らむ。[DVD(字幕)] 7点(2005-06-06 18:40:01) 166. ぷりてぃ・ウーマン 趣味や生きがいさえあれば、人は100歳だろうが18歳だろうが美しく輝いていられる。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-01 23:08:14) 167. スウィングガールズ 現代を生きるごく一般的な高校生が最も嫌う事は“努力”し“妥協”しない、という事。ましてや夏休みの補修に参加させられる程の女子生徒達が“努力”し“妥協”しないなんて事はまずありえない。その証拠に、補修をサボる口実に吹奏楽部に弁当を届けるという場面でも数多くの“妥協”を繰り返し、“努力”などまったくと言って良いほどしていなかった。さらに弁当を摘み食いし、その弁当を腐らせ、石を詰め、さらには補修をサボる口実にジャズを始める始末。ここまで振り返ると、彼女たちは面倒な事はそっちのけで、楽な方楽な方へと逃げ(これが妥協)、結局何一つきちんと成し遂げてはいない(努力ゼロ)。そんな彼女たちも徐々にジャズの魅力に引き込まれて行く。が、やはり妥協の彼女たちは何をやっても中途半端。楽器代を稼ぐ為に始めたアルバイトも練習も路上ライブも。どれもこれも見苦しいほど中途半端。しかし、徐々に彼女達のジャズへの直向きな情熱が表へ出てくるようになる。自分達から積極的にジャズの先生を頼んだり、壊れた楽器の修理をしたり、他にも自主練習をしたり、衣装を作ったりと様々な所で積極性や努力が見られ、そしてその成果はきちんと音として現れていた。冒頭であれほどまで雑で、適当で自己中だった彼女達が、ここまで上達し成長し、結果を出たしたのには素直に感動し、清々しい気持ちになれた。そして彼女達のやる気の源になった物は、彼女達のジャズへの深い愛と、ジャズを心から楽しもうとする彼女達の直向きな純粋さが結果をもたらしたのだと僕は思った。そんな彼女達に僕は大きな拍手を送りたい。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 22:14:40) 168. 仁義なき戦い 広島死闘篇 なんとなく、仁義のかっこ良さが、わかって来たような気がします・・・これからもっと足を踏み入れて行きたい世界です。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-23 22:39:16) 169. 青春デンデケデケデケ 音楽を通して繋がって行く友情の温もりを、彼らが演奏する音楽に合わせてヒシヒシと感じました。彼らの年齢でしか味わえない喜び、時間は戻らないけど気持ちのいい最高の思い出。そんな友情をあなたはしましたか?思い出はありますか?そんな風に訴えかけて来る作品だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-05 18:19:24) 170. 宮本武蔵 般若坂の決斗 獣でしかなかった新明武蔵が、三年の月日をかけ人間となり、宮本武蔵となり刀の道を極める為、そして天下無敵になる為旅に出る。お通を見捨て単身修行。先々での戦いは常に見物。あぁ、三作目が楽しみだ。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-03 19:37:31) 171. 原爆の子 世界が忘れてはいけない過去。消し去ってはならない事実。そして日本人が未来に残さなければならない苦しい記憶。この映画にはその全てがある。教科書や教師の言葉では学ぶ事のできない事実を、現代を生きる日本人にはこの映画を観て知る必要があると強く思った。[DVD(字幕)] 9点(2005-04-16 21:23:24) 172. 裸の島(1960) 何もない島で、一つの家族が生きている。毎日毎日繰り返される重労働に弱音を吐く事もなく、誰かに頼ったり頼られたりする事もない。家族は自分に課せられた役割と仕事をもくもくとこなしていた。平凡で何気ない日々を生きていた。しかしそんな中、幼い命がいきを引き取った。母親の心は崩れ、内側の崩壊はあっという間に外側まで広がり、母親は身も心も崩れて行った。苦しく、辛い日々に積み重ねられたストレスなど積もり積もった苛立ちは、息子の死によって耐える事が出来なくなった。その狂う姿はあまりにも切なく、あまりにも痛々しかった。しかし母親の崩れる姿を優しい瞳で見守る父親の姿が横にあった。まるで「泣いてもいいんだ」と言っているようだった。励ます事も、慰める事も、一緒になって悲しむ事もせず、ただ強い気持ちでしっかりと地面の上に立っていた。そして彼等は生き続ける。日々の日課を休む事は死を意味する。悲しみに沈んでいる暇など彼等にはなかった。人間は生き続ける為に立ち止まっては行けない。どんなに苦しくても、どんなに悲しくても絶対に立ち止まってはいけない。と言う事を僕は学び、そして深く心に刻みました。[DVD(字幕)] 8点(2005-04-09 22:50:28)(良:1票) 173. 隠し砦の三悪人 敵の網威を掻い潜って逃げる五人。“逃げる”が故に感じられる緊張感がたまらなく良かった。さらに中盤での男と男の槍と槍での対峙の場面は、男達が放つ勇ましさとピリピリと張り詰めた緊張感に、ふと気付けば、画面に食い入るように観ている自分がいました。他にも多くの場面で感じられる緊張感と興奮感が僕は大好きです。こういう作品があるから黒澤映画は好きです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-04 20:15:00) 174. 赤目四十八瀧心中未遂 何事にも中途半端な人間には何も残らない。この映画の主人公の男の未来は真っ暗で、想像すらできない。いや、もしかすると何もないのかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2005-04-01 18:18:21) 175. 四月物語 脚本も映像もどこか在り来たり。でも、いや、だからこそ感動できる。気持ちのいい、清々しい作品。[DVD(字幕)] 7点(2005-04-01 18:07:22) 176. 宮本武蔵(1961) 中盤での沢庵坊が青木丹左衛門を馬鹿にするシーンが大好きなボビーです。あのシーンの爽快感は、例えて言うなら自転車で急な坂道を猛スピードで走っている時の不安と興奮の入り混じった感情だと言えます。他にも山ほど見所はありますが、僕は一番あの場面をお勧めします。[DVD(字幕)] 8点(2005-04-01 17:31:52) 177. Dolls ドールズ(2002) 失った恋人を探す、途方もない旅。赤い綱で繋がれた恋人の抜け殻。人形のように表情を失い、言葉を失い、そして感情を失った。しかし、彼女の中にトラウマのように残る、大切な物を無くす“悲しみ”という感情。男は探す。希望を捨てず、様々な場所で、赤い綱に繋がれた抜け殻の恋人の心を探す・・・北野監督はいつも主人公だけにスポットをしぼらず、複数の登場人物の人生を僕等に見せる。それをするのとしないのでは、明らかに映画の出来が変わってくる。そして久石譲さんの音楽は、この映画の静けさに完璧にマッチした美しい音色を僕等に聴かせてくれた。難しい映画ではあるが、観る価値は十分にあった。7点(2005-03-25 22:23:56) 178. 家族(1970) 家族というのは個人の集まりの言わば、団体行動である。個人には性格と個性があり、意見や考えは一人一人異なった物を持っている。だからそれが団体となった時、意見の食い違いや争いが起きるのは当り前と言えば当り前である。しかし、それがエスカレートし過ぎた状態は本当に悲惨な物になる。その状態というのがまさにこの映画の中にあった。まるでドキュメンタリーのような映像とストーリーには、常にリアルな悲しみが付き纏っていた。だから中盤では何度も観続けるのが辛くなり、何度も停止ボタンの上に親指を乗せて悩みながら観ていました。結局最後の最後までこの苦しみと悲しさは癒える事はなく、最後もやはり悲しみが胸の中に残ったまま終って行きました。しかし、観賞後は本当に考えさせられました。命とは?人間とは?そして家族とは?この映画は嘘や偽りなどない本当に現実的な家族を見せてくれた。この映画から学ぶ事は山ほどあるような気がします。そして将来自分が父親になった時、素直で家族想いの良き存在になれるよう努力したいと強く思いました。8点(2005-03-21 22:24:41) 179. GTO 田中麗奈に5点!5点(2005-03-14 19:32:16) 180. 二十四の瞳(1954) 平和と子供達を心から愛し、戦争と意味のない死を心から憎んだ、高峰秀子演ずる主人公。そんな彼女の優し過ぎるほど温かい心は、僕の心にも強く、そして深く残った。9点(2005-03-13 16:43:14)
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