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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ショーン・オブ・ザ・デッド ロメロゾンビに対するオマージュとしてのパロディが満載なんで、ハードコアゾンビラヴァーにはたまらない作品だと思いますよ。よろよろ歩きゾンビフェチ派は必見です。ところでおそらく人気NO.1だと思われる、“クイーンの曲に合わせてゾンビタコ殴り”シークエンスも良かったんですが、個人的には、隠れとるっちゅうのにアホなことにクイーンの曲流しててゾンビが押し寄せて来た時、アホ主人公が「kill the queen!」とアホ友人に言ったことと、アホ友人が「who!?」と返したこと、あれが1番ツボに来ました(字幕ではスルーされてました)。イギリス人気質をパロった映画というか独特の身内ネタが多くて、ネイティブの感覚が分かったらいいのになあ、と思いますね。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-08 15:44:48) 2. シューティング・フィッシュ 私がイギリス映画に期待する捻りが全然ない。ハリウッド映画の悪い部分を寄せ集めたみたいで、全てが都合の良い方向に転んで行く適当な脚本にはとてもがっかりした。ラストシーンには唖然です。どうやら好きな方が多いみたいなので、平均点を下げるのは悪いとは思いますが、こういう作品には腹が立つ、という価値観を持つ人間もいるのです。3点(2004-08-22 16:21:22) 3. シド・アンド・ナンシー ここまで恥も外聞もなく、醜く汚く剥き出しの心で誰かと向き合うなんて、逆に清々しい。羨ましい。何だか妙に清澄な余韻。キレイなものを見たような気にすらなった。不思議に。7点(2004-07-20 21:14:13)(良:1票) 4. ショコラ(2000) ラッセ・ハルストレム監督の、辛辣ながらも温もりのある目線が好きだ。今作もハルストレム流の空気が流れていて良いと思う。フランスの古い因習に縛られた排他的な町に一筋の風と共にやって来て、そして新しい風の通り道を作ってしまう不思議な母子。素敵な映画でした。余談だけれど、「存在の耐えられない軽さ」のレナ・オリンとジュリエット・ビノシュを見た後でこの作品の彼女達を見ると、「女優って凄ぇ…」と心から思う。7点(2004-02-11 23:58:31) 5. シャロウ・グレイブ ダニー・ボイル監督作品だということで過剰な期待をしてしまった為か、どうも微妙…な感じ。ラストはもっと「うあ~!やられた!」という感じを期待していたのですが、私的にはもう一捻り欲しかったところ。もっとカタルシスというか、爽快感が欲しかった。面白かったですけどね。でもあの女性、ケリー・フォックスだったんですね。後で気付いた。「エンジェル・アット・マイ・テーブル」や「インティマシー/親密」の女優。それを知ってもう1回観てみようかな、と思った。あの人、凄く素敵な女優ですよ。6点(2004-02-06 21:46:01) 6. シンプル・プラン 人間の弱さや強欲さに起因する惨めで滑稽な事件。結局人間はそんな狭い所から一生出られずにそのまま死んで行くのかも知れない。人間を生かし人間を殺すのは、つまりは人間それ自体の弱さなのでしょう。本当に愚かで馬鹿たれだよね。お兄ちゃんがビリー・ボブ・ソーントンだと後で知って驚いた。あの人は本当にカメレオンだと思う。監督がサム・ライミだということにもびっくり。作風が何だか違う。むしろコーエン兄弟っぽい。6点(2004-01-24 13:08:27) 7. シーズンチケット 《ネタバレ》 親父がカラオケを歌うシーンのあの皮肉は凄い(笑)。なんて上手い演出だろう。結果的に少年達はシーズンチケットを手に入れる。思ったのとずいぶん違う形で。あのエスプリの効いたオチは素晴らしい(そういや、おすぎが褒めていたな)。何にせよ、例えば《サッカー選手とひょんなことから偶然に知り合いになって、流れでチケットをもらって、万々歳!》というような安易なラストじゃなくて良かった。ハリウッドならやりかねん。7点(2004-01-07 18:47:37) 8. ジャイアント・ピーチ 桃がとても印象的。ストップモーション・アニメで表現する、じゅくじゅくとした有機的でジューシーな質感。そういうところにちょっとしたエグさ不気味さを感じたり。ティム・バートン的なそういうちょっとした毒、好きです。ただ私は、なぜかこの世で1番嫌いな生き物がミミズだという人間なので、奴の出ずっぱりは相当きつかった。うん?ああ、どっちかというと、ミミズより人間の方が嫌いかも知れないですけど。7点(2004-01-02 23:33:54) 9. シャンヌのパリ、そしてアメリカ 印象的には普通の家族ドラマでしたね。別に文句を言うところもないけれど、取り立てて褒めるところもない。普通の出来です。それにしてもこの頃のリリー・ソビエスキーは、見る度にでかくなっていってました。5点(2003-12-23 20:28:28) 10. シャイニング(1980) この映画は世間的には高評価されているけれど、キングは相当納得がいかなかったらしい(後に自身が、原作に忠実なドラマシリーズを監督している位だから)。私も原作にそこそこ思い入れのあった人間なので、ラストの決定的な違いなどにはかなり違和感があった。ただ逆に、原作とここまで別物で完全に独立していながらこれ程絶賛された映画もあまりない、という意味では凄い映画だという見方も出来る。特にこの映画は非常に芸術性に長けている。ホテル自体の景観、双子のイメージ、エレベーターから噴出する血の洪水、廊下で少年が1人遊びをする時のカメラアングル。その1つ1つの「間」。これらは、ぞくぞくする位に美しく、完成されている。非常に印象的です。ただ、怖くはないですね。この映画で1番怖いのは、間違いなく奥さんの顔です。8点(2003-12-23 16:40:14) 11. シャンプー台のむこうに 相変わらずアラン・リックマンがいいですねえ。好きです。素敵な性格俳優。イギリス映画の良い所は、人生の皮肉や辛酸がどの映画にもそれなりにきちんと描かれていること。温かい雰囲気なのにちょっぴり切ない部分もあったりと、この映画にもイギリス産の映画らしい人生の機微が感じられます。美容師のコンテストもかなり楽しい。目に楽しい。そういう訳で、美容師の方などにはまた違った楽しみ方があるかも。7点(2003-12-19 20:32:05) 12. 死と処女(おとめ) 《ネタバレ》 これは、心理サスペンスの形態を取った、強烈にグロい性愛映画だと思う。もう、本当にポランスキー節です。嫌になる。分かりやすいそんなシーンは特にないのに、根底にあるものは相当にエログロい。ラストシーンに、かつての加害者とその被害者の、望む望まざるは別として、何か特別な経験を共有してしまったというような奇妙な連帯感を感じて、気持ちが悪くなった。私にはそんなのは分からない。4点(2003-12-13 14:05:17)
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