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プロフィール |
コメント数 |
385 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
https://camuson.exblog.jp/ |
自己紹介 |
自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。 もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。 |
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1. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 舞台は1920年くらいのアイルランド。アイルランド独立戦争と休戦条約締結後のアイルランド内紛を扱っています。青々とした草に覆われているものの、どこか寒々しい感じがするアイルランドの片田舎。草木の緑だけが鮮やかな原色で、人の生活にかかわるものは、落ち着いた褐色。そんな片田舎にも英国軍による支配の手が伸び、反抗的な者が次々と殺されていく中、暴力には暴力で対抗するほかないと、独立闘争に身を投じていく男達が描かれます。密告により、主人公一味は英国軍に一網打尽にされてしまいますが、主人公の兄に対して行われた、ペンチで手の爪を剥ぎ取る拷問には、思わず身がよじれました。人体破壊としては、最も軽い部類にもかかわらず、痛さ100倍ってのが、つくづく不思議な器官です。いろいろとあった後、殺し合いが過熱したところで、休戦条約が結ばれますが、軍隊による暴力的支配から、非暴力的支配への移行という妥協案に対して、条約を受け入れて、段階的に独立に向かおうとする条約賛成派=国防軍と、死んでいった戦友の意志を背負い、一気に独立を勝ち取ろうとする条約反対派との対立が生じます。民衆がひとたび武力を手に入れてしまい、なまじ独立戦争を戦って、殺さなければ殺される状況が日常化していたため、個々人の意志が凛々しいまでに強く、しっかりしているほど、コントロールを失ってグダグダになるという。結果、独立戦争を戦ったもの同士による殺し合いに発展します。世界中で起きた、または、起きている内紛も、似たようなケースは多いんだろうなあと感じました。[DVD(字幕)] 6点(2024-02-01 17:35:16)
2. ムカデ人間
《ネタバレ》 アイディア一発の低予算映画と思って舐めてましたが、思いのほか丁寧につくられていて、楽しめました。ご存知のとおり、ムカデ人間とは、四つん這いの複数の人間の肛門と口を縫い合わせることで、あたかも1つの生命体であるかのように改造された人間のことで、節の数(素材となる人間の数)は関心事だと思いますが、本作では3という値が採用されています。マッドサイエンティストの部屋に迷い込み手術されるまでは、ドキドキワクワクのホラー映画として楽しめます。手術内容を説明するポンチ絵は、なかなかオシャレな感じなのですが、実際に完成形を見ると、思っていたほど感動しないというか、美しくないのですよね。口側は抜歯して口裂け女状態まで口を切開する一方で、肛門側は肛門を中心に尻のほっぺたを裂けた口にあてがえるように切開してお互いに縫い付けるのですが、1つの生命体を感じさせるには、あまりに接合部の強度が弱すぎるのです。無理な動きをすると接合部が裂けて血が滴るという、これはこれで違った効果が得られているのですが、1つの疑似生命体としての美しさがまったくないのです。膝をV字に曲げて、前の人の足の裏と、後ろの人の肩を接合して、後ろの人が手を外しても重量が支えられるようにした方が、機能的にも、一体感の面でも美しくなるのではないでしょうかっ![DVD(字幕)] 6点(2024-02-01 17:17:45)
3. ムカデ人間2
《ネタバレ》 ムカデ人間については、もはや説明不要と思いますが、皆様の関心事である節数は12という値が採択されています。さて、凄いとは聞いていたのですが、予想以上に凄かったです。とにかく主人公の彼に尽きる。こんなヤバい人間、映像にするだけで犯罪です。シリーズ前作のマッドドクターはよく演じられていて、超えるのは難しいと感じていたのですが、今回のは演技を超えた、存在自体が犯罪ですから、ヤバいことです(汗っ)映像をモノクロにしたことで、血やら何やらが濃厚になり、凄味が出て正解でした。[DVD(字幕)] 9点(2023-06-27 20:44:36)
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