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1. バーダー・マインホフ 理想の果てに
《ネタバレ》 色んなことを考えさせられた映画だった。一世のテロが捕まり、それを何とかせねばと同調する若者たちが二世、三世として凶暴化していく。それがちゃんと描かれていた。こんな映画は初めてだ。1つ思ったのが、裁判で悪口を言われた裁判官がむきになると、傍聴に来ていた若者が喜ぶ場面。法治国家って何だろうな?と思わされる。法以外のやり方でもまっとうな社会ができるのなら、それを示して欲しい。彼らの理想って何だろう?一世はベトナムに無差別殺人を行う大国へのメッセージとして行っていったのだろうけど。二世以降の理想とは何だったのだろう。ただ社会にたてつくカッコ良さだけじゃ何も残らないよ。そして運動は革命のための革命になっていく。そんな中、この映画で一番印象に残ったジャーナリストの女性が独房で自殺する。それが二世以降の運動に火がつく。ブタどもに殺されたのだ、と。この一世のメンバーが自殺をしようと思った所をもう少し描いて欲しかった。どうしてそういう行動をとろうと思ったのか?あのハイジャックされた飛行機のニュース映像、何となく覚えてる。これだけ時代がテロに注目されてくると、テロについての研究ももっとなされていいのじゃないか?そんな事も考えた。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-03 17:01:03)
2. バンコック・デンジャラス
《ネタバレ》 ニコラスケイジの殺し屋、という設定がそのものマンガなのだから、ああいうラストはダメでしょう。清楚な女性と恋もするし、掟を破ってでも情の移った人間を助けるし、標的の政治家を撃てなかったりするし。これじゃ「はぐれ殺し屋人情派」だよ。まぁ、殺し屋が超堅気の女性を好きになった時点で死ぬのは、さだめだったけど、「レオン」のような切なさもなく、やはり他のレビュワーの方が言うように、中途半端ですな。でも、楽しませてもらいました。それにしてもバンコクの女性ってみんな、あんなにきれかったりするんですかね?[DVD(字幕)] 6点(2009-12-08 15:48:15)
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