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1. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 ヤンの死後、警察内に残り、警察内に潜入している残りの内通者5人を次々始末して行くラウの表情は、どこからどう見ても悪人でしかなかった。善人になりたいと思えば思うほど、自分の心の中の本当の感情と表情は表へ出てくる。緊張感が張り詰める中で繰り広げられる壮絶なストーリー。一体いつになればヤンは報われるのだろう。ラウの進む道の先にあるのは明るい光りか、それとも真っ暗な闇か・・・その答えはどちらでもなく、その先にあるものは“人生の続き”だけだった。終りのない苦しみ、終りのない痛み、終りのない後悔。そしてそれらから逃れられるのは“死”だけだった。ラウは“死”を望み、死を選んだが、結局死ぬ事からも逃る事は出来なかった。そしてラウは終りのない泥沼地獄へと足を深く踏み入れてしまった。しかし足を踏み入れてしまったのは今に始まった事ではなく、もうとっくの大昔に足を踏み入れてしまっていたのかもしれない。不運なのはマフィアに潜入させられた警察官のヤンか?それとも警察に潜入し生き延びたラウか?僕にその答えはわからない。だけど、最後にヤンが見せたのは満面の笑みだった。そして、運命に導かれるようにして出会った二人は最後、しっかりと目と目を見詰め合っていた。
[映画館(字幕)] 9点(2005-05-15 09:05:45)《改行有》
2. インファナル・アフェア 無間序曲
運命的な二人の出会いと人生。彼等二人の人生の歯車が微妙に狂い始めた発端が丁寧に描かれている。この二作目があってこそのインファナル・アフェアだと思う。[DVD(字幕)] 8点(2005-03-14 17:58:01)
3. インファナル・アフェア
スパイ映画は世界中に数多くあるけれど、この映画ほど興奮した作品は他にはない気がします。まず、映画全体を通して一定の張り詰めた空気と静けさがあり、それによって生まれた緊張感と緊迫感がとても良かったです。さらにマフィア&警察物でありながら、派手なドンパチなどで魅せようとはせず、ストーリーの厚みと予想の出来ない展開によって興奮させてくれました。これは最近のハリウッド映画では味わえなくなった感覚なので、とても新鮮に思えました。ですので最近のハリウッド映画に飽きてしまった人にとてもオススメの作品です。8点(2004-12-04 20:40:51)
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