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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 第一作目以来、あえて原作は読まずにずっと鑑賞しているが、初作以来の面白さだったと思う。前作までの話をさすがに忘れかけていたが、それでもテンポ良く進む筋書きは大変に分かりやく、物語の流れを見失うことなく最後まで楽しむ事ができた。‥‥‥ゲイリー・オールドマンには、やはり「レオン」や「エアフォース・ワン」のような冷徹な悪役が似合う。悪役をやらせたら右に出る者の居ない彼が善玉とは、どうしても違和感が感じられたが、特筆すべきはアンブリッジ先生演じるイメルダ・スタウントンの演技力。‥‥‥「ヴェラ・ドレイク」では良心的で可哀相な老婆を心細く演じていたが、今回は図々しく豪快でピンクで、どこまでも嫌みなオバハンであった。最初は前に観た作品のイメージが残っていたのだが、物語が進むに連れて本気で憎たらしくなってきてしまう。今回の物語の中に大きなエッセンスを加えるこの役柄に、彼女のキャスティングはこの上なく正解に思えた。(ヴォデルモートの存在を知る前に呆気なく連れ去られちゃったけど)[映画館(字幕)] 7点(2007-07-24 00:49:55) 2. ハンニバル・ライジング バットマンと同様、主人公のブランドによって製作された、今はやりの「ビギニング」。「羊たちの沈黙」のレクター博士の狂気を描くには、あまりに伏線が安すぎた。観ていて単純に楽しめるエンターテインメント復讐劇となっているが、レクター博士得意の頭脳プレイがほとんど観られなかったのは、期待はずれだった。‥‥‥あの名作「羊たちの沈黙」から産まれたレクター博士というキャラクター、その発端となった彼の内面の葛藤が描かれず、外面的なトラウマから抜け出してていないのが残念。だから、作品としては十分楽しめたし面白いけれど、単純な復讐劇以上のものではなくなってしまっている。ガラス張りの独房の中から見つめていた、天才殺人鬼の狂気の背景を描くには、ちょっと荷が重すぎたか。ハンサムな主人公も、見た目ミステリアスの域を出ていない。‥‥‥第一作のブランドに期待する方が酷というもの。あれ以上の名作を続編で作り出すのは無理というものだろう。[映画館(字幕)] 6点(2007-05-25 01:38:04) 3. ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 おいおい仮にも教育機関で、しかもその教育の一環で生徒を殺してどうするんだよ、と、余りにデンジャラズな学校に野暮なツッコミを入れてみたり。回を重ねるごとに学校の危険度が増している気がするのは私だけだろうか?原作は未読なため、特に悪役の絡みがよく分からず、前作を観直してから行くべきだったとちょっと後悔した。今までに増して大迫力の演出には満足!他のふたつの学校は男女共学じゃないんだね。[映画館(字幕)] 6点(2005-11-25 13:11:02) 4. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 私は原作を読んでいないので、純粋に映画だけで物語を堪能できた。さすがに主役の3人は大きくなりすぎ、一体小学校なんだかハイスクールなんだか分からない。それでもファンタジックな物語は楽しめる内容に仕上がっている。希代の悪役ゲイリー・オールドマンが結果良い人だったのにはちょっと拍子抜けした。どうせ良い人になるのなら、もっと出番を増やして思いきり悪人として演出して裏切ってほしかった。原作はこのまま読まずに続編を楽しむつもりではいるが、読み手の各々が想像する小説ではともかく魔法の世界を舞台に映画として創るにはちょっと飽き気味になりそうだ。続編で良い方向に物語が裏切ってくれることを期待している。5点(2004-07-27 00:24:57) 5. バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 私はゲームをやったこともない人間だが、第1作目よりは断然良い。見る側を怖がらる手法や、前作よりも凝ったシナリオもレベルアップしている。単純に頭カラッポにして楽しむ映画、この分だと3作目も観てみようかと思った。カスリ傷でも確実に死に至るウイルスなのに、やたら肌の露出が多い服装で、平気でゾンビと肉弾戦を繰り広げるヒロイン達のアクションには脱帽。一番最後には超能力まで身に付けて、主人公はどこまで強くなるのだろうか。4点(2004-09-20 00:45:56)
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