|
1. 悪魔の水車小屋
《ネタバレ》 トルンカの作品を観たのは今回が初めてだけれど、何よりもまず驚いたのがこれが短編アニメであるにも関わらず劇映画と変わらぬ迫力と演出力を持っていること。特に後半の水車小屋での影の使い方には度肝を抜かれた。人形の動きはほぼ完璧と言っていいほどの高い完成度を誇っており、さすがはパペットアニメーションの巨人と呼ばれるだけのことはあると思った。物語の方はミステリアスな雰囲気が良く本気でゾクゾクさせられる。悪魔のメタモルフォーゼから終盤にかけての怒涛の展開は、CGなどでは表すことの出来ない独特の生々しさが滲み出ていて良かった。8点(2004-12-18 11:52:41)(良:1票)
2. アリス(1988)
「悦楽~」「オテサーネク」とドギツイのを二本続けて観たせいか、少々子供向けという印象を受けてちょっと拍子抜けしてしまった。主人公アリス(クリスティーナ・コホトヴァー)のが見えそうで見えない、「あ!今見えた」とか変なことを考えたりして・・・(相当アホ)。おおよそ可愛くないウサギの造形など、到底真似できないようなこのひねくれ具合は流石です。実写とパペットを融合させた凄まじいまでの完成度を誇る映像にはただただ敬服するばかり。7点(2004-09-05 13:25:36)
|