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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. リトル・ランボーズ 80年代のイギリス、自分たちで「ランボー」の映画を撮ろうとする少年たちのお話。 娯楽を知らないウィルの唯一の楽しみは、頭に浮かんだイメージを絵にすること、これがすごい。 学校の金魚鉢のところで知り合いになる、おとなしいウィルと悪ガキのリー・ターナー。 彼らの家庭環境がちょっと普通と違うのもあって見ていてダウナーなことも多く、ともに父親がいなくて厳格な信者のウィルのお母さん、弟を召使いにしてるリー・ターナーのお兄ちゃんが難物。 もう一人フランス留学生を放り込んでいて、ディディエは「バティニョールおじさん」「ぼくセザール」の子なんだね、彼のキャラも面白い。 子供の頃「ランボー」が好きだったPV出身の監督のポップな感覚も生かされているけど、映像を見せつける感じではないのが好ましく、新鮮さのあるBGMや使われる曲にもさりげなくセンスが。 楽しいこと辛いこと含みの二度とない夏が輝き、流れる水の中で光る石のような感触。 イギリス映画らしくベタでなく淡々としてるから、ラストが効く。 映画の使用許可を出したスタローンも嬉しかったんじゃないだろうか。 友情と家族愛と子供の夢を描いた素敵な作品。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-06 07:00:04)(良:1票) 2. リバティーン ジョニー・デップの本来の姿を生かした咲きこぼれるデカダンな美しさが目を引くが、それも後半の剥き出しになった魂に比べれば仮面でしかないかも知れない。枷なきリバティーン、自由人=放蕩者とはなんと誘惑的な響きで耳を打つことか。才の天賦は平等でなく、誰もが心の儘に生きられるわけでもないのだ。無頼ポエット、Ⅱ・アール・ロチェスターに祝福までも与えたくなり、主役をお譲りになられたマルコビッチ国王もご満足と思し召したに違いない。伯爵と愛を結ぶ女人たちの中にあってとりわけ印象的な、深い慈愛をそそぐロザムンド・パイクのカウンテスは観客の救いともなる。‘Rochester’s farewell’が彼のイメージを昇華しているのは確かだが、こんな甘美な音色を耳にしたことはあまりない。退廃のパティオに耽美の風が舞う。 [映画館(字幕)] 8点(2006-05-04 19:48:11)《改行有》 3. リトル・ダンサー 《ネタバレ》 UKロックの名曲を散りばめ、ケレン味たっぷり、質素に見えて実はゴージャスなリトルダンサー。親が尊い犠牲を払い、清貧の才能ある少年がスターとなって羽ばたくこの作品は、実に巧みに観客の心を掴む。作り手の熱意ばかりでなく、観客のツボを知るアタマの良さ、英国ワーキングクラス映画の枠に収まらないバランス感覚も相まって生まれたこのヒット作。言葉より体で真情を吐露するビリー、質入する母親の形見に触れる父親の手、スト破りを敢行し兄に絶叫する父親、いずれにもパブロフズ・ドッグのように泣けてしまう。邦題が通俗的であることは認めるが、原題のままだったらこの国でここまで広く親しまれる作品にはなっていなかったと思う。[映画館(字幕)] 8点(2005-12-17 20:40:06) 4. リトル・ヴォイス 「ブラス!」のマーク・ハーマンがオリジナルの舞台の配分を変えて、イヤな場面をメインにしたってのが興ざめの原因。ことさらネガティブな部分を強調してせっかくの素材を台なしにするのが好きな彼の音楽映画は、音楽好きな人よりもペシミスティックで苦い芝居が好きな人向きかも。単純もナンだけどヒネリすぎが深いなんて思わないし、少し考えすぎじゃないかな。ケインとブレッシンはいいですがユアンは役には目立ちすぎ? TVでは英国首相もやってしまったりするジェーン・ホロックスの歌まねライブは聴きどころ♪[映画館(字幕)] 6点(2010-03-03 07:31:08) 5. リトル・プリンス〈TVM〉 バーネットの「小公女」(リトル・プリンセス)や「秘密の花園」はエントリーしていますので、「小公子」も。 リッキー・シュローダーといえば「チャンプ」ですが、ここでは小さな貴族。 そばかすのセドリックだけど、明るくきれいなプラチナブロンドでレースつきのベルベットの衣装もお似合い。 アメリカで一庶民として暮らしていた彼が、海を渡って英国ドリンコート城へ。 彼を迎えるがんこじいさんの伯爵がオビ・ワン、顧問弁護士がモリアーティ教授、馬番がピカード艦長の顔ぶれは、これだけでもう一度見たくなります。[地上波(吹替)] 6点(2009-10-26 00:00:03) 6. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い D・ヘミングス目当てで見たのにすごく太ってて(ガクゼン)しかもクォーターメインの身代わりに冒頭で撃ち殺されちゃって(ボーゼン)かなりショックでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-29 19:13:44)
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