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コメント数 885
性別 女性

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  真珠の耳飾りの少女 本物はまだ「青いターバンの少女」と呼ばれていた頃一度見た。 その絵を愛する女性が想像力を駆使して織った物語は着想はユニークであるものの、小説のヒロイン、フリートはいまひとつ繊細さに欠けており、映画版のグリートに多くを語らせぬのはより神秘的で純粋な存在にしたいのが感じられ、製作者の妻が書いた脚本の方が好ましい。 白磁の肌のスカーレット・ヨハンソンの息使いさえ聞こえそうな、静謐な空間での寡黙な画家フェルメール(コリン・ファース)との交歓。 密やかに編まれた恋とも知れぬ絆。 採光や構図も画家の世界を再現したもので、画家が使用したとされるカメラ・オブスキュラも登場する。 耳飾りと一体化するための痛みを伴った儀式は間接的ながら官能的。 フェルメールとの関係が精神的なものならば肉屋の恋人ピーターは現実的な存在であり、演じるキリアン・マーフィは魅力的だが、映画ではグリートとの恋の結末はぼかされているのは、やはりフェルメールに重きを置くためか。 画家のパトロンである好色なライフェンや画家の心に入れない妻カタリーナも作品を盛り上げる。 小説と一番違うのはラスト。 一家を構えたフリートは想い出の品である耳飾りを金に替えてしまう現実派だが、映画はそれよりもロマンティックな余韻を残しており、地味ながら彼らの思いがまだくすぶっているかのようだ。[映画館(字幕)] 8点(2013-08-03 12:00:03)

2.  ジェイン・オースティン/秘められた恋 《ネタバレ》 アン・ハサウェイは名前こそシェイクスピアの妻と同じでも、華やかなアメリカの美人女優、肖像画を見る限りジェイン・オースティン本人とはかけはなれ、伝えられる女流作家の人生も映画になるほどの起伏はない気がしたのですが、03年に「新たに発掘された事実」とやらを元にしたこの映画、悪くはなかったです。 ビアトリクス・ポターの半生を描いた「ミス・ポター」同様、相当脚色はされているでしょうけど。 ジェインを「高慢と偏見」の作者として描いているため、レディ・グレシャムはレディ・キャサリン風、母親オースティン夫人もベネット夫人的になっていて、駆け落ち未遂も創作? でもトム・ルフロイとの恋は彼女の小説よりもシビア。 ルフロイ役が、オースティン映画の男優たちとはちがい線の細いジェームズ・マカヴォイなのは、ジェインを守る力がなく儚い恋なのを暗示していそう。 悲劇というよりそれを回避するための選択は口惜しさが残りますが、悲しみを静かに受けとめるジェインも、求婚されながら袖にしたグレシャムの甥と最後には友情を結ぶなど共に成長し、エピローグも心にしみ、現実の冷たい味を知ったジェインは果たせなかった自分の思いをペンに託し、6本の小説を書いたのだ、と思わせます。 青緑色の衣装が、知性の中に情感を持ちあわせるジェインのキャラクターを表しているようでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-02 06:45:10)(良:1票)

3.  ジェーン・エア(2011) 新しい「ジェーン・エア」。 最初にブロンテ姉妹の小説のダイジェスト版を読んだ時は、「嵐が丘」よりこちらの方が親しみやすかった。 エキセントリックなあちらより、子供でも理解しやすい内容だからでしょうか。 共に不運を背負わされた彼らの物語の要素をうまく配分してゼフィレッリ版より好印象。 「闇の列車、光の旅」の日系監督フクナガの第二作としても上々では。 ミア・ワシコウスカは「アリス・イン・ワンダーランド」とは別人のようなヒロインを若いながら堅実に演じ、素顔風のメイク、地味な衣装に包まれながら意志の強さは散見されるジェーン。 美男美女ではないと言う設定なので、マイケル・ファスベンダーはロチェスターには魅力的すぎるかもしれませんが、傲慢さの陰の孤独、あるものにつながれている苦悩は伝わります。 フラッシュバックのローウッドより後半を重視しており、「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルが神に仕える自分に添うことを求める牧師セント・ジョンになり、ジェーンを呼ぶロチェスターの声が空間をこえて彼女にとどくのが、ジョンが求婚した刹那なのが映画向きな脚色。 家政婦フェアファックス夫人役のジュディ・デンチが風格あり、ジェーンの恋敵ブランシュの母親役で「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」のソフィー・ワードも出演しており、20年前の「嵐が丘」ではイザベラ役だったので、ブロンテ姉妹の両方の映画に出た女優さんということになると思います。[映画館(字幕)] 7点(2013-02-05 20:50:03)(良:1票)

4.  ジェイン・エア 《ネタバレ》 フランコ・ゼフィレッリの「ジェーン・エア」。 90年代に作られたブロンテ姉妹の映画のヒロインをそろってフランス女優が演じるとは(この時期魅力的な若手女優不足であったとはいえ)、イギリス国民は面白くなかったのではないか。 前半のローウッド学院での日々に時間を割き、かわりに後半のリヴァース兄妹との関わりは簡略化され形だけとなり、彼らとの血縁関係やセント・ジョンの求婚もなし。 中盤のソーンフィールド(ロケーションが素晴らしく、ロチェスターが後見するアデールが愛らしい)は比較的充実しているが、全体としてかなり食い足りないのは否めない。 ただ、最初に見た映像作品だけに、ジェーンのイメージはこの白面のシャルロット・ゲンズブールが自分の中に根強くあり、ロチェスター(ウィリアム・ハート)は今一歩か。 少女時代(アンナ・パキン)、バーサ(マリア・シュナイダー)、フェアファックス夫人(ジョーン・プロウライト)は充実のキャスト。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-16 20:50:16)《改行有》

5.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 ジョニー・イングリッシュ、8年ぶり?(前作はマルコヴィッチが変なフランス人だったくらいしか覚えてない…) 満を持しての登場かどうかはわからないけど、前作より作りこんでるよう。 パロディの方が本家より007っぽいのは皮肉なれど、意識的に「クレイグ以前」の雰囲気にしてあって、007本来の軽妙さや荒唐無稽を尊重してるというか。 M、Q、マネーペニー的な人物もおり、ジリアン・アンダーソン(ペガサス)は茶髪にしてるので、「X-ファイル」のスカリーと気づかない人もいるかも。 パッチが車椅子の人なのは、当然プロフェルドも意識してのことでしょうね。 ロイヤル・ブルーの衣装が素敵なロザムンド・パイク(ケイト)はボンドガール出身。 デビューがそれだったのは後悔してるといっていたけど、コレに出てるというのは余裕もできてきたのかな。 本家のアストン・マーチンに対抗してのロールス・ロイス・ファントムは、女性の声を持つ人工知能を備えロイスと呼ばれ、あの有名なマスコットが武器になっているのがウリ。 伏線つきの女王様ネタを見ると、ロンドン五輪開会式でのダニエル・クレイグとエリザベス女王の寸劇は、ホントに貴重だったなと感じます。 女王はすすんで出るとおっしゃったそうですが、威厳があっていかめしそうに見えても、ユーモアのセンスと「私もボンドと共演してみたい」とのひそかな願望がおありだったんじゃないかと思われて、本物の「女王陛下の007」に。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-03 12:50:23)(良:1票)

6.  十二夜(1996) 《ネタバレ》 キリリとしたイモジェン・スタッブスは「サマーストーリー」のミーガンより男装の麗人ヴァイオラ=シザーリオがそれらしく、双子の兄セバスチャンとも似た面差し。 シザーリオに恋してしまうオリヴィア(ヘレナ・ボナム・カーター)は恋路つっぱしる令嬢。 シェイクスピアは物語をまとめるため人物をチェスの駒やオセロの石のように使うのだけど、「十二夜」でもヴァイオラの苦しい恋が実るのはよいとして、オーシーノやオリヴィア、セバスチャンのあっけない恋のおさまりは、やはり舞台劇のためのキャラクターと見ゆ。 道化フェステ(キングズレー)の陽気な謡にはじまりおわり、侍女マライア(スタウントン)の悪知恵に踊らされし執事マルヴォーリオ(ホーソーン)はおかしくもやがて哀しき。[映画館(字幕)] 7点(2011-06-26 11:05:05)

7.  縞模様のパジャマの少年 マーク・ハーマンらしい作品。 常にネジまがった作風を誇示する監督は、単純とか偽善者と思われるのを最も恐れる気が小さくて面倒くさい人に思えるのです。 この映画でも「ブラス!」や「リトル・ヴォイス」でも感じたような苦味というより嫌味を感じてしまいました。 原作ありで彼が考えた話ではないですが、その原作にしても同じくドイツ少年とユダヤ少年の友情と悲劇を描いた「あのころはフリードリヒがいた」のリヒターのように当時を生きたドイツ人ならともかく、アイルランドの作家が21世紀にこのような話をもっともらしく書いて、それをイギリスの監督がれいれいしく映画にするのは少し差し出がましいんじゃないでしょうか。 両親役のシューリスとファーミガはそれなりに苦悩を見せるものの、ルパート・フレンド演じるドイツ将校(彼にこういう演技ができるとは思いませんでしたが)の描き方は実にティピカル。 ハーマンは「子供たちに見てもらいたくて作った」そうですけどPG12になっても仕方ないかと、「仔牛に焼印」のような気がするものね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-08 12:35:01)(良:1票)

8.  ショーン・オブ・ザ・デッド ペッグ&フロストの凹凸コンビはこの映画から。 英国製ゾンビ・コメ(パロ)ディは結構グロ&シリアスだけど、それでも見入ってしまうのはロメロ好きの監督とペッグが熱い思いをこめてシナリオ書いたから? サイモン・ペッグはとても表情豊か、ビル・ナイもう少し見たいな! ケイト・アシュフィールドは07年の「アンネの日記」<TVM>では重要なミープ・ヒース役を立派に演じてました。 レコードはもっと投げてほし~! 「セカンド・カミング」好きって?(笑) クイーンはコメディ映画に使われる頻度高いですが、大仰な曲構成とコーラスがお笑いにピタッとハマり、TVではモリッシーが「ロンドンでパニック!」と歌う♪ 切ない場面も多いけど、最後は心あたたまる(?)エピローグ。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-17 06:20:10)

9.  17歳の肖像 「プライドと偏見」では四女キティ役で目立たなかったキャリー・マリガンが主演。 50年前の英国の偏狭な人生観の中でもがく利発な16歳は甘い蜜にも青い棘にもなる。 批評家受けがよく数々の賞も得ているが、魅力的な60年代のロンドン・パリを舞台にしながら華やかさに欠けるのは主役2人のヴィジュアルが弱いこともあり(ポスターはそれを最大限カヴァーするような撮り方、パンフ買わなかったのはソレもあり)著名なライターの自伝でもレトロな青春物には強いイメージがあった方がよく、キャストがちがえば全く印象も変わったと思う。 サースガードのデイヴィッドは危険な年上の男というには色気少なく、引き立て役であるはずのグレアムより魅力がないし、マリガン(今月で25歳、丸顔でスリム、ふつうにかわいい)の大人の魔力にとらわれる高校生ジェニーがレディに変身してもジミなので傲慢でもあるキャラが似合わず、父親アルフレッド・モリーナの階級が絡んだ親心や教師オリヴィア・ウイリアムズ(美人なのにジミな役)の堅実さの方が浮かび上がる。 夢のような日々が魅惑的であるほど夢からさめた時の自覚は深くなるがその落差が小さく、自意識ばかりが強いジェニーに好感をもつまでには至らない。 ロザムンド・パイク(「プラ偏」ではマリガンの姉)は頭の軽い美女を知的に演じ、エマ・トンプソンの校長は貫禄。[映画館(字幕)] 6点(2010-10-18 06:02:52)

10.  シャーロック・ホームズ(2009) シドニー・パジェットの挿絵から抜け出たようなオーセンティックなシャーロック・ホームズはグラナダTV版があるので作る必要はないし、好かないガイ・リッチーがホームズ・エレメンツを使って暴れてる感じですが、まずまずなエンタメ・ホームズ? グラナダ版にも出演経験のあるジュードのワトスンには大方の観客がOKをだすでしょうが、ダウニーJr.のホームズは英国英語発音もふくめてちょっとな~~(ヤク漬けのイメージ合致はともかく、戦う社長トニー・スタークの方があってない?) 2人の女性キャラ、アイリーン・アドラー(ボヘミア国王と別離後結婚した夫と離婚? 峰不二子キャラはヤだな)、メアリー・モースタン(この中では「四つの署名」は存在しないようですね)も魅力薄。 リッチーは「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」をジュブナイルでも同じホームズ物のバリエーションとして意識していたでしょうし、似た印象をもつものになっています。(まがまがしい秘密結社的な邪教集団、モリアーティの影) 高名な人物の落し胤であるブラックウッド卿の出自は「プライオリ・スクール」的かな。 クライマックスの建設中のタワーブリッジ(1894年完成)は今の技術でないと見られない光景。 ヴィクトリア朝のロンドンを小綺麗でなく生々しく描いたのはいいし、「ワトスンに冷たくされるとサミシイ」ホームズはやはり観客のツボ♪♪♪ 正統派ミステリーファンはホメない映画でしょうけど、仕方ないかな。 フィッシュ&チップスはああいう風に食べてるとおいしそうに見えます。[映画館(字幕)] 7点(2010-06-14 13:56:10)(良:1票)

11.  シャーロック・ホームズの冒険/ボヘミアの醜聞<TVM> 《ネタバレ》 150年前の今日この世に生を受けたコナン・ドイルの生んだ人物は、今も私たちを魅了してやみませんが、彼をより身近な存在にしてくれたのがこのグラナダ・テレビ・シリーズでしょう。オープニングを飾るこの作品ではエレーナ(イレーネ、アイリーンとも)アドラーが登場。ホームズの裏をかいた女性として有名な彼女は、かつての愛人であるボヘミア国王の結婚の妨害工作というストーカー紛いの行動(これ自体はあまり褒められたものではないと思いますが)に出たためにホームズと関わりを持つことに。ホームズは彼女のこの点は気にとめず、自分を出しぬいた彼女の頭のよさだけを評価していますが(これも人の見方として正しいかどうかは別として)女嫌いの彼が唯一エレーナにだけ与えた呼称‘The Woman’(あの女(ひと))はladyやdameとは違う響きのあるものです。グラナダ版では気丈で執念深くも見える彼女の印象を、自分の保身のために持ち出した国王との記念写真を船上から海に捨てる場面を挿入して和らげています。新しい愛を得て、過去は水に流して。彼女に対する国王の不遜な言葉を受けてホームズが返す辛辣な皮肉(levelという言葉が二通りの意味で使われています)も実に痛快。[地上波(吹替)] 8点(2009-12-19 07:31:30)

12.  シャンプー台のむこうに まずキースリーの町の古びた趣きある佇まいがよい。ヘアスタイルのコンペティションなんて楽しいし、その裏には複雑な人間模様も。TVホームズの「ぶなの木屋敷」がデビューのナターシャ・リチャードソンは久々に見たけど、お母さんのレッドグレーブによく似ています、ジョシュのママには若い気がするけど。ビル・ナイってお年でも美形なんでこの手のスカした役が多いですが貴重ですね。でもやっぱりリックマンの仏頂面の勝ち!すべてが解決しなくても、やっと前に進み始めた彼らの人生に幸あれ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-15 11:57:41)

13.  女王陛下の007 ボンドの結婚式で涙にくれる「心の恋人」マネーペニー。心中を気遣うMやQに健気に微笑む彼女にボンドが投げ与えるシルクハットが心憎い。彼が幾多の美女たちを摘み、愛し、失い、あるいは捨てても、変わらずボンドと共に在るのは彼女である。[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-06 05:24:30)(良:2票)

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