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1. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 時間軸をいじくる映画はその繋ぎ方を誤ると一気に面白みが欠ける……この映画はまさにそれの典型では? 過去や未来へ頻繁に場面が切り替わるおかげで、今一体どういうストーリーが展開されているのかが分からなくなり、物語の焦点がぼやけてしまった気がします。また本作は、第一作のヤンとラウ、ウォンとサムといった対立軸が無くなったため、ラウが一人でジタバタしているような印象を受けます。だから最後の展開もイマイチ盛り上がらない…というか、乗り込む前に証拠の中身ぐらいはキチンと確認してからにしましょう。[DVD(字幕)] 7点(2007-03-12 22:31:50)
2. インファナル・アフェア 無間序曲
前作と比べると何をやっているのか分かりにくい部分が多かったです。致命的なのはやはり若き日のヤンとラウが前作と繋がらず、かつイマイチ存在感が薄いこと。この辺はよく引き合いに出される『ゴッドファーザーPARTII』と比較しても一目瞭然でしょう(あの映画は過去と現在が見事にハマっていたからこそ面白かったのだから)。あの頃のデ・ニーロのような完璧な役作りは無理でも、せめてもっと似ている役者にやらせるとかしてほしかったです。でもこの作品って実質的には、若き日のヤンとラウの物語というよりは、ウォンとサムの話といった印象ですし、そういう視点で見れば前述したような不満も幾分解消されます。そういや終盤のサムの行動って、どことなく『ゴッドファーザーPARTII』のフランキーのそれと似てるなぁ。[DVD(字幕)] 8点(2007-03-12 22:25:24)
3. インファナル・アフェア
こんなことを言っちゃおしまいですけど、スパイが誰でどうやって情報を流しているかなんて通信記録を調べたら一発で分かるんじゃないですかね? 見たところ誰もそこまで気を配ってないし、現にそれっぽい場面もありましたしね。でもそれをやっちゃうと30分で終わってしまうか(爆)。それはともかく、このテの香港映画を見たのは初めてだったせいもあり、最後まで普通に楽しむことができました。続編の二本にはやや不満もありますが、とりあえずこの第一作には大満足です。[DVD(字幕)] 8点(2007-03-12 22:18:53)
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