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プロフィール |
コメント数 |
52 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
自分に理解できないから低評価というのはいかがなものか。でも無駄に難解にしてごまかしている作品に高評価というのもいかがなものか。自分が納得できるポイントを書くことで発見していきたいと思います。 |
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1. LOVERS
《ネタバレ》 変にひねらず予想通りの展開にしておけば、映像はきれいだし、衣装はいいし、最高の美男美女だし、で、普通にもっと愛される映画になっていたと思います。何が目的で今までそんなことやってたんじゃーというあまりにもの展開と、何でもありだ、と言わんばかりに開き直ったようなファンタジーなラストに、感動するどころかしらけるばかりでした。物陰からいきなり殴りつけるようなドンデンで観客を突き放し、秋から冬へ一気に変化させるウソっぽさで、悲劇の必然性を台無しにしている。観客の気持ちを操作してやろう、という意図を感じさせては観客はしらけるしかない。 ウソで始まった恋が本物になって、組織と情に引き裂かれる恋の悲劇、というそもそも表現すべきだったテーマに対してすべての表現が従属してこそ感動できる映画になり、美しい絵が輝くはずだったのに。[DVD(字幕)] 5点(2007-08-31 11:25:43)(良:1票)
2. 殺し屋1
《ネタバレ》 浅野忠信を垣原にしたのは映画としての華やかさが出てすごくいいと思うのだが、それであれば垣原の強さを印象付けるシーンをしっかり作ってあげないと、コワモテのヤクザ組員達がびびって彼に従う説得力が出ず、イチとの対決も盛り上がっていかない。ラストは垣原が耳に針を突き刺してから墜落して死ぬところまでが、垣原のこうあってほしかったという夢なのだろう。(だから額の傷が消え、それを確認したジジイは悲しそうに荷物を置いて退場する)ジジイは吊るされて終わり、子供は外を行くところが現実に起こったことなのだと解釈できる。血しぶきや臓物は派手すぎてお笑いの域、CGが頑張っている。三ヶ国語を操る香港女優が、英語まじりで私は立花ですというばかばかしさは大笑い。見事に歌舞伎町の無国籍性を表現している。キルビルやらオールドボーイやらいろいろ海外の作品に影響を与えている怪作。[DVD(邦画)] 7点(2007-04-22 23:20:43)
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