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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ショコラ(2000) 切り返しの多い会話シーンなどどうもカメラがおもしろくないので、物語に身を委ねてみましたが、因習から開放するってステキでしょ、な主題がぬくっと次々に姿を現し、モグラタタキのごとくその主題をどついていたのですが、結局カンガルーまで実際現れて降参~。「火」「北風」「キーキー鳴るドア」、このあたりの生かし方ですが、まぁこんなもんですかな~。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-14 12:34:09) 2. 邪魔者は殺せ 夕刻の工場襲撃から真夜中の時計台までの脈絡の隙のなさ・・・一人の男の逃避行を軸に、周りを彩る連中の心理劇を見せます。ベルファストのモノクロの濃淡は「第三の男」のウィーンにも劣りません。真冬の夜は雨から雪に変わり、レンガの壁や石畳や汽車の煙が暗闇に浮び上がり、二階建てのバスや馬車が行き交う美しさ、そしてその町に鐘の音が刻々と響く時限的なスリルも秀逸です。立ち上がるメイソンをローポジションから斜めに捉えるロバート・クラスカーのカメラはまさに「第三の男」。ラストシーンは掻き鳴らされるチターが聞こえてきそうです。映画的な設計図の緻密さが逆にマイナスに見えてしまう作品でありました。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-09 13:21:22)(良:2票) 3. 真珠の耳飾りの少女 17世紀オランダ、美術や衣装、光と影、実に絵画的でお美しいんです。雑誌のレビューでも映像美の評価が高いですねー。しかし、私はカメラワークがどうしても気に入りません。手元のアップや人物のバストアップが多いし、ワンカットの中でのフォーカス移動やらなんやらかんやらやたらカメラが動きます。この作品の静謐感、官能性を感じるためにもっと引きのショット、落ち着いた映像が見たかったです。しかし、嫁よりも姑よりも、あの子供、こわー。6点(2004-04-25 19:25:43) 4. 十二夜(1996) 信頼していた男性が女性だった、恋した男性が女性だった。兄妹が再会して、めでたく2組のカップルができました。うーん、なんか少し無理があるぞ。オリヴィアはあのての人だったら誰でもいいのー。オーシーノはそんなに簡単に恋愛に切替できるのー。セバスチャンは見ず知らずの人となんで愛を交わすんだー。と、そんなことを言いたくなりましたが、まー、そんなことは気にせず、素直にシェイクスピア劇の映画化として楽しめました。6点(2004-03-25 16:01:30)
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