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1. タンゴ(1998)
舞台演出家の頭の中にあるイメージと実際の稽古風景、舞台劇と現実、そしてドキュメンタリー風演出とファンタジー演出とが渾然一体となって構成されたアルゼンチン・タンゴ映画。完全モキュメンタリーで構成された「サロメ」よりは、陳腐ながらストーリーのある分、こちらの方が観易かったですけど、その「ストーリー」はほとんど添え物。本作は、全編に散りばめられた官能的で迫力あるアルゼンチン・タンゴを鑑賞する為だけにある。美しい舞台装置や照明で彩られた群舞、ソロ、トラディショナル、前衛等々のダンスを、本当にじっくりと観せてくれます。それにしても、話の流れや映画のスタイルからして、ラストにこんな「悪戯」が仕掛けられてるとは思わなかったので、最後は私もまんまと騙されました。ということで、6点献上。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-13 00:31:50)
2. ダークネス(2002)
「ネイムレス/無名恐怖」で、日本を除いた世界中のファンタ系映画祭を熱狂させたスペインのジャウマ・バラゲロ監督が、米資本とハリウッド・スターを迎えて作ったオカルト映画(この辺は製作のブライアン・ユズナのノウハウ?)。サスペンスとオカルトという違いはありますが、子供達が失踪するミステリーというモチーフは前作と同じ。暗い映像や激しいカット割り、カメラの縦揺れ等も同じ。そして私にとって面白くない、若しくは怖くない映画というのも同じだった…。大体、この儀式が完了すると何が起こるの? それが分からないと怖がり様も無いと思うんですけど…、4点献上。4点(2004-12-15 00:18:32)(良:1票)
3. DAGON ダゴン
不気味な漁村に迷い込んでしまった男女を襲う不気味な村人。彼らは文字通りの半魚人なので、陸では非常に不自由で非力。この辺の演出が恐怖より馬鹿馬鹿しさを醸し出します。DAGONも「ザ・グリード」のクリーチャーをショボくしたような感じだし、何所といって見所も無し。しかし、なぜ本作を観ることになったのかと言うと、これは唯々、足がタコのヒロイン(?)が余りにも私好みの美人だったからです。ところで、この道一筋、唯ひたすらB級ホラーを作り続けるブライアン・ユズナとスチュアート・ゴードン、知らない所で頑張ってるんですネ。お二人にエールを送りつつも、4点献上。4点(2004-02-20 01:02:00)
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