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【製作国 : チェコ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  ホンジークとマジェンカ 《ネタバレ》 泣ける。愛する妖精のために悪魔になった旅人ホンジークと、愛する旅人のために人間になった妖精のマジェンカ。牧歌的で詩情豊かな音楽が心地良い幻想の世界へと誘ってくれる…。それにしてもホンジークって最初はどんなキャラクターなのかよく分かりませんでしたよ。全く喋らないし(これで小人のキャラクターが生きてくるわけだけど)、安々と盗賊の悪事に手を貸しちゃうし「もう二度と見たくない」なんて言って友達を追い払ったり。けっこう薄情な奴なのかとも思いましたが、改めて考えてみると冒頭で羊を狼から守ったシーンで既に彼の心の優しさは物語られていたのですね。そしてマジェンカ、お城に幽閉された時にホンジークに向けて歌を唄うシーンが特に感動的!今でも時々あのメロディを口ずさんでいます。黒小人の「奇跡でも起こらない限り、その姿は元に戻らない」というセリフ、すなわち"愛=奇跡"と使い古されたテーマにも関わらず物語は物凄くエモーショナルでロマンスに満ち溢れています。まさに愛の賛歌を呼ぶに相応しい、ホンジークとマジェンカに幸あれ!!10点(2004-10-17 13:05:48)(良:2票)

2.  悦楽共犯者 シュヴァンクマイエル監督の作品を観たのは今回が初めてです、ていうかこれ以外レンタルで見つからない!個人的にはS・キューブリックの映画を思い出しました。目まぐるしいカット割に、象徴的なオブジェ。偏執的な登場人物と、そのカメラに対する異様な眼差し。そして交響曲やオペラを使った音楽。いわゆるまとな人間が出てこない映画のように思われますが、これってきっと表向きでは皆普通の人たちなんでしょうね。ただその裏側に焦点を当てているせいか変態に見えるだけで、誰でも彼らと似たようなことはしているはずです(これは少々度を越えていますが・・・)。そんなわけでこの映画を観ること自体が至上の悦楽、観終わった後には自分の欲望が解消されたような何とも形容しがたい気持ちになりました。これで僕も共犯者なのでしょうねぇ。10点(2004-08-19 15:17:38)(良:1票)

3.  ぼくらと遊ぼう! 全11話のシリーズで構成されたこの作品は、日本ではビデオ三巻で発売されており、その内容はあらゆる驚きと楽しみに満ちています。主人公の小グマ二匹の変幻自在のイマジネーションなど、単なる子供向けの内容ではなく大人の鑑賞にも充分堪えうるクオリティを持っています。さすが監督のブジェチスラフ・ポヤルは日本の川本喜八郎などと同じく、チェコの巨人イジー・トルンカの元で仕事を学んだだけのことはある。各話ごとに登場するサブキャラも色っぽい雌の豹や、見栄っ張りの犬、お調子者のヤギと個性が際立っていて良く、毎回変わるお洒落なオープニングタイトルも可愛いです。もし自分に子供がいたら見せてあげたいアニメーションNo.1。さあ、皆で一緒に遊びましょう![ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-07 21:47:37)

4.  ファンタスティック・プラネット 《ネタバレ》 これは他の二作品(「ガンダーラ」と「時の支配者」)を観た後に観たのですが、それでもやっぱり本作が一番印象に残りました。確かに内容的には「猿の惑星」にも似ているけど、個人的にはこっちの方が奥が深いと思いました(本気で)。まずアイディアがシンプルながらも素晴らしい!未知の惑星で巨人族に虫けら同然に扱われる人間たち、現実世界では鼠や害虫から見れば人間こそが巨大なドラーグ人でしょう。そして"人間絶滅作戦"に使われた兵器のユニークさ、イガムに住む生物の造形やドラーグ人の生態系にも強く興味を惹かれます。ラストも意味深な余韻が残って良い。難点はレンタル店でソフトを見つけることが極めて困難な点でしょうか、地域によってはテレビ放送などもされているようですが。ちなみに自分はTSUTAYA新宿店で借りました、ご参考までに。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-28 13:26:12)(良:1票)

5.  電子頭脳おばあさん エスねこさんどうも、どうぜご遠慮なくコメントして下さいませ(^^)。本作はトルンカ作品における唯一のSF映画ということですが、冒頭の凝りに凝ったオープニングクレジットから目を瞠らされます。とにかく人形の他にも、劇中に登場するありとあらゆる未来世界のギミックが凄い!交通手段の乗り物から小道具、そして電子頭脳おばあさんの造形に至るまで、本当にこの人はこの手の分野でもやっていけたんじゃないかと思うほど優れたセンスの持ち主だと思います。文明社会の冷徹さ、ブラックユーモアの量は「未来世紀ブラジル」の比ではない。機械的でありながらも人間の温かさが伝わってくる傑作であり、単なるアニメ作品ではなく一つのSF映画として認知されて然るべき作品だと思います。9点(2004-12-19 19:25:41)

6.  結んだハンカチ 壊れた水道を直すために配管工を呼びに行った少年が途中で寄り道してしまい、ポケットから落ちた一枚のハンカチがひとりでに歩き出して何処かへ行ってしまう。一方少年の家では遂に水が溢れ出し他の衣類やタオルたちも騒ぎ出す、という内容。とにかくこの"生きた"ハンカチの仕草が愛らしい!冒頭蛇口から垂れるポタッポタッという水滴の音に頭を悩ませたり、蝶々と戯れている時の可愛らしさと言ったら堪らない。表情も無いのに、況してや人間ですらないのにパントマイムだけで感情表現出来てしまうところが凄い。さすがは監督、物に命を吹き込む人と呼ばれるだけのことはあります。こんな話を観た後ではもうハンカチは粗末に扱えませんぞ。9点(2004-11-28 11:01:10)

7.  クラバート ドイツの児童文学作家オトフリート・プロイスラーの傑作小説を、チェコアニメの巨匠カレル・ゼマンが映像化。絶えず纏わり付く暗く不気味な「死」のイメージと、それに対抗する主人公と恋人の一貫した愛と勇気のテーマが感動的。魔法使いの弟子とその親方との決闘シーンがポップな色調で描かれていたりと、切り紙アニメでありながら画作りにも工夫が凝らしてあり楽しめます。特に夜空に浮かぶ星々の何と美しいこと!本国ドイツでは実写の映画化も決まったそうで、本作ではカットされてしまった"デカ帽"等のエピソードについも興味があります。…と、作品の話から脱線してしまいましたがこれはゼマンの詩情溢れる傑作だと思います。9点。[DVD(字幕)] 9点(2004-10-17 13:16:22)

8.  王様の耳はロバの耳 《ネタバレ》 カレル・ゼマンの傑作人形アニメ。ほとんど、と言うか完全にサイレント。ロバの耳を持つ一国の王様が自分の散髪をさせた床屋にその秘密を知られてしまい、何とか秘密を守る約束をしたものの、床屋は誰かに言いたくて堪らず遂に秘密は人々に知れ渡ってしまう…という話。サイレント映画の原則通り、映像で全てを語らなければならないので劇映画並の演出力が必要になります。王様の家来から手渡されたハサミに手斧を連想させ、その斧から処刑シーンを喚起させるまでの流れのスムーズなこと!また季節の移り変わりや犠牲になった床屋の数で年月の経過を表したりと、ゼマンさんはその辺のこともしっかりと心得ていたようではっきり言ってそこらの劇映画よりも良く出来ています。人形の造形は極めてシンプルで良く動く。同監督の人形アニメ「鳥の島の財宝」と同様、ちょっぴりシニカルで風刺の効いた良質な作品です。ただ直接的な描写は無いまでも、処刑シーンがちょっと生々しいので子供に見せるには覚悟が必要。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-25 19:53:10)

9.  チェコの古代伝説 一言で言えば壮大な物語です。まず冒頭のダイナミックなカットの数々からやられてしまいます。イジー・トルンカのアニメは人形の頭をすり替える所謂「パペトゥーン方式」ではないので、顔に表情が無く感情を表すことは難しいのですが、それでも人形たちの生き生きとした動き、心情は十分に伝わってきます。「古代伝説」というタイトルの指し示す通り、本作は本当に昔の人々の話なので些か退屈気味ではありますが、叙情性に富んだ映像は素晴らしいの一言に尽きます。特にクライマックスの『ブレイブハート』顔負けの大合戦シーン、チェコの民謡が鳴り響く中で戦い続ける人形の姿には多大なるロマンチシズムを感じさせました。8点![ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-07 18:15:43)(良:1票)

10.  盗まれた飛行船 やっぱりカレル・ゼマンは素晴らしい!最先端の特撮技術を用いらなくても、独自の世界観を創り上げてしまう。今更CGなんかを使ってリメイクしたところで、到底この摩訶不思議な質感は再現できないでしょうね。特に後半のネモ船長の潜水艦内部のデザインは秀逸です。変な道具を使って飛行船の図面を盗もうとする秘密結社(?)の男も良い味を出しています。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-19 15:15:15)(良:1票)

11.  笛吹き男 これは凄い!ある意味ティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と共通しています。ドイツ表現主義のような街並みのデザインに、極度に屈折した世界観が気持ち悪い…。今まで観たイジー・バルタ作品の中では最も分かり易く気合が入っていて、そして好きです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-09 09:41:57)

12.  大通りの店 《ネタバレ》 ラスト数十分間がひたすら凄い。恐怖によって打ちのめされる主人公、あらゆる感情が入り混じっている。そこから生まれる葛藤と凄まじいまでの緊張感。しかしそれ以上に凄いのが肝の据わったおばあちゃんこと、イダ・カミンスカの迫真の演技。カンヌでの特別賞受賞、アカデミーの主演女優賞ノミネートも当然でしょう。ラストシーンの幻想性も忘れ難い。8点(2005-02-23 16:41:14)

13.  悪魔の水車小屋 《ネタバレ》 トルンカの作品を観たのは今回が初めてだけれど、何よりもまず驚いたのがこれが短編アニメであるにも関わらず劇映画と変わらぬ迫力と演出力を持っていること。特に後半の水車小屋での影の使い方には度肝を抜かれた。人形の動きはほぼ完璧と言っていいほどの高い完成度を誇っており、さすがはパペットアニメーションの巨人と呼ばれるだけのことはあると思った。物語の方はミステリアスな雰囲気が良く本気でゾクゾクさせられる。悪魔のメタモルフォーゼから終盤にかけての怒涛の展開は、CGなどでは表すことの出来ない独特の生々しさが滲み出ていて良かった。8点(2004-12-18 11:52:41)(良:1票)

14.  僕の友達はチクタクいう 《ネタバレ》 これ良いですよ。片足がないけど常にポジティブ思考のクマの人形と、自分がチクタク言わないことを悩む壊れた目覚まし時計のお話。この形・性格ともに違った凸凹コンビのコントラスが堪りません。クマさんの声が外見に似合わず渋いというのがまたチェコ流?目覚まし時計君は最後直るにも関わらず本作の続編「卑怯者、出てこい」では何故かまた壊れています。もはや吹っ切れてしまったのでしょうか?周りのクリスマスムードもエモーションを引き立たせてくれること請け合いです。8点(2004-12-11 10:12:02)

15.  本棚の世界 《ネタバレ》 本たちの奏でるけたたましい音が小気味良い。本が本を踏み潰し、食べ、遂にはセックスまでやり始めるというエロチックでグロテスク、アナーキーでシュールな作風からして近いところではヤン・シュヴァンクマイエルなどの監督に共通しているように思えます。もしかして自分の家の本棚でも紛争が起きているのでは?と考えるとちょっと怖い。ちなみにこの本を靴に置き換えたのが同監督の「シューズショー、あるいは自分勝手な靴」です。8点(2004-12-11 09:57:17)

16.  二つの毛糸玉 一つの裁縫箱から二つの毛糸玉が飛び出し、それぞれ男の子と女の子の形をした人形に変身する。他にもハサミや針山など、様々な道具が姿を現しテーブルの上に幻想的な世界を創り上げる。ヘビのような巻尺と格闘したり、青毛糸と赤毛糸のダンスなど、たかが裁縫道具一式でこれだけの物語を作り上げてしまうアイディアセンスには脱帽する。最後の最後まで遊び心が込められた珠玉の一品。8点(2004-11-28 11:21:17)

17.  鳥の島の財宝 カレル・ゼマンの長編人形アニメーション。ややシニカルで教訓的な話ながらも、やっぱり根底にあるのは純粋に子供たちを楽しませようという監督の優しい姿勢だと思う。本作は兎に角もキャラクターたちの表情が凄く良い。財宝があると知った時の住民の表情や、ずる賢そうなペリカンの目付きなど。繊細なパペットの動きに語り手の優しい口調が伴って、より一層ファンタジックな世界を創り上げています。8点(2004-10-17 13:13:38)

18.  前世紀探険 《ネタバレ》 生きた三葉虫を見つけに、氷河期・第三期・中生代へと時間を遡っていくSFアドベンチャー。どうやって過去へ行くのかというと、ただ洞窟を通り抜ければその先は前世紀という、タイムマシンも使わずに何の科学的根拠もないところが良い。四人の少年の冒険記から「スタンド・バイ・ミー」を想起させ、ノスタルジックかつ壮大なロマンを感じさせる。しかもこれ特撮の完成度もなかなか高く、本当に「ジュラシック・パーク」だって目じゃないぞと思えた(さすがに言いすぎか)。時代は生命の誕生のシルル記まで遡り、遂に生きた三葉虫を手にするラストシーンは感動的だ。8点(2004-10-15 23:15:54)

19.  オテサーネク 妄想の子供 《ネタバレ》 これは「イレイザーヘッド」や「ローズマリーの赤ちゃん」よりも怖い。泣き声を上げて暴れまわるオテサーネクの形相はこの上なくグロテスクなのですが、それでもどこか無邪気なオティークには愛着を感じてしまいます。・・・変態なんでしょうねぇ(苦笑)、ラストもお婆さんにやられたと分かってちょっと悲しかったし。映画の中のCMまでコマ撮りという、ヤン監督のこだわりが良いです。8点(2004-09-04 11:47:17)

20.  庭園 《ネタバレ》 うわ~出た出た(笑)。意味不明、不条理。「君、突っ込むのが遅いよ」と思いながらも、やはり「何故?」と考えずにはいられない。もしかして皆元々は彼のように友人だったのでは…と思うと、ちょっとゾッとします。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-27 13:57:59)

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