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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  キングスマン: ゴールデン・サークル 《ネタバレ》 ストーリーの中に、水中に潜る・高所に登るなど舞台の高度差を組み入れてストーリーを構築するところが前作にも通ずる巧さ。 前作のスカイダイビングに相当するのが、今作でのゴンドラの滑落といった具合だろう。 上昇ー下降の動線を踏まえながら物語を作っているのがわかる。 冒頭の潜水や下水管の移動は、中盤の水攻めを通して前作との繋がりも強調する。 蘇生装置のギミックは、種明かしの説明だけでなく、実際に活用するシーンをつくって反復してみせることで より説得力を付与する。これも的確な処理だ。 追跡装置を女性に仕込むのに躊躇う主人公は後ろ手で装置を隠す。 その後ろ手は、クライマックスの宿敵との格闘で今度はフェアに戦う為の所作として昇華される という具合に、様々な反復のテクニックも充実している。勿論、輪投げやゴンドラなどのサークルのモチーフの変奏も。 それとこのシリーズでは、世界の危機なるものが、身体的な疾患の形で具体的に提示されるのもいい。[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2018-02-24 16:01:23)《改行有》

2.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 テマティスム的には、色の主題なり、視線劇の充実が語られるのだろう。 デジタル・シャープネスが指向される今時に、この軟調画面の肌理と艶だけとっても「映画」を見た満足感を与えてくれる。 雨滴の乱反射や、窓ガラスの曇り、紫煙などがさらに画面を滲ませて一層味わい深さを増している。 リビングから玄関ドアに向けたカメラポジションが、奥の空間でやり取りする人物をさらに壁ラインでフレーミングする。 屋外からの望遠による二つの窓と、その間を移動しているだろう人物の見えない動き。 それら人物の見え隠れ具合が、こちらの視線を空間の中に自然と引き込んでいく。 こうした絶妙の構図取りもまた素晴らしい。 数ある視線のドラマの中でも、とりわけ極上というべきラストのケイト・ブランシェットの視線と表情は何と形容すべきだろう。 これはもう一度観に行きたい。[映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2016-02-14 20:37:29)《改行有》

3.  キングスマン 《ネタバレ》 タロン・エガートンが鏡に映る自分自身を見つめるシーンの反復。 当初の自虐と卑屈の入り混じった眼差しから、敵地に乗り込む直前の自信と尊厳に満ちた眼差しへ。 この視線のショットが細部ながらも彼の成長を物語って感動的だ。 クライマックスでは三段四段と状況を転がし、通路を駆け回りながらのガン・アクションでもアイデアを凝らした立ち回りと動きを披露する。 さらにはソフィア・ブテラとのアクロバティックな格闘もしっかりと見せ場にするあたり、サービス精神も抜かりない。 それらアクションシーンの露骨なコンピュータ処理もご愛嬌、ショット繋ぎのシャープなテンポによってケレン味十分に仕上がっている。 仲間は決して売らない、動物は殺さない、手癖の悪さに運動神経の良さ、そういう布石をあくまで主人公の行動レベルで 序盤から律儀に配置しておく語りも丁寧かつスマートだ。 時代はもはやグラス・タイプのウェアラブル端末。本作での携帯電話は大量破壊兵器となる。そのシニカルなアイデアも良し。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2015-09-11 21:30:43)《改行有》

4.  希望の国 警察官と揉み合いながら、封鎖を突破していく清水優と梶原ひかりのロングショットや、 村上淳と神楽坂恵の記念写真といった、ふとしたシーンの軽妙なユーモアがいい。 生真面目一辺倒の『生きものの記録』路線でないのが救いだ。 『ヒミズ』の貸ボート店のソファも良かったが、本作の縁側や花壇や牛舎なども、 身近な生活空間が魅力的で切実な舞台として映えている。 背景の花と手前で打ち込まれる杭を組み合わせたショットなど、 意味性が強く観念的すぎる箇所も多いが、 逆光を効果的に使った白バックのシンプルなショットが要所要所で印象強い。 花壇中央にそそり立つ立木を包む光。 夏八木勲への感謝を電話で伝える神楽坂恵を包む光など、 今作の園子温はかなり照明に意識的である。 あるいは、透明ビニルシートを背景に父親に電話する中村淳の横顔。 一面の雪の中で踊る夏八木勲と大谷直子の夫婦の楽しげな様。 いずれも白をバックとした画面が、人間の像を一層引き立てている。 [映画館(邦画)] 8点(2012-12-02 22:50:02)《改行有》

5.  キック・アス 《ネタバレ》 ネット配信される悲惨なリンチの画像に見入りつつ、もたれかかる女性を抱きとめ喜色満面となってしまう主人公の親友たち。その悲喜劇の組み合わせの不謹慎さ。 そして、満を持したマズルフラッシュが一閃し、周囲が闇に落ちる。 喜劇的な伏線が、復讐劇の重い感動に転化する瞬間のカタルシス。 犯人やトラップをあらかじめ観客に明かすことによってサスペンスを煽るヒッチコックの映画術のように、明瞭に配置された伏線が、救出劇のエモーションを高める。 暗闇の中に鋭く弾ける銃撃炎の激しい照り返しは、姿なき娘の怒りの表象となり、 彼女が装着した暗視スコープの主観画面は、機敏かつ冷徹な銃捌きを見せる手のアクションを以って怒りの強度を伝えるとともに、観客に同化を促さずに置かない。 映画は、クライマックスの銃撃戦・格闘戦のさなか、夜が明けていく窓外の光の推移も丹念に捉え続け、ラストで闇からようやく抜け出た少女を逆光の朝陽で包ませる。 そのビル屋上のツーショットが大変爽やかだ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-19 22:59:17)《改行有》

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