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プロフィール |
コメント数 |
210 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
自己紹介 |
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1. 大丈夫日記
邦題が「立派な男子」という意味の名詞の「大丈夫」と、この映画はいったいぜんたい「ダイジョウブ」なのだろうか、の2つにかかっていてたいへんセンスがあるなと思っていたら、原題の中国語からして大丈夫日記だったようで、邦題は何のひねりもなくそのまんまのようだ。残念。若いころの萬田久子似と、菊川怜似の二人の美女を相手にチョウ・ユンファ演じる証券マンのファが子供の頃からの夢を果たした後日談、といった風情のストーリー。とはいえ、ご両人とも90-56-90 には見えなかったような気もするが、そこは突っ込むところではないのだろう。刑事との大立ち回りのシーンで流れる曲が、何気なくビバリー・ヒルズ・コップに似ているような似ていないような微妙なメロディなのが香港映画らしい味なのだろうか。最後のオチは、大丈夫たる者かくあるべしをおおらかに示していて、まことに天晴れであった。この作品を勧めてくれた方に「男なら必見の一本」といわれたが、まさしくその通りの掘り出し物である。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-02 22:15:11)(笑:1票) (良:1票)
2. 女人、四十。
妻に先立たれたショックなのか、アルツハイマー症状が急速に進行した舅の面倒をはからずも見ることになってしまった、キャリアウーマンで主婦である主人公の細腕奮闘記。癌が脳に転移して段々記憶が失われていった近親者を看取った経験がある者として、この作品は、深刻になりそうな題材を、明るく軽く描き出すことに成功したすぐれたコメディだと強調したい。現実はこんなにとんとん拍子にうまいこと物事が進行しない、との批判はあるだろうが、この題材はそうでもしなければ、見るに忍びない映像の連続になってしまうだろう。市場での値切り交渉や、帰りがけの女性同士の麻雀など、いかにも香港らしいところ、誰が病人の面倒をみるかで日本と同様な親族会議が行われるところなど、日本と異なる場面、似ている場面が交互に現れてなかなか楽しい。義父と主人公の演技は完璧といってよい出来である。難しい題材をきちんとした娯楽作品にまとめあげた作り手の腕前は並みのものではない。8点(2005-01-21 20:26:46)
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