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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 とんでもない傑作だー!私は幽霊や殺人鬼が出てくるホラーよりも、本作のような普通に見える人間が実は狂気を孕んでいた!というタイプのミステリー・ホラーのようが好き。物語はそう珍しくもない子どもの失踪もので、陳腐に撮ろうと思えばいくらでも撮れたはず。それなのに本作がめちゃくちゃ面白いのは、バニー・レークが一度も画面に登場しないのでアンとスティーブンが全く信用出来ない人物になってしまうからだ(散々指摘されているけど)。そこへ同タイプの映画のように怪しい人物や警察への批判じみた演出を織り交ぜることでおもしろさが増し、唯一無二の映画に仕上がった。ソール・バスが手がけたオープニングもかっこよくて文句なし!こういう映画をもっと見たい![DVD(字幕)] 10点(2016-02-22 10:05:35)(良:3票) 2. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 オープニングのフォントからして普通じゃない。読みにくいよ!!登場人物のほとんどは正気を失っていて、歴史上の人物や事象のメタファーになっているのが味わい深いですね。歴史は狂人たちが作っていく!そして撃ち抜かれるコカ・コーラの自販機!反撃する自販機![DVD(字幕)] 8点(2015-06-01 16:08:22) 3. バリー・リンドン 《ネタバレ》 観ていて疲れることはなかったし、退屈することもありませんでした。美しい風景と美術はさすがキューブリックといった感じですが、彼のフィルモグラフィーと比べると異例とも言えるほど淡々と進むストーリー。しかし、バリーの人生はまさに波瀾万丈で、クズっぷりを発揮しつつも運に恵まれ、なんだかんだで上流階級の仲間入りをするまでの流れがとても楽しい。没落していく姿にも儚さを感じます。キューブリックのフィルモグラフィー上では決して目立つ作品ではないものの、さすがの面白さでした。……余計なことかもしれないけど、冒頭のアイルランドシーンでのライアン・オニール、どう見ても少年の顔じゃないんだけど。老けすぎ!お陰でバリーの年齢が分からず、これあの時からどれくらい経ってるの?と思ってしまうこともしばしばありました。[映画館(字幕)] 7点(2015-03-08 08:47:54) 4. 裸のランチ 視覚的な面白さに満ち溢れているものの、物語が理解できなかった。いつものクローネンバーグって感じ。バロウズの生涯や友人たちのことを知らないと理解できないシークエンスに振り回されながら頭おかしくなりそうなグロテスク表現を見るってどうよ。頭クラクラする。でも嫌いじゃない。[DVD(字幕)] 5点(2016-12-11 02:26:14)
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