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プロフィール
コメント数 1408
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  フロッグ 《ネタバレ》 ネット上であらすじを読んで、これはホラーだろうななどと思いつつ観始めました。 刑事の自宅で起きる怪現象。これは誰かが、いや何かが潜んでいるな。そのうち姿を現して修羅場となるのかな。けれども、それが少年誘拐事件とどう繋がるんだろう? ところが、妻の不倫相手の乱入→負傷→死亡によって、思わぬ方向に事態は進展。あれあれ?誘拐事件どころじゃない!その顛末、どうするつもり? そして突然、ここから先はPOVかよ?みたいにハンディカメラの画像に転換して物語は振り出しに。作品後半は種明かし編となっていて、視点も新たな登場人物に変更。種明かしが始まります。 見事な構成ですね。多少は力技もありはしますが(例えば少女が犯人に撃たれるくだりでは前半と後半では時間の同期が出来ていないように感じるとか、母親が息子のベッドの下を覗き込んだ時、中身付きのカエルのお面を二度見までしているのに人が被っていることを認識できない、とか)、前半の不可解な部分をひとつひとつ回収して行く流れはなかなかにユニークで、観る者は前半のホラーテイスト溢れる展開が、実は一人の青年の仕業だったと解るように丁寧に描かれています。そして、最後の最後に実はその青年の復讐譚だったことに気付くのです。そもそもその家を選んだのは彼だったわけで、始めから狙っていた訳ですね。 複雑な構成を破綻させることなく完成させたためか、物語としての深味にはいま一つ欠けるようには感じますが、観る者に予測を許さない見事なエンターテインメント作品だと思います。 ちなみに、邦題より原題の方が謎めいていて好きです。だいたいからして、カエルのお面が可愛くなさ過ぎて到底カエルに見えないし。[インターネット(字幕)] 8点(2022-11-22 00:06:20)《改行有》

22.  ピーターラビット 《ネタバレ》 ピーターラビットの物語と基本設定は同じだけれど、キャラクター設定やストーリーは児童書である原作からだいぶ飛躍してると言うか、デフォルメしてるというか、実に洋画のコメディらしいアレンジと演出ですね。基本、擬人化されたウサギが最上位にあって人間や他の動物はそれ以下。小ネタも効いてます。アニメ版がほぼ原作を踏襲していたことを考えれば、やっぱりハリウッドだな、と言ったところか。こういう作品、こういうコメディ、好みです。 それにしても、技術革新には脱帽するばかり。ピーターたちが実に自然に実写の世界に溶け込んでますね。まさに命を与えられているといった一挙手一投足。動物たちの自然な動きや表情に釘付けになり、あっという間にクライマックスを迎えてしまいました。 CGキャラが活躍する作品に、また新たな記念碑的作品が登場しましたね。[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-18 00:34:03)《改行有》

23.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 公開当時は何故か鑑賞しなかった作品。その後も、やたらと「全裸の美女作品」的なイメージが強く、積極的には観ようとして来なかった作品でした。が、たまたまヴァンパイア作品をいろいろ当っていたところ、今回CSで放映されたのを機に初鑑賞に至りました。 結論から言えば大満足。ヘンリー・マンシーニさんの重厚なテーマで始まるオープニングから惹き込まれ、切れ目のないストーリー展開、当時としてはハイレベルな特撮技術、宇宙船や謎の構造物のデザイン、ゾンビ化した群衆のシーンなどの様々な革新的アイディア等々、今にしてみればB級感は否めませんが、制作年代を考えれば優れたスペースオペラの大作として楽しむことが出来ました。 以下、いくつか感想を羅列します。 謎の巨大宇宙船に調査隊が乗り込んでいく場面は、隊員が「懐かしい感じがする」と言っているようにどことなく産道を思わせるデザイン、とすれば男女3体が眠っていた空間は子宮のイメージと思え、そんな風に考えれば巨大宇宙船のデザインにはどこか「2001年宇宙の旅」へのオマージュなのかなといった印象を受けました。 そもそもストーリーよりもこの作品を有名にしてしまった全裸の美女は、特に後姿を見ると思いの外グラマラス。このエイリアンのキャラからすればスレンダーな美女の方が合っていたような気がしますが、見た男を虜にするという意味では少なからず母性を感じさせる体型で正解だったのかも知れませんね。 今時だったら、3体のエイリアンのうち女性タイプだけが吸精鬼的行動を取るというのはないかも知れません。調査隊の女性隊長が男性型エイリアンの虜になる展開もありでしょうし、両方同時進行もありでしょう。 ちなみに、全裸シーンのボカシはこの作品については不要ですね。少なくとも性的な意味合いでの全裸ではないわけで、地球人について事前に研究した結果、潜入するための仮の姿としてカプセル内で合成されたのでしょうから当然全裸なのだと思います。この辺りが映倫さんの画一的な取り扱いのなせるところでしょうか? 原題が「スペースバンパイア」だから仕方ありませんが、劇中字幕でも翻訳されているように、ここで登場するエイリアンは「吸血鬼」ならぬ「吸精鬼」ですね。英題の「Lifeforce」(生命力?精気?)の方がタイトルとして勝っているように思われます。 精気を吸い取られて死んだ者が、2時間で精気を求めて復活して暴れまくるというのは面白いですね。殺さずに精気を残し、精神だけ乗っ取るというのもユニークなアイディアだと思います。 ロンドンの阿鼻叫喚のシーンは、年代を考えれば画期的なシーンですね。ただ、何故群衆がゾンビ化しているのかについての説明ゼロは、少しばかりいただけないかと。 少々長くなりましたので感想はこの程度にしますが、SF作品には様々なスタイルがある訳で、科学的な物語、哲学的な物語、文学的な物語等々、いろいろある中でこの作品のように荒唐無稽さが先行する作品があっても、それはそれで映画の楽しさが広がる一助となるに違いありません。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-04-08 13:43:59)(良:1票) 《改行有》

24.  ボブという名の猫 幸せのハイタッチ 《ネタバレ》 原作は勿論、本作も話題となっていたことは知っていたものの未読・未見でした。海外ニュース等でも取り上げられていましたね。 実話で、ある程度結末も知っていたので、安心して鑑賞。フィクションだと、お約束のように危機的状況とかが盛り込まれるので、特に動物モノは感情移入して悲しくなってしまうからあまり観ないのだけれど、この作品は大丈夫。 それにしても本当に実話?と思ってしまうぐらいのボブの幸運の女神感(オスだけど)。こんなことってあるのですね。ジェームズの生き様は、少なくとも作品で描かれている範囲では決して褒められたものではないけれど、彼の何かが光っているからこそボブは彼に手を差し伸べたのでしょう。 運命論的、あるいは宗教的に受け止めたくなるぐらいにハッピーな物語。理屈なしで受け止めてみるべき作品でした。ジェームズがなぜここまで落ちてしまったかとか、途中生命の危機に陥った友人がどうなったかとか、彼女との恋の行方とか、もう少し描いてもいいかなと思えないこともないけれど、ボブが本人(本猫?)というだけで降参です。[CS・衛星(吹替)] 8点(2020-07-11 13:01:56)《改行有》

25.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 昔の娯楽ラインのアメリカ戦争映画は、リアリティじゃなくって娯楽性を追及して(戦勝国万歳的に)作られてた。でも、その後只管リアリティに満ちた作品(初めの頃は感情的に、徐々に視覚的に)が作られ、今や寧ろ反戦的であることが主流なので(当然か)娯楽一辺倒な作品は少数派。そんな中で、この作品はどっちつかずの印象です。だから不満なレビューも多いのかな? ブラピ演ずるドン・コリアーの死への決意や、ノーマンが若いSS兵に見逃してもらうところ辺りは、日本映画で描かれる武士道的なシーンを思わせ、変わったな~、アメリカ戦争映画というのが一番の印象です。[DVD(字幕)] 8点(2016-02-14 11:27:13)《改行有》

26.  127時間 《ネタバレ》 生きる勇気を与えてくれる一本。決して「この主人公を反面教師として無難な人生を歩みなさい。」とは語りかけてこない。普通に考えれば主人公の窮地は自業自得。けれども、程度の大小はあるにせよ、誰にだって慢心や思い上がりはあるもの。問題は、その時に何を考えどう行動するか。この作品は、そのあたりを観る者に突き付けてくる。実話として単純に表現しようと思えば短編再現フィルムで済んでしまうものをここまで重厚にテーマ性を高めて創り上げた監督に脱帽です。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 21:27:52)

27.  ブリッツ 《ネタバレ》 確かに、主人公のキャラクター設定からして、作りとしては結構雑な部分があるかもしれませんが、会話の端々にイギリス映画特有のウィットと言うかセンスと言うか、そんなものが散りばめられて、悲惨な展開なのにクスッと笑わせられたりして、なかなか好印象の1本でした。 犬猿の仲になっちゃうのかなぁという感じの2人の刑事が立場真逆に支えられ、結果「処刑人」かよっ!てなエンディングを迎えるあたりは、結構日本人好みの勧善懲悪のためなら何でもありみたいな作品で、個人的にはかなり好みです。 そして、ジェイソンはいつものジェイソン、お約束どおりの無敵ぶりに満足です。レビュー少ないのがちょっと寂しいかな?[DVD(字幕)] 8点(2012-11-11 15:35:12)《改行有》

28.  パーフェクトゲーム 究極の選択 《ネタバレ》 なかなか見応えのある1本。「サイコ・サスペンス」とか「シチュエーション・スリラー」なんて謳い文句の作品は数限りなく存在するものの、たいていはハズレ。でも、この作品はちょっと違う。痛いシーンがダメな人は見ないほうがいいかもしれないけど、適度な尺もあってか展開はシンプルでスピーディ。好感の持てる作りです。 思いもかけず、佳作に出逢えました。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-19 00:41:37)《改行有》

29.  マチェーテ 《ネタバレ》 こりゃ面白い。手放しで楽しめる本格的B級バイオレンスアクション巨編ですね。 何から何までいい加減に作っていそうでいて、キッチリ押さえるべきところは押さえ、台詞で敷いた伏線(「修道院に送り込むぞ!」とか「アタシは簡単に殺されないよ!」とか)は行方知れずになることなくちゃんと収まるべきところに収まってる。この監督のイカレっぷりは半端じゃないですね。解ってイカレてる。計算ずくです。 出演者も皆イイ味出してます。ダニー・トレホのヒーローってだけでもウケルのに、老体に鞭打って重そうに走る走る、その姿に心配させられつつ、ちゃっかり美女の裸身を抱きしめたり、ジェシカやミッシェル(2人とも眩しいぐらいに魅力的)とのラブシーンがあったり、もう役者冥利に尽きるってのはこのことじゃないかって感じ。「マチェーテ、メールしない。」なんて、いきなり英語が下手になっちゃうところも受けた。 演技が上手いんだか何だか判らないセガール様は、メジャーになってから一度も殺られ役がないと思うんだけれど(「エグゼクティブ・デシジョン」では死ぬところは出てこないし、どっちにしても直接殺られてない。)、ついに負けたか!と思いきやマチェーテを生かし自ら切腹だもんね。この訳の解らない冷酷無比な極道ぶりがまた受けました。 上院議員からタクシードライバーに転じてしまうデ・ニーロさんは、「防弾チョッキ!」と叫んでいたとおりにチョッキに救われ、そのくせ密入国者の扮装をして逃げたばかりにあっさり自警団にトドメを刺されちゃう。 まぁ、例を挙げればキリがない。何回見てもその都度新たな発見を楽しめる超B級作品ですね。ただ、ストーリー部分がシリアス過ぎるので、もう少し弾けて欲しかったなという気持ちから8点献上です。 ちなみに、まさかの「続編」、ましてやの「続々編」は、今度こそ劇中劇ですよね?[DVD(字幕)] 8点(2011-05-22 02:06:54)(良:4票) 《改行有》

30.  ハート・アタッカー 《ネタバレ》 邦題と言い、DVDのジャケットと言い、完璧にオスカー受賞作品の偽者?と思いきや、個人的には「本家」を凌ぐほどの作品と感じました。配給会社か販売会社か知らないけれど、この売り方はどうなんでしょうかね? で、肝心の作品は、セミドキュメント的な内容で、実際にあったという米国海兵隊員によるイラク市民への蛮行が、生々しく淡々と綴られて行きます。ある時は米兵の目から、ある時はイラク市民の目から、そして、ある時はアルカイダ側の目から… かなりリアルです。単に低予算の反戦映画ではありません。全編通じて、細部まで丁寧にしっかりと作り上げられています。つくづく戦争の生み出す悲しみ、虚しさに感じ入ります。 佳作です。私はむしろ、オスカー受賞作よりこちらの方が胸を打たれたな…。[DVD(字幕)] 8点(2011-03-22 00:38:20)《改行有》

31.  月に囚われた男 《ネタバレ》 どこか古典的な香りのする正統派SF作品ですね。派手なアクション主体のSFとは一線を画したこの雰囲気。私は好きです。 自らがクローンだと思い至った時、精神までもが複製されていると言う前提であれば、人はその現実に耐えられないだろうなぁ…[DVD(字幕)] 8点(2011-03-20 19:39:42)《改行有》

32.  スティーブン・キング/ドランのキャデラック 《ネタバレ》 クリスチャン・スレーターという人は悪役が似合いますね。ヒーロー役の作品も数多かれど、やっぱしこっちの方が似合うな。それも少々情けない役がいい。このドラン役は結構ハマってると思います。 痛快な復讐劇です。エリザベスの死は少々雑な展開とも思えますけれど、実際あのシチュエーションになってみれば仕方ない行動だったのかもしれません。いや、そもそもがあんな凶悪な現場を目立ちまくって目撃してしまったことが最悪の失策だったとも思えますけれど、それだけ彼女の正義感は強いのだと言われてしまえばそれまでかも。 そのあたり、現実であればかなり激しく後悔の念が残りまくりますが、そこはお話として割り切って、そこから後の復讐計画が良いです。あまりに短絡的、あまりにお粗末な計画。相手は極悪非道の犯罪者、対するこちらは善良極まりない教師。そんな計画で復讐出来るのですか、って感じ。で、案の定失敗する訳ですね。ところがそこで挫けなかったのが凄い。二の矢はとんでもない仕掛けとなって飛んでいくのです。 ドランを捕まえたあとのやり取りには凄まじいものがありますね。ともすればドランに感情移入して慈悲心が生まれてしまいそうになります。このあたりのクリスチャン・スレーターの狂気の演技が良いです。 原作は未読ですが、この感じだと結構忠実なのかな?満足の1本でした。[DVD(字幕)] 8点(2011-01-01 03:16:14)(良:1票) 《改行有》

33.  トランスポーター3 アンリミテッド ま、ヒロインのことやら何やら、皆さん同様いろいろ言いたいことはありますけれど、ジェイソン・ステイサムのカッコよさは文句なく、満足できる1本でした。 でも、やっぱこれだけは言いたいなぁ… 何でこの仕事を彼に頼むの? それと、直前に観た「アドレナリン2」のイメージが濃すぎて、これ観てても何かにつけて下ネタに展開することを期待してしまった… 頼むよジェイソン、どっちが本当の姿?[DVD(字幕)] 8点(2010-07-11 12:34:06)《改行有》

34.  バンク・ジョブ 実話にしては都合良過ぎるような気がしないでもないお話なんだけど、設定・展開・結末、どこをとっても面白い。登場人物の背景がイマイチあっさりとしすぎなのが気になるけれど、これも実話ならではのこと? ただ、あまりにハッピーエンド風なエンディングはどうかなぁ…?[DVD(字幕)] 8点(2009-11-03 18:11:52)《改行有》

35.  僕らのミライへ逆回転 JBの作品はどれもいいですね。中には観る者をかなり選んでしまうものもあるけれど、その分を差し引いてもいいなぁ~。 本作は比較的観る者を選ばない良作。てか良心作。いつもながら、うんざりするほどコテコテのJBのキャラなんだけど、周囲の人たちから決して排除されない、どこか憎めない馬鹿野郎を演じ切ってますね。持ち味としか言えないです。 そして、皆さんのレビューにもあるように、作品全体としては映画への深い愛情、レンタルビデオ店を通じた人と人との温かい交流、あるいは最早絶滅危惧種となったビデオテープ文化へのオマージュ、さまざまな想いがしっかりと焼き込まれていて心地良い。 やっぱり映画は面白いですね~。[DVD(字幕)] 8点(2009-10-25 23:49:05)《改行有》

36.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) およそ映画というものは数限りなくあるもので、如何に好きだと言っても全てを見通せるわけではなく、評論家でさえそうであろう中、一般人の私なぞ明らかに観ていない作品の方が多いわけです。 という解ったような解らないような前置きをさせていただきましたが、何気なくレンタル屋さんの棚で手に取った作品が、妙にツボにはまってしまうことも多々あるわけで、この作品もそんな一つでした。 ま、端的に言えば、面白かったです。 どなたかおっしゃってるように、観る者を選ぶ作品でして、つまりは受け入れられない方には全く受け入れられない作品と思います。ただ、万人が賞賛する作品などある訳がなく、99%以上の方が喝采する有名作品でも、残る1%の方はブーイングな訳でして、この作品も笑えない方は全く笑えないだろうし、1時間半以上スクリーンの前に座っていることは苦痛でしょうね。 元ネタ未読未見の私としては、単純にSFコメディとして非常に楽しかったです。細かなやり取りや映像表現、屁理屈じみたナレーションなど、随所に実にイギリス映画的なウィットを感じました。 いいなぁ、こういうテイスト。良作です。[DVD(字幕)] 8点(2009-05-03 02:05:58)《改行有》

37.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 原作とは、かなり、相当、全然違うので、あくまでもこの作品を観ての感想です。 映像的には、一言で言えば「良くぞ撮った!」という感じ。長回しも確かに凄いけれど、巨大なセットを使った戦闘シーンは臨場感満点。グレー主体の淡い色調が、上手い具合に全体に統一感を与えています。 ストーリーは、2時間にも満たない尺の関係からか、かなり説明を端折っているけれど、それがかえって無駄のない表現を生み出しているとも思えるし、背後関係とかについて想像を膨らまして観ることで、かえって作品を楽しめるかも。 そして肝心のテーマ。人間だけが生殖能力を失くし、犬も猫も羊も鶏も馬も鷗も…他は普通に種の存続が出来てる。その中にあって理由はともかく生まれて来た赤ん坊。子どもを失った悲しみから妻と仲違いした男が、その出産に一人立ち会うばかりか、見よう見まねで赤ん坊を取り上げる。そして、出産のため、赤ん坊の命を守るため、次々に命を投げ出す大人たち。赤ん坊の泣き声、姿を目の当たりにして、跪く難民たち、そして兵士たち。全てがひとつの「命」に向かって吸い込まれていく。 表現出来ていると思いますよ。主人公が、何かにつけて動物たちに好かれているのも象徴的。 観終わって、妙に納得してしまった1本でした。 それにしても、この邦題は困ったもんだなぁ…。[DVD(字幕)] 8点(2009-04-26 18:52:42)《改行有》

38.  28週後... 《ネタバレ》 前作から進化しましたね。続編はかなりの確率でコケルものだと思ってますけど、これは違いました。 来るぞ来るぞ!という恐怖が売りのホラー作品でも、グロさが売りの単なるスプラッター作品でもない、キチンとしたテーマ性を感じることが出来る作品ですね。 妻を見捨ててしまう夫。その夫は子どもたちにどのように告白するのか。見捨てられても夫を愛する妻。父の嘘を知った子どもたち。感染をワクチン開発で解決しようとする科学者。感染を力でねじ伏せようとする軍隊。非情になりきれず味方に銃口を向け、結局は味方に命を奪われる軍人… 非日常的描写の中に織り込まれた現実的描写が、あまりに哀しい作品です。あと少しだけ、ストーリーを厚く出来れば、満点でもいいんだけどなぁ…[DVD(字幕)] 8点(2008-07-20 08:33:34)《改行有》

39.  アドレナリン(2006) 好きだな~、コレ。こういうの好きなんですよ。グロシーンもエロシーンも明るく楽しくね♪ってな感じが良いです。設定はハチャメチャ、ストーリーは超シンプル、自分が良ければ何しても良い!現実にやられたらたまらないけれど、お話の中ではいいんじゃないですかね。大人のお遊び映画ですね。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-15 12:57:54)

40.  宇宙人の解剖 レンタル屋さんで「これはハズレだよな~」「だったら借りるなよっ!」と、ひとりボケツッコミをかましながら借りてしまった作品。 ところが、これがなかなか面白い!イギリスのコメディは良いですね~。お洒落でウィットに富んでいて。 まぁ、内容的には題名がそのまんまなので、最初っからネタバレみたいなもんでして、いまさらネタバレの有無って問題じゃないんですけど一応「ネタバレ無し」にしときます。 ただ、件の解剖フィルムについて御存じない方には、全くもって受け入れられないかもしれませんね。つまり、ご覧になるにあたっては、「ロズウェル事件を知っている→エイリアン解剖フィルムについて知っている。」という条件が必要です。それを満たしていて尚且つ、その真偽について一家言ある方向けの作品です。 私は条件満たしていたので満足![DVD(字幕)] 8点(2007-10-17 15:33:03)《改行有》

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