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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 恐怖ノ黒電話 《ネタバレ》 過去を変えられる立場にある人格障害者にターゲットにされたら―― 対抗策もなく圧倒的に不利な状況で、まさに恐怖でしかない。 タイムパラドックス系のサイコホラーで、シンプルだけどなかなかおもしろかった。[DVD(吹替)] 7点(2020-10-29 00:58:07)《改行有》 2. ギリシャに消えた嘘 ギリシャ観光をした気分になるサスペンス。思わせぶりなところが幾つもあるけど、特に凝ったしがらみはなく、ストーリーは平凡。 メインの三人の行動に不自然なところが目につくし、そのキャラクターの誰にも思い入れができない。二人の男が魅了されるキルスティン・ダンストにも、それほどの魅力を感じなかった。[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-02-28 20:22:43)《改行有》 3. 危険なメソッド 《ネタバレ》 クローネンバーグ監督といえば、変態、グロ、気持ち悪いというイメージ。なので、精神分析の巨匠フロイトとユングの師弟関係をクローネンバーグ作品で見れるとは思わなかった。クローネンバーグのイメージが覆るような、実話に基づいたまともな作品なので、心理学、精神分析に関心や知識があるなら、興味深く鑑賞できる。そうでないなら、専門用語も飛び交っているし、二人の理論の違いもピンと来ないかも。 精神分析医が患者に手を出すのは、学校の先生が生徒に手を出すようなもの。どんな言い訳をしたところで、精神依存されやすい立場を利用して自分の欲望を叶えているだけに見え、プロ意識の欠如しか感じない。ここで描かれるユングは、無神経で自分本位の嫌味な人間に見える。何気ないシーンだが、フロイトの家で家族が大勢待っている中をユングが自分の皿に料理をテンコ盛りに取ったり、師であるフロイトと渡航するのに自分だけ妻と特別船室を取っていたり。裕福な妻の恩恵を存分に受けていながら妻を裏切って患者を愛人とし、愛人との関係も自分を正当化して患者を嘘つき扱いする手紙をフロイトに送っている。紳士面をしているが人に対する配慮やリスペクトが感じられないので、フロイトが彼を嫌ってついには絶縁にまで至る心情はよく伝わってくる。フロイトにも偏見や頑なな面があるが、二人の関係だけを見ればユングへの嫌悪感からフロイトの肩を持ってしまう。 キーラ・ナイトレイの精神疾患演技は見事。美形のスター女優が変顔と言えるくらい顎を突き出して奇妙な姿を晒すのは、百年の恋も冷めそうなリスクもあって結構勇気もいると思うが、やりきるところにプロの凄さを感じさせる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-20 23:00:49)(良:1票) 《改行有》 4. キック・アス こんなに可愛くて強い殺人マシン少女は見たことない。 日本物では『あずみ』が思い浮かぶが、本作のほうがエンターテンメントに徹して突き抜けた感じ。 グロも不快ではなく痛快で、悪党のヤられっぷりが心地よい。 クロエありきの映画だけど、他のキャストもなかなかいい。 それにしてもヒーロー願望の強い国だな、アメリカは。[DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 22:32:36)(良:1票) 《改行有》 5. 希望の国 《ネタバレ》 園子温監督らしくない作品で、肩透かしを喰らった感が残る。 どぎついほどの描写や問答無用に巻き込んでいくような展開は影を潜め、じっくりと正攻法で描いた社会派ドラマになっている。 過激で異常ささえ覚える演出を抑えたのは、原発事故がもたらす世界自体が異常だからか。 生きた証を捨てることができずに避難勧告に応じない夫婦。 認知症の妻と銃を手にした夫の最後の会話は、長年連れ添った絆が見えて胸に迫るものがある。 悲しい選択ではあったが、それしかないとの思いも伝わる。 その夫婦に苛立ちをぶつけていた若い職員が、次第に共感を示す過程が興味深い。 原発事故から生じたさまざまな不協和音に、事の重大性や罪の深さを考えさせられる。 ただ、この作品で描かれたことはドキュメンタリーを凌ぐかというとそうは思えず、改めて映画でやる必要があったのかどうか。[DVD(邦画)] 6点(2013-06-11 00:14:38)《改行有》 6. キラー・インサイド・ミー 温厚で評判のよい保安官助手に潜んでいたサイコキラーの凶暴性が目覚める。 サイコキラーが題材となれば、おどろおどろしいホラーになりがちだが、ポップであっけらかんとした描写。 それがまた違った不気味さを感じさせる。 でも、共感できるところがなく、後にはどんよりとした不快感が残るだけ。[DVD(字幕)] 3点(2013-01-02 02:08:33)《改行有》 7. キリング・ミー・ソフトリー ラストが読めてしまうのが、サスペンスとしては致命的。 凡庸な作品となっている。 主人公はかわいくて、エロいシーンはたっぷり。 ただ、それだけといってしまえば、それだけかな。[DVD(吹替)] 4点(2012-12-06 17:48:50)《改行有》
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