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プロフィール |
コメント数 |
52 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
自分に理解できないから低評価というのはいかがなものか。でも無駄に難解にしてごまかしている作品に高評価というのもいかがなものか。自分が納得できるポイントを書くことで発見していきたいと思います。 |
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1. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
ジョーズが大ヒットすれば人間ジョーズを出し、スターウォーズが大ヒットすれば宇宙に
飛び出し、と時流に合わせて美女、ハイテク兵器、高級車、観光名所、ゴージャス趣味の
お約束パターンで驚異の長期シリーズ記録を更新中の今回の趣向は、大ヒットスパイ映画
ポーンスフレマシーのリアル路線。リアル路線とはいえお約束ははずせないのであくまで
もそれなりのリアリティですが・・・。007が服を着るといまいちフツーのおっさんぽい
点が特にリアルかも。(スパイの仕事はいるだけで目立つようではNGだし、駐車場の係りに間違えられるくらいが正解か?)。強烈な外観インパクトがない分アクションで頑張った点は好感が持てる。しかし有能だから何でもできてしまうぜ俺がやることに失敗はありえないぜ他の国や組織なんて俺の思い通りに何をやってもいいんだぜ、という自分の能力や目的に対する極端な自信過剰が倣岸不遜すぎて、同じようなことをやりながらも天性のおおらかさや余裕を感じたこれまでの映画的いい人ヒーロー像と違う点が気になった。役者が醸し出す酷薄な雰囲気に合っているといえばそうなのだが、これで観客に応援しようという気にさせるのか?映画としてはなかなかの出来で、少なくともMI3よりは面白い。 でも二人のうちどちらかが死ねば、大金がふいになるのに平気で道路にヒロインを放り出した素晴らしきおバカな犯人はいまいちか。[DVD(吹替)] 8点(2007-08-08 13:18:15)《改行有》
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