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プロフィール |
コメント数 |
4685 |
性別 |
男性 |
年齢 |
41歳 |
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1. リグレッション
《ネタバレ》 アメナーバル監督は個人的にお気に入りの監督さんでして、久々の作品で期待はしていたのですが、そうですねぇ、佳作かな、と。
誰が本当のことを言ってるのか、悪魔信仰は本当にあるのか、と序盤はサスペンスらしい感じで地味ながらも雰囲気はありました。
特にアンジェラの供述を録音しレゴーダーを聞き、儀式の様子を想像しているシーンは見ごたえありました。
ただ中盤過ぎてくると、もうだいたいわかっちゃうんですよね。なのでどんでん返し的なカタルシスはありません。
まぁテーマとしては嫌いじゃないです。人の記憶はあやふやだし、思い込みも激しい。
どんな時代でも人の本質は変わらないので、常に科学的客観的視点が大切。
悪魔的なものが普通に出てきちゃうことが多い中、派手さはなくともこういう作品もまたアリでしょう。[DVD(字幕)] 6点(2019-09-03 16:40:07)《改行有》
2. [リミット]
《ネタバレ》 本当に、最初から最後まで棺の中というワンロケーションムービーでしたね。携帯や蛇や小道具などで、よくもまぁ90分持たせたなと、その点は素直に感心します。ラストは普通に助かるものと思っていたので、予想外のバッドエンディングには閉口してしまったのですが、これはおそらく、アメリカや企業の姿勢に対する強烈な皮肉みたいなものがこの作品にはメッセージとして込められていて、主人公の犠牲はそのメッセージのために必要不可欠なものだったんでしょう。そう考えると、エンターテイメントとメッセージ性を両立させた力作なんだなという気はします。ただ、基本的には全体の9割ぐらいは携帯での会話のみで、棺の中でもっと色々四苦八苦するファクターがあると良かったかなと思います。それと、空気の薄さが観客に伝わりにくいのも難点かな。認知症の母との会話はなかなかぐっとくるものがありました。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-26 23:59:36)(良:1票)
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