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1. 遠い夜明け
社会派作品の名作にして、良質のサスペンスの盛り込まれた一級のエンタテイメント作品でもあるところが、スゴイ、の一言。
珍しくこれは邦題も悪くないけれど、今となればやっぱり原題の「Cry Freedom」のほうが訴えかける力を持っている。普遍性を感じさせる。91年にアパルトヘイトは撤廃されて一応は夜明けが訪れたかのようだけれど、問題の本質が解決されたわけではないのだから。
アパルトヘイトに関心や興味のない人でも、おちゃらけケビン・クラインよりまじめケビンが好きな人、デンゼル・ワシントンの原点を観たい人、「大脱走」のビッグXの演技にしびれた人、みーんなにオススメします。9点(2004-06-16 11:45:35)《改行有》
2. トレインスポッティング
この映画が好きと軽々しく言うと顰蹙を買うかもしれないけれど、でも好きです。但し、この映画を私なりに的確に評しようとすると、難しいなあ。時代の閉塞感にフィットした、「旬」を感じる作品だったと思うので、あっという間に色あせた感は、残念ながらあるし。時折ミュージック・クリップ的に使用される冒頭シーンをチラッと見ると、そんな気がします。ただ、見直そうにも、二度目が見られない。あのシーンで、自分も吸い込まれていきそうで。コワイよおー。<追記:これを観てクスリを始めた若者も多いのではないか、という批判も知っています。もしほんとにそうであったら、とても残念。「現実」というものの救いようのなさ・・だけどそんな中でも我々はどうして生き続けていくんだろう・・映画を教訓にするかしないかは自由ですけれど、でもね、そういうことを考える映画であってほしい、強くそう思います。とはいえ、それとは別にこの映画は「切な・カッコいい」のも事実。冷静に受け止めてほしいです。まあたいていの人はそうだろうと思うので、こういうのをロウバ心というんでしょうけど。> 9点(2003-07-10 22:33:07)(良:1票)
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