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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 笑いと恐怖は表裏です。この映画では笑いと恐怖が一心同体で、爆笑シーンもよく考えたら怖いし、怖さを感じるシーンももう一度見れば笑えるのです。なんてよくできた映画なんだろう、イギリスの三バカトリオすげえな!と思いました。主人公が気づかないうちにどんどん町が異様な雰囲気に変わっていく一連のシーンは最高にスリリングだし、クイーンの曲がかかるシーンなんか、腹がよじれるかと思った。オチも最高。[DVD(字幕)] 8点(2015-06-30 21:28:31)(良:1票) 2. JIMI:栄光への軌跡 《ネタバレ》 偉大なミュージシャンの伝記映画で本人の楽曲を使用できないというのは大きなハンデになり、それだけで制作を断念してもおかしくないはず。それでも作品が完成し、それなりに評価されているのは、本作の焦点は「ジミヘンはどのように楽曲を作っていたのか」ではなく「ジミヘンはどのようにスターダムにのし上がり、どのような人物だったのか」という点にあるというのが大きいでしょう。ロック界に今もなお強烈な影響力を持っている男は彼一人だけではどうしようもなかった。運命的な出会いが彼をスターダムにのし上げ、もし一人でも彼と出会わなかった人がいれば、ジミヘンはスターになっていなかったかもしれない、そういう物語です。だから彼自身の楽曲を使わなくても、当時のエピソードに沿った選曲で物語を進めていくことができ、無事に作品が完成したと。 物語は一部に創作が見られるものの、基本的にはジミヘンの生涯の1ページを再現できていて、それなりに面白いと思います。リンダ・キースと親密な関係になるのかとおもいきや渡英後に関係が希薄になり、音楽にちっとも詳しくないセクシーなだけの女性と付き合うあたりに人間味を感じ、予想を裏切られたことも相まって印象に残りました。残念なのはヘンにカッコつけた演出で、正直言って邪魔。スタイリッシュな人間を描くのにスタイリッシュさを足そうとして失敗している感じです。あーあ、そんなことをしなくても…とガッカリしてしまいまいました。[映画館(字幕)] 6点(2015-06-06 19:30:55)《改行有》 3. ジミー、野を駆ける伝説 《ネタバレ》 保守的な田舎・宗教と戦うジミーと支持者たちの戦いを描いた作品なんですけど、私はお固い牧師が気になってしょうがありませんでした。彼はジミーに対し多少の理解があるような発言をしているし、ジミーがニューヨークから持ち込んだ黒人歌手のレコードを聴いて感動しているんです。追放されゆくジミーを罵る人たちを戒める発言もしている。多分、牧師は宗教というしがらみがなければジミーと共に自由を求め戦っていたんじゃないかと思います。ガッチガチの保守派なら、レコードを聴かないはず。彼を飲み込んだ土壌が悔しくて、エンドロール中はずっと牧師のバックストーリーを想像していました。[映画館(字幕)] 7点(2015-02-18 07:32:51) 4. シャイニング(1980) 奥さんの顔、ジャック・ニコルソンの怪演、音楽、そしてオチまでたまらんですね。ただ、シャイニングという能力がさほど物語に関係ないのが残念というか、ならタイトル変えちゃえばよかったのにと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2013-09-20 12:18:29) 5. SHAME -シェイム- 《ネタバレ》 主人公の苦しみが切実に伝わってくるのは、ファスベンダーの演技の成せる技ですね。心に響く名作でした。彼が心から愛する人とセックスできる日がくることを祈ります。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-04 17:30:17)
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