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1. カンニング・モンキー/天中拳
《ネタバレ》 “Half a Loaf of Kung Fu(一招半式闖江湖)”『カンフー半分でも無いよりマシ(半人前の世渡り)』でしょうかね?
テレビのロードショーでジャッキー映画がバンバン流れて、学校で流行ってた時期に公開された作品です。
親に連れて行ってもらって観てきた友達が羨ましかったぁ。
当時テレビで観たんですが、普通に面白かった印象。「ジャッキーがー、拳法の秘伝書をー、カンニングしながら闘うのがー、面白かったです!」って子供みたいな感想で、あまり印象に残ってないのが正直なところ。どんな内容だったっけ?
今回観たのはレンタル版DVDで吹替無し。冒頭、演舞というかコントをするジャッキー。それがすごく長っっがい。意味の分からないコントが5分もだよ、何だこれ?なんかシュール。子供だったら飽きてしまうな。
主人公ゴン。出てくる度に前髪パッツンのオカッパだったり、センター分けだったり、ボサボサだったり、マユに掛かるほどの毛量だったりと前髪が安定しない。ラスボスがカツラだったのもあるし、もしかしたら当時の香港でカツラ・ネタが流行ってたのかもしれない。
登場人物がたくさんで覚えきれない。って思うけど、結構上手に処理されてて、「あれ?あの人どうしたっけ?」ってことが少ない。何かデッカイ事してくれそうな、銀魂の神楽みたいなオレンジ髪男もアッサリ負けたっけ。
師匠の弟子(ゴンから観て兄弟子ポジション?)のディーン・セキが結構活躍してるのも珍しい気がする。
だけど敵も味方もこんなに沢山出した意味は解らない。この時期のジャッキーはシリアス路線からコメディ路線に舵を切りたかったそうで、「俺に共鳴してくれるカンフー俳優仲間が、こんなにいるんだぜ」ってアピールするための映画だったのかも?
妄想だけどジャッキー派の地固めの第一歩で、そのためロー・ウェイが面白くなくて公開を遅らせた…として考えると、少し興味深い。
う~ん、これは吹き替えで観てナンボな作品かもねぇ~ア~イマ カンニンマンキーャ ハッピ カンニンマンキー♪[地上波(邦画)] 4点(2024-01-13 12:56:27)《改行有》
2. カンフーハッスル
《ネタバレ》 “功夫”『カンフー』。これは良いとして英題“Kung Fu Hustle”『カンフーぺてん師』??…ハスラーのハッスルだと思うんだけど、こんな訳で良いのかなぁ?まぁ、シンはハッタリだけのチンピラ。豚小屋砦の達人5人も正体を隠してた。最強の火雲邪神も奥の手はインチキ。シンに秘伝書を渡した仙人も…だからまぁ、これで良いのか。
少林サッカーが大好きなので、この作品も素直にハマれました。斧頭会に囲まれて絶体絶命の場面で3人の達人が立ち上がるシーンは鳥肌ものの格好良さ。DVDでここばかり何度もリピートしてしまいます。シンと相棒も安定の面白さ。痛面白いナイフ投げのシーン最高。アイス売りの娘から小銭を奪うところ、相棒がラムネを差し出すところで胸がジーンとなってしまう。
少林サッカーと比べ、序盤のボス殺害シーンがちょっと残酷で少々鼻に付いてしまうけど、琴の暗殺者が猫を切るシーンがまたセンス良くて、ここは良い意味で裏切られた気分。このシーンのミスリードのために序盤に残酷シーン入れてたのかなぁ?って思えるくらい。猫上手い。
漫画チックに脚をクルクルさせてのチェイス・シーンとかは、まぁ、私はあまり得意ではありません。気持ちがすとんと落ちたところで唇ブルブルのシン。こういうのも、ちょっと…達人3人のカンフーは素晴らしかったけど、それを凌駕する大家夫婦のカンフーが体技ではなくCGメインなのも、最初ちょっと残念に思ってたっけ。今ではそんなに嫌いじゃないけど。
火雲邪神は強敵感があっていい味出していたわ。シンとの対決もアツいものがあったけど、やっぱ最後はCG合戦かぁ。
シンは大家夫婦の死んだ息子。って訳じゃないんだよね?たぶん。
ただね、ツッコミどころはいっぱいあるけど、キラリと光るセンス。他の映画じゃやらないであろう、ウケるかスベるかギリギリのギャグ。観終わった後の満足感。笑いあり涙ありの99分間。少林サッカー同様、当時のチャウ・シンチー映画には不思議なパワーがあるんですよ。[地上波(吹替)] 7点(2023-11-22 22:52:45)《改行有》
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