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1. 燃えよドラゴン
《ネタバレ》 ブルース・リー映画は初見。
映画自体の出来は、良く言えば素朴。いろいろとアラが感じられたかなと。
序盤で、ツカツカと弟子(?)が現れ稽古をつけるシーンから早くも迫力が感じられず、この先大丈夫かなと不安になりながら見ていました。
ストーリーのキモは、同門で修業したかつての同志が悪の道へ進んでいる事を知りそれを征伐するというコテコテの超王道ストーリーということもあり、ブルース・リーの存在感で何とか100分間持っていた感が否めません。
気になったのが、フィルムの早回しやスローモーションを用いている点なのですが、要所要所でというわけではなく、必要のない所で使っていたり、逆に肝心の所では普通に流してるしといった具合で、どうもその意図がよく分からず編集が下手だなぁと思ってしまいました。
主役のブルース・リーはやはり大物のオーラが感じられ、表情やフィジカルにおいてもまさにスターと呼ぶに相応しい風貌です。
自分が語るのもおこがましいですが、アクションももちろん超一流。相手の過度な受け身や打撃を食らった時のオーバーリアクションなどは、彼の前では逆に意味のないものに感じられます。
一方で、監督のロバート・クルーズという人は初めて聞く名前だったのでフィルモグラフィーを見てみると、やはり案の定という感じ。製作経験かそれとも才能かは置いておいて、ブルース・リーの他の出演作は未見ですが、是非とも他の名監督の下で活躍していてくれと願うばかりです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-24 01:13:17)《改行有》
2. 少林サッカー
《ネタバレ》 日韓ワールドカップの時に上映してたから、ワールドカップのブームにあやかろうとする魂胆がいやらしくて好きになれず、食わず嫌いのままでいたけど、意外におもしろい。完全なおバカ映画ではないところがよかった。ところどころに考えさせられる場面とかあったし、恋愛シーンも悪くないと思う。ゴールキーパー役の“魔の手”がかっこよかった。
ただ、気になるのが、CGの荒さがすご~く目に付いた。だってあれ、ボールがちゃんと足に当ってないでしょ。主人公が壁に向かって1人で練習してるシーンも、真っ直ぐ足の甲にヒットしてないのに真っ直ぐボールが飛んでいくのはかなり違和感があって気になってしまった。
あと、最後のオチ(オチと言えるかわからんが)で、「ボーリング大会2連勝!」っていうのが意味分からん。あれって笑うとこなの?7点(2004-06-02 23:46:25)《改行有》
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