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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ローズ・イン・タイドランド てっきりダーク・ファンタジーだと思ったら、ダークはダークでも「ファンタジー」ではなく、「ラスベガスをやっつけろ」の少女版みたいな中身になってました。主人公ジェライザ=ローズを取り巻くグロテスクな日常と、その日常の中で思い描く彼女の空想が綴られます(空想癖の少女はドラッグなんかに頼らなくても、何時でも何処へでも「ヴァケーション」に行ける)。広角レンズで歪められたローズの世界はテリー・ギリアムらしい陰惨さ。しかし「ラスベガス~」同様、特にストーリーらしいストーリーが無いので、私は余り楽しめませんでした。救いは、最初から最後までほとんど出ずっぱりの上、友達である四つの人形の頭の声まで当てているジョデル・フェルランドちゃんの演技力と愛らしさと危うさ。従って、彼女に+1点の5点献上。[映画館(字幕)] 5点(2006-07-14 00:04:41) 2. ロッキー・ホラー・ショー 何故か現在まで鑑賞する機会に恵まれず、最近ようやく観ることができました。これは「SF映画二本立て」を観に、実際に薄汚い名画座へ足繁く通った経験を持つ方なら感涙モノの作品だと思います。私もタイトル・バックの“Science Fiction/Double Feature”でがっしりと心を掴まれ、“The Time Warp”で異次元へと連れ去られ、“I'm just a sweet transvestite from Transexual, Transylvania”(何て馬鹿馬鹿しい歌詞なんだ!)という哀愁に満ちた歌声に涙しました。やっぱおたくってのは世界中に、そしていつの世にも存在してたもんなんですねぇ。溢れる映画愛に謹んで7点献上。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-02 00:05:49) 3. ロスト・イン・スペース つまらないの一言。どーしょーもなくつまらない。ストーリーに驚くほど辻褄が無く、魅力のない登場人物がくだらないエピソードを繰り広げ、文字通りのご都合主義で話は進んでいく(おまけに話は終わらない)。CGばかりに力を注ぎ、脚本にも演出にも美術にも全く頭を使っていない惨憺たる出来。そう言えば最近、似た様な映画を観た記憶があるなぁ…。何だっけ…? そうそう、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」ってゆー映画でしたっけ。この2本の印象、そっくりです。ということで、2点献上。2点(2003-01-12 18:57:36) 4. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 悪が間抜けに自滅していく複雑ながら痛快な脚本を、痛快な映像と痛快な音楽で描き痛快に編集した徹底的に痛快な映画。映画的にほとんど時間を感じさせない素晴らしい出来だとは思いますが、街のチンピラ総登場の内容は好みのタイプではありません(設定自体はありふれたインディーズの臭いもするし…。個人的にはこーゆータイプのホラーが観たい)。しかし面白い!ので、充分7点献上。7点(2002-04-28 18:12:24)
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