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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ショーン・オブ・ザ・デッド ロメロゾンビに対するオマージュとしてのパロディが満載なんで、ハードコアゾンビラヴァーにはたまらない作品だと思いますよ。よろよろ歩きゾンビフェチ派は必見です。ところでおそらく人気NO.1だと思われる、“クイーンの曲に合わせてゾンビタコ殴り”シークエンスも良かったんですが、個人的には、隠れとるっちゅうのにアホなことにクイーンの曲流しててゾンビが押し寄せて来た時、アホ主人公が「kill the queen!」とアホ友人に言ったことと、アホ友人が「who!?」と返したこと、あれが1番ツボに来ました(字幕ではスルーされてました)。イギリス人気質をパロった映画というか独特の身内ネタが多くて、ネイティブの感覚が分かったらいいのになあ、と思いますね。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-08 16:08:11)

2.  美しき冒険旅行 《ネタバレ》 見渡す限りの原野で、黒い少年が白い少女に恋をした。少年は命懸けで伴侶を求め、少女もまた命懸けで文明を目指す。美しく残酷な、道のない道往き。これは何の映画なのだろう。文明批判の映画?フェティシズムの映画?ヒューマンドラマ?ラブストーリー?この作品は無数の顔を持つ。それはまるで少女が泳ぐ水面に乱反射する光のように。そして思う、強さって何だ?弱さって何だ?思えば強さには種類がある。逞しさと図太さ。弱さにもまた種類がある。繊細さと惰弱さ。終幕に思うのは、“逞しいがゆえの繊細さ”と“惰弱がゆえの図太さ”との対比。この道のないロードムービーは、皮肉にも、道を発見した瞬間に終わる。共有したはずのWALKABOUTは少年には命懸けの通過儀礼であり、近い未来に回顧する少女には文字通りの彷徨だったのか。何が他の映画と違うのかは上手く説明出来ない、でも他に類を見ない無二の映画でした。観ることが出来て良かった。心の隅に静かに残り続ける映画にまた1本出会えました。[DVD(字幕)] 9点(2006-05-15 23:00:43)(良:1票)

3.  ドラキュラ(1992) 中学生の頃に友人数人とこの映画を観て、ゲイリー・オールドマンの髪型に「前葉体!前葉体!」と爆笑していた。出る度に「また出た!前葉体出た!ハートおやじ、もういいよ!」と腹がよじれるほど笑った。何があんなにおかしかったのだろう。若いっていいね。前葉体…懐かしいな。そんな名称憶えても生きて行く上で特に何の役にも立たない。[映画館(字幕)] 5点(2006-03-05 11:37:15)(笑:3票)

4.  時計じかけのオレンジ キューブリックは難しい。この作品の背景も意図もよく分からない。とても素人考えな解釈だけれど、オレンジは有機的で不安定で腐敗しやすいもの、つまりは人間と暴力のメタファーで、時計は無機的で硬質で正確なもの、つまりは規律や規範や管理や束縛のそれなのだろうか、と思った。時計を仕掛けられたオレンジ。その無理なコントロールはいつしか両者に破綻をもたらす。時計はオレンジの酸で侵食され、オレンジは静かに腐って行く。そう見受けた。この作品には、その「オレンジ」にも「時計」にも凶悪で不愉快なほどの暴力を感じる。キューブリックの確信犯的な企み、高尚で硬質で無機的な「キューブリックの暴力」。計算された暴力、キューブリックの私室の中の整頓された暴力。その部屋の椅子に座り、1人ほくそ笑んでこっちを見ている彼の姿が浮かぶようだ。とことん観客を高みから見下ろす監督だと思う。あと、全くの蛇足だけれど、ある友人が、私が下睫毛にもマスカラをバリバリに塗っているのを見る度にこの作品を思い出すらしい。確かにあのアレックスの目元は印象的。9点(2005-02-05 22:49:01)(良:4票)

5.  ネイキッド(1993) 捻くれた哲学論を翳すダウナー系ナルシストさん。彼が繰り出す漂着する当てもなく空転する衒学的ナルシシズム。何だろうな、滑ってる。色々な意味で。シャープなように見えて露骨で野暮ったくて、醸し出される空気もそこにいる人も皆、取り付く島もなく滑ってる。クールでもスタイリッシュでもない。そうあろうとして滑ってる。そんな、可哀想な子達の群像、みたいな作品だと私は見受けた。デビッド・シューリスは男前なのに、出て来る女優は「ん?」な人ばかりでした。肉まんみたいなのとかトリガラみたいなのとか。4点(2004-12-28 19:44:51)

6.  ユリシーズの瞳 泣きそうな気持ちで目が覚めることがある。重い夢。内容など何一つ憶えていないのに、その夢の終焉が悲しいことだけは分かる。重く長く深く辛く愛しい夢から、今しがた無理矢理引き離された、そんな喪失感と共に目が覚める。そんな夢をたまに見る。質量の大きく、密度の高い夢。この作品の背景など全然分からない。だけれど今思い返すに、そんな、長く重い夢のような作品だったような気がする。堆積する歴史。清澄な澱。静謐で肥沃な泥土。100年の孤独。この作品を思うと、ただそんなイメージが静かに湧く。7点(2004-10-12 17:12:40)

7.  グロテスク(1995) グロテスクという言葉を堂々と提示するのなら、もっと内的に迫って欲しい。視覚的にグロテスクなものを見せてお茶を濁すのはあまりにも即物的だし、安易だと思う(それがまた、大したものでもないし)。観念としてのグロテスクを全く描き出せていないし、何とも散漫で安い出来の駄作。何でスティングはこの映画に出たのか…。脚本の時点で駄目だろ、コレ。2点(2004-09-23 19:46:19)

8.  ギャザリング 「愛の対極にあるのは憎しみではなく無関心だ」という言葉が好きです。愛と憎しみは根本として同じもので、無感情、無感動、無関心こそがそれらとは存在を異とする。キリスト教においては傍観は罪。“見る”ということは罪。つまりは、ことの一部始終を観ている私たちもまた、“ギャザリング”という訳です。監督の意図はそこにある。ただ、同じ“観る者を露骨に試す映画”としては、最近のもので思い当たる「ドッグヴィル」などに比べて、その提起力が弱かったと思う。宗教的な作品なのに、重厚さにも欠けた。テーマがテーマなだけに、もっとどうにか上手く処理出来ていたら、充分秀作になり得たような気もする。6点(2004-09-18 23:06:23)(良:1票)

9.  ホテル・ニューハンプシャー 窓には、存在学的に互換性がある。窓は家の中に光を招き、同時に家から人を去らせる。これは現代神話だと思った。最初に父親は窓を開けた。窓からは時には祝福された光が差し込んだ。だけれど強い光は、それを浴びた者の後ろに強い影を作った。そして気付くと、入って来た以上に、何かが出て行っていた。失っていた。赤字と磨耗は止まらなかった。惨禍の中を行進する家族。馬鹿げた位に悲惨。待ち受ける未来にも保証も確証もない。なのに馬鹿げた位に悲壮感がない。続く行進。それはどこか、崇高ささえ感じさせた。この家族は、何かを飛び越えた所にいるのだと思った。それは達観かも知れないし、諦観かも知れない。きっと、私の知らない何かなのだと思う。哀しい形で絶対的に結束したその姿は神話的だった。神話は往々にして、自らに滑稽な悲劇を課すから。開いた窓がないと、人は生きて行けない。でも同時に、それは時に人を生かさない。この世界に生きることは、開いた窓の羅列する廊下を歩くことだ。窓には、存在学的に互換性がある。そのバランスの中を、人は生きて行かなければならない。9点(2004-09-18 00:41:47)(良:1票)

10.  英国式庭園殺人事件 つまらないよ。ほんとつまらない。意味も相変わらず全然分からない。だからお勧めはしない。グリーナウェイ作品は正直、毎回頭に来る位訳が分からない。でも同時に、その訳の分からなさに上手く懐柔されている自分もいる。ただひたすら感じるのは、圧倒的な様式美と、腐りかけた臓物を無理矢理食わされるような不快感。そしてそれを行う相手はあくまで無感情。何でもないシーンの羅列、有り触れた日課、それでもそこに流れる空気全てに腐敗の臭いがする。何がどうというシーンもないのに、全体的に凄く気持ち悪い。多分、上流社会の腐敗を凄く的確に描いてるのではないかと思う。罪悪感のない悪意や、煌びやかな腐敗。綺麗なのに、胸が焼ける位に醜い。何だろうな~、恐ろしく退屈なくせに心中を穏やかにさせない罪作りな作品だった。私はこういう観客不在で進行する作品を観ると、器用に無視することも出来ずに、真面目に勝手な解釈を始めちゃう痛くて不器用な人間なので、こういう映画ほど、何かを考えてしまう。多分ずいぶんあさってなことを。グリーナウェイ作品は毎回対応に困る。何というか、ほんと、イヤな監督。8点(2004-09-06 20:50:26)

11.  スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする 《ネタバレ》 私もよく記憶を改竄するので(自分のではなく他人に関する記憶を。実にタチが悪いです。よく怒られます)、他人事とは思えません。記憶という迷宮と、それに翻弄される人間。その姿を、柔らかく同時に冷徹な視線で否定も肯定もせずただ見守る、聖母的なその雰囲気が気に入りました。人の弱さを保護しどこか賛美するような、優しく美しい旋律のテーマ曲。救いはないのに、赦しがある。そんな不思議な余韻を残す作品。6点(2004-09-04 22:26:24)

12.  ルナティック・ラブ/禁断の姉弟 この激安な邦題と“近親相姦”を前面に出したビデオパッケージに、映画会社の下卑た策略が見える。完全にエロ目当ての観客のみをターゲットにしている感があるけれど、実のところ、そんな売り方をするべき映画ではないです。どっちかというと、アート色が強い。原題の直訳は「セメントの庭」。私なら断然こっちのタイトルに食い付きます。「セメント」はその無機性から無感情と無慈悲と死を暗示し、「庭」はその有機性から家族や共同体を連想させる。砂上の楼閣ならぬ、セメントの上の共同体。絶対的なようで、どうしようもなく危なげな。歪曲した感情、腐肉、堆積した垢、無感情な絶望。漂って来るそんな臭気。とにかくその空気感は出色の出来ではないかと思う。ちなみにこの作品、アート色が比較的強めの某映画祭でもちゃっかり賞を取ってます。まあ私が云々言わなくても、【fero】さんがもう充分言って下さってます。もっと評価されるべきなのに、残念ながらタイトルで随分損している映画の1つです。9点(2004-08-30 22:42:18)(良:1票)

13.  シューティング・フィッシュ 私がイギリス映画に期待する捻りが全然ない。ハリウッド映画の悪い部分を寄せ集めたみたいで、全てが都合の良い方向に転んで行く適当な脚本にはとてもがっかりした。ラストシーンには唖然です。どうやら好きな方が多いみたいなので、平均点を下げるのは悪いとは思いますが、こういう作品には腹が立つ、という価値観を持つ人間もいるのです。3点(2004-08-22 16:21:22)

14.  スターリン主義の死 ぶっ、豚ちゃんかあああ!!あれは豚ちゃんの内臓かあああ!!メイキングが観られる「プラハからのものがたり」を観て、プチ衝撃。ぜ、全部食べてくれたんですよね?あの豚ちゃん、あの後当然全部食べてくれたんですよね?でないと……動物虐待やんかああああ!!!東欧の歴史に関して全くの不勉強者である為、この作品の意図したものがきちんと理解出来たとはとても言えない。でもその意は汲める。露骨なまでの政治喧伝、イデオロギーの発信。つまりはアジプロ映画なのだ、と。あの攻撃性はどこから来るんだろう。戦い過ぎだよ、ヤン!“戦闘的シュルレアリスト”って、ほんと的確。もう私みたいな極東の平和ボケした民主主義国家のヘタレ人間なんかがどうこう言えるレベルの話じゃない。東欧で戦い続けたおじいさんの、露骨ながらも毅然とした1人プロパガンダ。でもな…豚ちゃんがな…。豚ちゃんの内臓がな…。いけないよ…ヤン…内臓目的だけで豚ちゃん殺しちゃ…。ああ、豚ちゃん…。(しつこい)7点(2004-08-06 13:58:51)

15.  八日目 残念ながら私もジョルジュに魅力を感じることが出来ず、ラストで分かるこのタイトルの由来も全然ピンと来なかった。1人の人間として見た場合、私はジョルジュをどうしても賛美出来ない。障害者ということを持ち出して過剰に賛美するのはやはりベクトルの違う差別だし偽善だし、失礼なことだと思うので、私なりに素直で正直な意見を言ってみた。悪い作品だとは決して思わないので、6点は下さないでおきます。6点(2004-08-03 20:39:36)

16.  肉片の恋 どこぞの浸りきった男女が人目を憚らずいちゃいちゃしていても、周りの人間の視線は物凄く冷ややかなもんです。2人が作り上げた独自世界と、その2人以外の全ての覚醒している人々が属している世界との温度差。何やらそんなものを感じてしまいました。恋人たちよ、世界は常に無情で冷徹なのさ。あるカップルの束の間の愛の耽溺タイムでした。7点(2004-08-03 20:33:11)(良:1票)

17.  蜘蛛女(1993) 「悪女」という言葉が持つ絶対的耽美性を見事なまでに否定してくれる、ある意味快作。一般に蔓延する「悪女幻想」を見事なまでにぶち壊してくれる、レナ・オリン演じる「蜘蛛女」。もうあれは悪女ではなく化け物の範疇に入ります。私はレナ・オリンという女優の持つ“下品すれすれのセクシー”が大好きなので、彼女を語る上でこの作品は外せない。彼女以外のキャストもことごとくハマり役だし、好きですね。下品で大仰でグロく、却下寸前のやり過ぎ安物劇。B級の域を出ないけれど、その中でもかなり特異な位置付けにある。快作で、怪作。そんな感じ。8点(2004-07-25 20:44:34)

18.  オリバー! タモリに洗脳され、“ミュージカルを誇りを持って拒否する”という根拠のない矜持を持ち続けて来たけれど、あの有名な極悪監督による、“映画史上最も悲惨なミュージカル映画”を観て、「何だよ、素晴らしいじゃねえかよ、ミュージカル!」と簡単にその矜持を捨て去った。アレ以降、ミュージカル映画は偏見なく観ている。この作品は“最後の華麗なミュージカル”と言われるだけあって、驚く位に直球でオーソドックスで「これこそがミュージカル!」的な自信と尊大さに溢れている。そこが好みの別れるところだと思うけれど、私はその不遜なまでの王道っぷりが素直に好き。枝葉ではなく、幹で勝負している感じ。繊細さはないけれど、華麗で力がある。良い意味でも悪い意味でも、今となってはなかなか観ることの出来ない、ミュージカル映画らしいミュージカル映画。8点(2004-07-25 20:39:49)(良:1票)

19.  シド・アンド・ナンシー ここまで恥も外聞もなく、醜く汚く剥き出しの心で誰かと向き合うなんて、逆に清々しい。羨ましい。何だか妙に清澄な余韻。キレイなものを見たような気にすらなった。不思議に。7点(2004-07-20 21:14:13)(良:1票)

20.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ 女性が子供から大人になり老いてゆくその道、その轍を無意識的に拒否しているような不思議なエイジレスを纏うエミリー・ワトソンの存在感に圧倒される。ジャクリーヌ・デュ・プレという女性の本当の姿は知らないけれど、今作で描かれる彼女は、幼女が老女になるまでのプロセスを丸々欠落させ、成熟を拒否し、子供の持つ無垢と幼児性と残酷さを手放さないまま老いてしまったような激しく痛々しい女性だった。そんな彼女の1番の理解者は姉のヒラリー。ヒラリーもまた、何かを欠落させている。そしてジャッキーを包み込み救済することで、自らも救済されている。邦題に惑わされてしまうけれど、原題は「ヒラリーとジャッキー」。観進むにつれ、つまりはこれは2人の女性の支え合いと共依存の物語、2人の女性の壮絶な魂の遍歴であり、戦歴であることに気付いた。痛々しく、どこか身につまされるものがある物語。これもまた、特に女性に観て欲しい映画の1つです。8点(2004-07-19 12:10:03)(良:1票)

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