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プロフィール |
コメント数 |
618 |
性別 |
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自己紹介 |
【好きな映画】 ★ヒューマンドラマ系 ★恋愛 ★コメディ ★推理・サスペンス・法廷 ★アニメ ★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。
【苦手な映画】 ×ホラー・スリラー ×暴力系・ヤクザやヤンキー系 ×アクション ×アイドルが主演 ×ハードボイルド ×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画 ×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画 |
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1. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
《ネタバレ》 エニグマの解読機、ついに成功! でも物語の焦点はここからでした。
解読して、すぐに対応策を実行に移すと、敵に暗号を解読していることがバレてしまうため、助ける命と見捨てる命を選別。その結果、戦争を早く終結させることができ、多くの人の命を救いました。現代に生きる私たちからすると、その判断の良し悪しよりも「戦争を起こしたこと自体が悪」という結論を下すかもしれません。ですが、その当時の人々にとっては、命を選別することも、この事実を機密事項としたことも、同性愛を犯罪として扱ったことも、すべて「正しい判断」だったのだと思います。
過去の選択を「過ち」と判断するのは、現代という時代性。その価値基準や行為も、数十年後・数百年後から振り返ると「とんでもない過ち」なのかもしれません。正しい判断というのは「時代に合っている」ということなんでしょう。
いつの世も、必要なのは、天才よりも天才を上手に活かすことのできる人なのかもしれませんね。アランのような天才的頭脳を、この時代は「暗号解読」にしか使えなかったバカバカしさ、同性愛者ということで心身をボロボロにされて、果ては自殺させてしまう愚かさ。
いろいろなメッセージを、興味深くしっかりと感じさせてくれる本作品は、映画として非常に優れていると思いますが、個人的には、彼の功績が後の社会に大きな影響を与えていることの救いよりも、時代の巡り合わせが悪かったとしか言いようのない彼の人生の哀しさがズッシリと胸に残り、重苦しい気持ちにさせられました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-03-05 18:39:11)(良:2票) 《改行有》
2. イリュージョニスト(2010)
《ネタバレ》 最初に見た時は、テンポ感と強烈なキャラのベルヴィル・ランデブー・ランデブーに比べて、やや物足りない印象でしたが、じっくり落ち着いて観ると、ジワ~っときますねぇ。最後は泣けました。田舎の小娘がだんだんと都会の色に合う女へと磨かれていき、最後は手品師がいなくなっても好きな男とこれからの人生を歩いていく・・・それとは対照的に、時代からどんどん取り残され、また居場所を探しにいく手品師・・・。なんだか切なかったです。ラスト、列車の中で見た写真は手品師の娘かな?自分の娘とダブらせて、それであの子を喜ばせていたのでしょうか?それから、出てくる人物はすべて全身が描かれていて、顔のアップなどはまったく出てきませんでしたが、その方が、顔の表情のアップで心情を描くよりも、リアルに悲哀が伝わってきますね。腹話術師も手品師同様、時代から消えていく人の象徴として、人形が売られていたシーンが印象的でした。街並みなどの風景や室内を照らす光の具合等、その色彩の美しさや細部へのこだわりはジブリ以上かも?[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-13 21:32:05)
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