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プロフィール |
コメント数 |
450 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生 |
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1. チップス先生さようなら(1939)
時代は移ろいゆくも「教育」「人間」には変わらない本質的なものがあることを、チップス先生と生徒たちとの交流を中心に描かれる本作は、ドーナットの好演に支えられ金八的な説教がましさが全くない静かな感動に包んでくれます。エイプリルフールに服と服を結び付ける悪戯に「変わらない」ものを見せたり、きれいに平らげたお皿に人間の成長を見せたりといった映像的演出も小粋です。船中シーンでチップスからカメラがそのままガースン演じるキャシーのいる上階へと移動し両者を「美しく青きドナウ」のエピソードと演奏する楽団で繋げるところなんかもいいですね~。戦争の勃発や大切な人の死の哀しみをじわりとフィルムに滲ませながらもユーモアとウィットとフィーバーに富んだチップス先生、ラストの一言は素晴らしいです。さようならの向こう側でチップス先生はいつまでも穏やかな表情で笑っているのでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2005-07-03 22:33:07)(良:2票)
2. 茶碗の中の嵐
なんだこの滑稽な原題直訳タイトルは、と思いながら見ていたら、わ、笑えます、これ。甘美な大人のラブストーリーなんてのを期待していたらえらい目にあいますよ。市長邸におしかける犬の大群は、101匹わんちゃんもびっくりあんぐり。これだけの犬の撮影、本当にお疲れ様です。撮影の裏話なんか是非聞きたいワン(やってもたー)。見終わって、タイトルが『ストーム・イン・ア・ティーカップ』では駄目、これはあくまでも『茶碗の中の嵐』がいいと分からせてくれました。原題には“から騒ぎ”という意味があるので、とくとそのから騒ぎぶりをご覧あれ。これ見ろワンワン!6点(2004-04-20 22:09:56)
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