|
プロフィール |
コメント数 |
623 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
自己紹介 |
SF・ホラー映画が主に専門です。 インターステラーは私が生きている間にちゃんとした感想を投稿します。 2022年3月31日で会社を定年退職しセカンドライフが始まりました。劇場通いは年に100本を目指したいと思います。
2023年も終わりますが、2024年も引き続きよろしくお願いします。 ただ、年に100本はさすがに難しいですね。 |
|
1. テリー・ギリアムのドン・キホーテ
往年のテリー・ギリアムファンとしては実に微妙な映画です。ドン・キホーテが彼のライフワーク、と言うより彼自身がドン・キホーテと化したと言った方が良い。この作品は彼をドン・キホーテ(狂人)とあざ笑う世間への怒りに満ちている。その気持ちは分からなくもないが、肝心の作品が面白くなくては何にもならない。ギリアムらしいビジュアルは皆無に近かった。果たして彼の後を継ぐ者は現れるのか?アダム・ドライバーのような活きの良い若者が現れてくれれば良いが。あまり一般にお勧めできる作品ではありませんが、ファンの1人としては税金を払ったので良しとします。[映画館(字幕)] 6点(2020-01-25 17:37:52)
2. ディストピア パンドラの少女
《ネタバレ》 この映画はメラニーと言う少女に尽きる。なんと言うか、怖い。冒頭の収容施設での如才ない振る舞い。生き残るための必死さが伝わってくる。自分に優しくしてくれる人間には大変愛想がよい。あまりにも利発と言うかクールだ。全てが自分が生き残るための計算づくではと思えてくる。クライマックスで、博士から抗体を作るための献体となる事を説得された際に「大好きな先生を救うためよ」と言われて「なぜ人間を救うために私が死ななくてはならないの?」と返すのは、安易な自己犠牲がやはり受け入れ難いからだ。その後の展開は真菌と共生している身としては当然の行動だが、感染したら理性を失う先生は助けなければならない。真菌と共生した子供達で新たな文明社会が築けるかどうかは分からないが、子供達の先生役として生かされている先生もそのためのコマに過ぎないのではと思うとちょっとゾッとする。そこは大好きな先生の授業を受け続けたいと言う子供なりの想いだと信じよう。荒廃したロンドンの街並みや音楽も良い。一つの世界はちゃんと描いていたと思います。[映画館(字幕)] 7点(2017-07-01 15:13:23)(良:1票)
|