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1. 2001年宇宙の旅
映画という表現手段でしか与えられないインパクトを堪能した。意味ありげな映像をつなげただけの芸術気取りの作品は大嫌い 、のはずなんだけど、美しく青きドナウの使い方だけでもう10点放り投げたくなる、なんという映像と音楽の圧倒的な端正な美しさ。冗漫な最近のSFはまず、宇宙を静けさから学んでほしい。沈黙は時に何より饒舌。この作品の沈黙の中に、コンピューター「ハル」の意思と、彼が知っていて人類が知ってはならない秘密の深さが隠されている。テーマ?自分の解釈でいいかどうかわからないんだけど、このさいそっちはもういい。この作品の一シーン一シーン切り取ってもそれぞれに10点あげられる。私の望む名画の究極の姿はそれなんです。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-30 12:52:14)
2. 28日後...
なんかぱっとしなかったなあ。
血液感染、つまりエイズみたいなものでしょ?
イギリス人全滅状態までいくのが早すぎ。
ゾンビ状態の感染者に襲われて死んだなら、町じゅうにもっと死体があっていいはず。
追い詰められた兵士の精神状態の心理描写も画一的だし…
主人公と黒人女性の間に芽生えるロマンスも、無理やりな感じ。
ゾンビものとしては目新しいとこがない。
で、この点でもまだ甘いです。
こういうたぐいの作品は好きなのに、残念感だけが残った。5点(2004-03-14 18:46:26)《改行有》
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