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1. 縞模様のパジャマの少年
《ネタバレ》 まず!この作品を観る予定の方は、レヴューをみてはならない!(笑)そうだなあ、これもわたしには評価不能の範疇にはいる作品なんだけど、観終わってひとつだけ思ったこと。
収容所所長の家で、所長の息子がナチの若い兵士に脅されて、ユダヤ少年のことを”そんな子、ボクしらないよ!”と言った瞬間!もう、息子の運命は決まってしまったのだ、と言う感じがした。その後に見たユダヤ少年は全部、所長息子が見たまぼろし(あるいは生霊だ)。幽霊の呪いに導かれて、地獄に道連れ。というかんじだったなあ。逆に、そういう見方をしないとすれば、これは要するに、、、、”事故”だ。[映画館(字幕)] 5点(2010-03-10 21:25:28)《改行有》
2. ジャッカルの日
ひゃーひゃー!すげー、面白い。かっこえー。
なんつーか、追う方も追われる方も超プロフェッショナルで、
その過程を存分に見せ付けられた日にゃーもう、たまりませんでした。
特に刑事!仕事に徹する、あの淡々とした態度!しょっぱなっから、みるからにふつうそうな、ただのオッサンなのだが、これがまた
異常にカチョエエーのなんの。最後に自分が殺した奴の埋葬に一人立会い、それで、ジエンド!カーーーーーッツ!憎いねえ!フレッドジンネマン!
それから、あのころのヨーロッパの風景、家、町並み、道具、ファッション、クルマ、ヒト、すべてが現代よりも好し!
[DVD(字幕)] 9点(2007-04-05 22:33:56)《改行有》
3. シャイニング(1980)
わたしにとって、この映画はせつない、なつかしい、豪華で非常に遠い夢(悪夢でも)
の世界なんです。なつかしいロマンティックな音楽にのって、冷たい誰もいない高い天井の絢爛豪華ボールルームに入っていくと壁に、高貴な古き良き時代のパーティの写真が映される。最高のラスト。それはあたかも、現代人を絶対によせつけない、高貴な階級の大人だけにゆるされた、古き良き時代の冬山の奥地にとざされた甘く切ない夢なのです。音楽、映像、クレジット、タイトル、美術、ホテル、なんでこんなにも高貴なんだろう!すばらしい!第一級の芸術品です。ああー怖い。
それから、冬のシーズンオフが近づき、すこしずつ、ひとりひとり、ホテルから従業員がはなれてゆく様を観てゆくところは、何度観てもイヤだ! 名作。[映画館(字幕)] 10点(2006-05-07 22:24:43)(良:1票) 《改行有》
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