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プロフィール |
コメント数 |
118 |
性別 |
女性 |
年齢 |
41歳 |
自己紹介 |
前回アクセス(H30.11月)から2年ぶりに再びアクセス。 なかなか時間がないものの、地味〜に、たま〜に、映画は観ているのですが、、何故か映画鑑賞よりレビューを書く方が時間がかかる不思議… 簡潔に論理的にまとめる能力が欲しいです(泣)
<採点基準> 10 :生涯のベストムービー。理由は様々だが愛してる
9 ~8 :かなり大好き。純粋に面白い。好き!
7 ~6 :なかなか良い、悪くない。云わば平均!
5 ~4 :微妙、消化不良、苛々。あまり好きではない
3 ~2 :見たことをひたすら後悔、後悔、後悔
1 ~0 :滅多に出ないが出たら最後。永遠にさようなら
これからもよろしくお願いします!
令和2年10月10日 |
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1. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 初見時は18歳(若っ!!)だった私も、気がつけば、二度目の観賞は10年という月日が経ちました。
当時の私には、自堕落な私生活・私性活を送るブリジットに、まったく共感することが出来ませんでした。
10年経った今でも、自堕落かつ直情的な彼女に共感することは、確かに難しいです。
しかし、この年齢になったからなのでしょうか、今の私は、ブリジットの心情を理解することは出来ました。
孤独な夜の物哀しさ、変わらぬ日常の安心感と欠乏感、周囲との環境差による軋轢。
「年齢がすべてではない」と分かりつつ、言い聞かせつつも、生理的・本能的に感じてしまう「限界=女としての価値」。
昔、誰かが言いました、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」と。
これほど本作に調和する言葉は、他にありましょうか?
「妙齢」「女性としての価値」など気にもしなかった若かりしあの頃とは違い、いつの間にか様々な形で「自分自身」に気づかされるのです。
増えていくのは、歳の数と、無駄な経験と、ため息の数と、体重ばかり…という現実に。
しかし、ブリジットはそんな輩にも笑顔を向けて受け流します。
哂われ、どやされ、蔑まれても、ブリジットは本心を顕にはせず、笑って、時にはシニカルさも持ちつつその場をやり過ごします。
彼女が自分自身を受け容れているのだ…ということに判った瞬間でした。
強さでもあり、優しさでもある。
そんなブリジットの長所に惹かれる男性がいるのは、頷けます。
ただ、あんなイケメンや高スペックの男性がブリジットのような女性を好むのは、現実ではかなり確率が低いとは思いますが。
本作は完全にターゲットが絞られており、決して万人向けではない作品です。
その点は大きく採点に加味されたため、この点数と致しました。
『妙齢』に達し、経験だけが増えてしまい、かつては感じ得なかった孤独、苦しみ、焦りに苛まれた女性たちを慰む為に創られた作品…と言っても過言はないでしょう。
「自己憐憫」「自己陶酔」「現実逃避」という効能を有した本作は、心の処方箋そのもの。
人によっては過剰摂取が癖になり、薬物中毒に陥るほどの危険性も孕んでいるかもしれませんので、用法用量にはお気をつけ下さいませ…[映画館(字幕)] 6点(2011-10-31 14:14:40)《改行有》
2. ファーゴ
《ネタバレ》 昔、母から「ひとつ嘘をつけばその嘘を隠すためにまた嘘をつく必要がある。
嘘の上塗りは自分も苦しめ、他人をも傷つける」と教わった。
この映画はまさに、嘘の上塗りによって訪れた悲劇の数々。
深い理由も無く、各々の私利私欲や自己防衛本能が引き起こした悪夢。
そんな人間の汚れなど知りもせず、壮大な地を覆う純真無垢な雪景色。
純粋さの象徴である自然でさえ人の手により汚される様は、
その生々しさに思わず息を止めたものの、
皮肉なことに美しさに魅せられてしまったこともまた事実だった。
淡々としたストーリーなのになぜか最後まで飽きず食い入るように観てしまうのは、
映像の見せ方の巧さと、人間の本質を突いた心理描写よる貢献が大きいと思う。
まさにコーエン兄弟ならではと言ったところか。
登場人物の誰も幸福そうに見えないのが、何ともいたたまれない気持ちにさせた。
そして、人を殺す事に何ら躊躇いの無い人間は狂気だが、
私利私欲のために動く人間の業の深さ・欲深さには恐怖と哀れみを感じざるを得なかった。
[DVD(字幕)] 8点(2007-04-11 16:24:51)(良:1票) 《改行有》
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