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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. クィーン 《ネタバレ》 ダイアナ元皇太子妃事故死に英国王室が一枚噛んでた?みたいな、謀殺説内幕暴露サスペンスを実は期待していたんですが(←映画化無理だろ)全然違いましたw。でも私も含め、観客が望む範囲内の「意外に低い敷居の王室ヘのぞき見趣味」は、充分満足させてくれる内容かと思います。私が一番びっくりしたのは英国王室私有地(御用邸?)の広大な敷地と、エリザベス女王がその中を、お供の侍従なしで車を運転したり、事故ったり(!)かなり自由気儘に過ごしている描写でした。実際はどうだかもちろん知る由もないけれど、映画の中の女王はダイアナをトラブルメーカーと苦々しくは思ってたにせよ、必ずしも嫌悪していたという風には描いてない。途中、気高い表情の一匹の鹿に「早くここからお逃げなさい!」と指図したように、結果的にマスコミの餌食にされこの世を去った彼女を一人の女性として評価し、その死に憐れみの感情を表していました。演じるヘレン・ミレンはアカデミー賞も納得と思わせる、大英帝国の威信を賭けた現役女王を的確に演じて、流石と思わせてくれる名演技でしたね。ブレア首相ヘの、まるで息子に接する態度みたいな一挙一動が微笑を誘います。[映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 16:29:22) 2. クライング・ゲーム 時たま普段の生活の中で、この映画の中のある台詞を反芻し考えてしまう事があるんです。流れが急な渓流を蛙が背に乗ったサソリと渡っている情景と共に。蛙「何故?なぜ君は僕を刺したんだい?」サソリ「わからないよ、でもそれが僕の性(さが)なんだ・・・」ぶくぶくと川の底に沈んでいく小動物二匹・・・。細かい部分まではこの映画の内容自体よく覚えてないんですが、これほどまでひとつの台詞の真意が一体何か引きずって考えてしまうって事はないので、この科白ひとつだけでも高得点に値すると思います。・・・それが僕の性なんだ、それが僕の性なんだ・・・。わからない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-03-23 18:01:06)《改行有》 3. クリスタル殺人事件 これもクリスティの中じゃ極めて凡庸な原作なのに、わざわざ映画化した理由がわからない。「ジャイアンツ」で老け役を演じた夫婦コンビ久々のツーショット、故ロック・ハドソンは本当にあのまんま年を重ねていたが、エリザベス・テイラーは・・・テイラーは・・・あううう・・・(泣)(いや、この時期が一番太ってたんだよとあえて弁護してみる)[ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-02 17:23:23)(笑:1票) 4. クレオパトラ(1963) この手の史劇嫌いじゃないんだけどな・・・。セットとか衣装とか豪奢さを極めつつも、意外に戦闘シーンがあっけないのが物足りないといえば物足りないですね。自分はエリザベス・テイラーの美貌の全盛期は1950年代だと信じて疑わない人なので(既にこの時期には頬のあたりにたるみというか衰えが見られる)せめて「ジャイアンツ」から「熱いトタン屋根の猫」にかけての頃この映画が製作されていたなら、キャラクター的に彼女以外の人選は有り得ないと思われるので、もっと評価が高くなったのではないかと考えてしまう訳です。 ↓かーすけ様、ちなみに自分が昔テレビで見たのは小川真由美ヴァージョンでした。誰が配役考えたのか判りませんがイメージピタリでしたね。(あとヴィヴィアン・リー→栗原小巻ってのも) 7点(2004-10-03 16:12:22)《改行有》 5. 黒騎士(1952) 「静かなる男」や「真昼の決闘」などと共に1952年度のアカデミー作品賞にノミネートされた作品ではあるのだが・・・。 いかんせん内容自体は、観てる間は結構面白いが、あっという間に忘れてしまうという見世物タイプの中世チャンバラ映画。結局いつまでも脳裏に残るのは芳紀20歳、美貌絶頂期のエリザベス・テイラーのとんでもない美しさ!モノクロの「花嫁の父」、「陽のあたる場所」では窺えなかった「バイオレット・アイズ」を堪能出来る。テイラー自身、この映画を「口臭芳香剤のような映画」と評しているのを知って、意外にユーモアのセンスがある 人なんだと感心したものである。 7点(2004-02-05 13:26:54)《改行有》
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