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1. SWEET SIXTEEN
イギリス社会の最下層に生きる少年が、更に転落していく様を描く青春映画。主人公は自暴自棄になってる訳でも、裏社会でビッグになりたい訳でも、小遣い稼ぎをしたかった訳でもない。しかも自分がジャンキーになるつもりはなく、他がやらなかった事業を始める才覚があり、大手と提携する交渉術も持つ非常にしっかりとした男。彼のモチベーションは「家族で一緒に暮らす」というささやかな希望だけ。15歳の少年は、自分達の置かれた境遇を金で解決できると思い込む。しかし問題は金ばかりじゃなかった…。これは“SWEET”と言うには余りにも“BITTER”な結末です、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-25 00:10:26)
2. スパイ・バウンド
「組織」というものの非情さと、そこから抜けることの難しさを描いた、「スパイ・バウンド」という意味不明な邦題の響きから連想される様なアクション映画からは程遠い、実に地味なスパイ映画。実話ベースということでリアリティを重視したのかもしれませんが、もう少し緊迫感のある演出でも良かったと思います。やけにあっさりとしたラストシーンは、どことなく「ブレードランナー」を髣髴とさせるものでした。また、日本に於ける知名度の所為でしょうけど、モニカ・ベルッチが主人公の様に宣伝されてますが、この映画の主人公はあくまでもヴァンサン・カッセルです。という訳で、4点献上。4点(2005-01-28 00:06:24)
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