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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  ダメージ 人生至るところに落とし穴あり、ってな話で。「脇道のない人生なんてつまらない、そういう落とし穴こそ人生の楽しささ」なんてこと言う気楽な人もいるが、本当の落とし穴ってのはそんなもんじゃない、ただただぽっかり穴があいててズルズルと破滅へと追い込んでいく、そういうものがあるんだという、お気楽ものを戒める映画。「愛」と言うと気取りすぎ、「性欲」と言ったらミモフタもない、そういうときは「官能」といういい言葉があるんだけど、『ラストタンゴ・イン・パリ』のように官能の孤独に至るわけでも、『近松物語』のように官能の勝利に至るわけでもなく、ただ穴ぼことしてある破滅へのみ至る官能。ほとんど事故のようにそこに巻き込まれていく主人公。政治家としての堅苦しい生活から自由になるという解放としての恋愛ではなく、まったく別の官能の檻につながれてしまう、その閉じていく怖さ。文字通りの意味での、身を焦がす恋ってやつだな。その怖さと男の心理はよーく分かるんですが、正直言ってこの女がよく分からなかった。別に分からなくていい落とし穴への案内人としての役割りなのか。段落ごとの「さて」という感じのフェイドアウトが、フェイドアウトとはこう使うのだ、というテキストのよう。[映画館(字幕)] 6点(2011-07-13 12:11:50)

2.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 D・クレイグになってボンドのキャラクターが変わってしまったことを痛感したのは、ホテルを代えるとこの「宝くじに当たった教師だ」ってユーモアが映画として生きなかったところ。あれはこれまでの余裕のあるボンド用のギャグであって、クレイグには全然似合わない。人間味が出て苦悩するボンドになったわけだが、それで007の看板を張ってもいいのだろうか。あんまり人間味を出しすぎると、ありえないアクションとの乖離が今度は目立ってきてしまった。アクションでは最初の教会のが一番良かったが、前作の工事現場には劣る。ちょっとカットを割り過ぎる。ジャンカルロ・ジャンニーニが好きで、『ハンニバル』のときは、ただイタリアってだけで登場しあっさり消えてしまったのにがっかりしたものだが、あの失意を再び味わわされた。本作に登場したすべての人物の中で一番貫禄があるのになあ。このシリーズの興味では悪役が何を企んでるのか、ってのがあって、次世代の問題点をけっこう先取りしてたりする。今回は自然保護団体の仮面をかぶって××利権を狙うってあたり、いいとこ突いてた。[DVD(字幕)] 6点(2009-09-25 12:05:41)

3.  大地と自由 イギリスから見た南の戦争。最初はロマンであった、失業からの救済であった、戦場のほうにこそ自由が望めた。歴史上最も理想的な・自発的な・非強制的な軍隊としての義勇軍であった。ただこの軍隊の弱点は、タテ系統を持たないため勝てないということ。アナーキストがボルシェヴィキに勝てなかったように、個人を尊重する組織は個人をないがしろにする組織に勝てない、という人類の歴史がどうしても乗り越えられない悲劇に触れていく。自由だった組織は、組織の防衛のための組織となり、やがて内部崩壊していく。多言語が行き交っていた共同体は、同じ言語同士が呼び交わしつつ銃火を交えることとなる。牧歌的だった戦場は市街戦に移る。でもこの監督は美しい悲劇として投げてしまわない。嘆きの歌を歌わず、人類の課題として繰り返し作品を提示する。その人がいるということで、映画への尊敬を持ち続けられる監督の一人。[映画館(字幕)] 9点(2009-03-15 12:05:26)

4.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ 007が中国諜報機関と協力するなんて、世の中も変わったものだ。香港返還記念か。もっともオートバイで平然と、有色人種であるアジアの町や暮らしをぶっ壊していくところは同じだが。面白いのは動機で、何のためにイギリスと中国を戦わせようとしてるのかと言うと、巨大市場の中国での放映権のため、ってのが変にリアルで怖い。戦争があると儲かる仕事、一歩進んで戦争をあおるメディアの怖さ。この不気味さは後のイラク戦争のときに半ば現実となった。007の新兵器も、ケータイ電話とか車の無線キーとか現実の世の中にどんどん追いつかれているので、開発担当者も大変であろう。キーボードに漢字が並んでいるギャグが笑えた。[映画館(字幕)] 7点(2009-02-14 12:20:41)(良:1票)

5.  タロットカード殺人事件 『ロスト・イン・トランスレーション』見たとき、スカーレット・ヨハンソンにはコメディエンヌの素質があるのではないかと思ったものだが、それを本作は証明してくれた。ちょっと半開きの口もとやハスキーな声、それまではセクシーと捉えられていた要素が、そのまま“お茶目”の要素に横滑りしている。コメディの登場人物はしばしば己れのドジによって窮地に落ち入るが、途方にくれたときに、人の口もとは半開きになるものだ。マジックのステージに上げられてもじもじしているところなど、かわいくすらあった。ボケとツッコミの迷探偵コンビものをウディ・アレンとこなす。ほどほどの笑いとほどほどのハラハラを織り込んで、けっして限度を踏み外さない上品な仕上がり。喋りちらしているようで、ちゃんと伏線を張っているシナリオも礼儀正しい。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-18 10:11:32)(良:1票)

6.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 悪漢どもが次々と仕掛けてくる前半がドキドキする。休まずに畳み込んでくるアイデアの洪水が、活劇映画としての贅沢感、このシリーズの誇りであろう。歴代大統領に犯行声明を代読させる洒落っ気もいいし、信号機をすべて青にしたりトンネルの両方から車を入れたりなどの身近なテロに、けっこう現代ならではの怖さがある。機械の正気にかなりの部分依存して、秒単位の日常を築いてしまっているんだなあ、って。後半はアイデア切れで、もうマクレーンの体力勝負となるが、これはまあ仕方ないだろう。悪漢はずる賢い頭、正義は腕力、って対比は、日本の時代劇もそうだし、どこの国の映画でも基本構造だから。ここはもう「ここまで死なないか」と笑いながら見るのが礼儀だ(米軍の戦闘機もだらしない)。娘が絡んで話を小さくしてしまうのも残念だが、イラク戦争の失敗以後、誰もが納得できる最後の正義ってのが「家族を守る」になってしまった反映だろうな。悪漢のほうにも「偉そうなこと言っても狙いは金」とミソをつけてある。これも1作目と同じ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-06 12:26:27)(良:1票) 《改行有》

7.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 アタマのほうの工事現場でのアクションは見事だった。ほとんどアクションのためのアクション、その無意味さはすぐれたミュージカルのダンスシーンに限りなく近く、しっかり堪能した。ところがメインのカジノシーンになると、なにしろ展開しているのはカードの記号と数字の意味だけなので、映画としての膨らませようがなく、途中に付け合わせのような襲撃やら蘇生物語まで入れてなんとか活性化しようとしているのは涙ぐましいのだけれど、かえって散漫になっただけだった。そもそも2時間10分を越えて活劇映画であり続けるのは難しいんじゃないか。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-23 12:10:25)

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