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プロフィール
コメント数 1201
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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61.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 不勉強で知らなかったのですが、イギリスでは超有名らしい実際に起きた事件「ウォーキートーキー強盗」をモデルにしたクライムサスペンス。 この事件は、当時、完全な報道規制が行われて、イギリスでは実際に何があったのかとかが今でも全くわからないらしいそうです。 で、生き残っている事件関係者に取材して作ったのがこの映画なんだそうな。 実際、この映画中ではその謎が実は王室のスキャンダル、具体的にはエリザベス女王の妹のスキャンダルだったとして実名で描かれていて、映画の中で存命の王室関係者の実名を出すというのは日本だったら許されないところでしょう。 そのあたりはさすがイギリスといったところでしょうか。 さて、映画の内容で一番「なるほど」と思ったのは貸金庫のくだり。 この銀行強盗事件は銀行の地下貸金庫数百件を強奪した事件なんですが、心配してかけつけた貸金庫の客との会話があって 銀行の人「現在被害を集計中です。貸金庫の中に預けていたものをリストアップしていただければ補償の検討をいたします」 貸金庫に預けてた客「そもそも人に知られたくないものだから貸金庫使うんだろ!」 おおお!!!なるほど! この映画では、貸金庫に預けられていた「王室スキャンダル写真」「政治家のスキャンダル写真」「警察への裏献金名簿」の3つのやばいブツを巡って争いが起こるわけですが、それ以外の関係ない貸金庫の客の品々の多くも、大っぴらにできないものばかりだったという。 これ、映画ではなく実際の事件でも、貸金庫に預けていた客100人以上がその内容を明らかにすることを拒否したそうですから。 まぁ誰しも「絶対他人には言えない事」「墓場まで持ってかないといけない事」なんて一つや二つはあるわけですが、実際に銀行の貸金庫を利用する客の多くがそういうグレーな目的で使ってるというのは面白い発見でした。 もはやこれ映画のレビューなのかがわかりませんがw[地上波(吹替)] 7点(2016-11-09 23:48:21)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

62.  インターステラー 《ネタバレ》 「うん、そうだよ!これがSF映画だよ!」 観終わった後の感想はこれです。 子供の頃、劇場で観た「未知との遭遇」。名作という噂は聞いていても実際に観るまでに時間がかかった「2001年宇宙の旅」等々 昔はセンスオブワンダーに溢れた「ガチな本物の重厚なSF映画」がたくさんあったのです。 それがいつのまにやら「SF風味」の娯楽作ばかり。 かつての名作「ガチな本物のSF映画」はすっかり過去の物となってしまいました。 しかし、ついにこの「インターステラー」が、その忘れていた「本物のSF映画」の存在を僕に思い出させてくれたのです。 それが実に40年ぶりというのはあまりにも時間が経ちすぎている気もしますが、きっとそこは重力の影響で時間の遅れでもあったのでしょうw さてあらためて、 【この映画が、この映画こそがセンスオブワンダーです】 先に結論を言うとこれが僕のこの映画への評価です。 さて「ある程度のSF知識がない人にはハードルが高い」とも言われているこの映画ですが、実は日本人はその点においてめぐまれています。 昔から存在するSFアニメのおかげで、多くの人には無意識にある程度の基礎知識があるからです。 たとえば映画の終盤、クーパーが目覚めた病院で外を見ると野球をやっている風景が映し出され一瞬きれいになった地球かと思わせておいて実は空まで地面が続く姿が映し出されます。 多くの日本人はここで「あ、(オニール型の)スペースコロニーなんだ」と一瞬で理解できてしまう。 これはもちろんガンダムのおかげなのですが、しかし、これって実はけっこうすごい事です。 普通の国の人はそもそも(オニール型の)スペースコロニーの構造なんか知りません。 このシーンも「うわなんだろうこれ!」と思うわけです。 これを「なんか知らんけど未来だから空まで地面が続いてるのかな?」と思うか「スペースコロニーなんだ」とすっと納得するか、この映画を観る上ではこの違いは結構大きいと思います。 映画中で重要なワームホールについてはさすがに途中で(定番の紙を折り曲げるやり方で)簡単に説明してくれますが、これも多くの方は説明されなくても知っている事でしょう。 そもそもこの映画、SF映画としては非常にやさしい造りで、SF知識としては入門編レベルのものしか要求しませんし、「どう見ても伏線の腕時計」とか「どう見てもわざと壊されたとしか思えないKIPP」とか、映画中の伏線も簡単にわかるようになっています。 一部では難しいと言う話も聞きますが、実際のところ、このわかりやすい映画の内容を理解できないような人はほとんどいないでしょうし、もしいたらそれはちょっと問題だと自覚した方がいいレベルです。 映画の中にはこの映画より難しい内容のものがゴマンとありますから、他の映画を観るとき困ると思いますから。 閑話休題 さて、この映画の縦軸が「久しく忘れていたガチSF映画の復活」であるならば、横軸は「家族、父娘の愛の物語」です。 劇中でもおりにふれて愛について語られますが、この映画は本格SF映画でありつつも、かつてのSF映画にやや欠けていた「愛」を話の軸として取り込むことに成功していて、ややもすると無機的になりがちなSF映画に「暖かさ」や「感動」をプラスする事に見事に成功しています。 これこそがこの映画の素晴らしいところで、かつての本格SF映画に欠けていた「愛」を物語の核に据える事で、ついにかつての名作達を超える映画になれたと思うのです。 さて結論。 40年ぶりに現れた「本格SF映画」であり、そこに「人間の愛のドラマ」を絡める事でかつての名作を超えた最高峰だと言える名作です。 これに高得点をあげない事は許されません。 個人的には10点をあげるしかない映画です。 それにそれに、なによりも萌えキャラの「TARS」の存在。 この映画を観て「TARS」を好きにならずにいられる人がいるでしょうか? いやいない! C3P0でもHAL9000でもハロでもなんでもいいのですが、SF映画には「人間外でキャラが立ったやつ」の存在は極めて重要な位置をしめてきました。 その存在はSF映画の伝統芸です。 そして、TARS(CASEも)は、過去のそのようなキャラクターの魅力も受け継ぎつつ、それをさらに超えるものになっていて、個人的には「過去のSF映画全部の脇役相棒キャラで一番好きな奴」だと言っても過言ではありません。 ちなみに僕の正直度は80%程度とやや低めなので、このレビューはそれを前提として読んでいただけると幸いです。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-11-08 12:58:04)(良:2票) 《改行有》

63.  マンマ・ミーア! 公開前に試写会で観ました。 なにせ自分がABBAにドンピシャの世代だけに、映画というよりほぼABBAのMV。 映画を観てる途中でも曲がかかるたびに ふろーんざたんばりー おーいえええ! とずっと(心の中で)歌ってしまうものですから、映画のストーリーがいまいち頭に入りません。 さらに言えばメリルストリープの頬骨が高い顔は昔から苦手で、一方で(このころまだ無名の)アマンダ・セイフライドにもいまいち興味が持てなかったこともあり、しかもABBAの歌の中毒性は驚くほど。 映画の途中、僕はただただ歌い続けるばかりでした。 でぃぎっざだんしんくいーん![試写会(字幕)] 5点(2016-11-06 22:40:24)《改行有》

64.  インセプション 《ネタバレ》 世間では評判が高い監督でも自分とは相性が悪い人ってのがいます。 私にとってこのクリストファーノーマンという人がそれで、傑作と言われるダークナイトなどもどこがそんなに面白いのか全くわかりませんでした。 しかしこのインセプション、評判も高いし面白そうだな、と期待して観たわけですが… まずあれこれ言われているアイディアですが、これ平凡でありがちですよね? 「●●世界にダイブしてグレーな仕事を行うアウトロー」というのは1984年に発表されたギブソンの「ニューロマンサー」以来SF界でブームになったものですが、という事は30年も前にブームになったもので、SFフアン的にはすでに食傷気味のアイディア。 そしてその●●世界が、本映画では夢の世界なのですが、「夢の世界に突入する」というのも古来普通にあるアイディア。 たとえば日本の「ドリームハンター麗夢」が最初に作られたのは1985年ですし、この作品の時点で「他人の夢に入る」というアイディア自体特に目新しいものではありませんでした。 要するにこの作品のアイディアは私の感覚では「厨二病」的だとすら感じる平凡なものなんです。 夢が実は三層構造になってます。→最下層は虚無世界 って、いかにもすぎてこれが厨二病的発想でなくてなんでしょうか… そしてすごいと言われる映像表現ですが、これはこの映画のせいではありませんが、CG技術の発達&ハリウッド映画の大予算のおかげで、「今や金をかければどんな映像でも創れます!」というイメージを持ってしまっているため、たとえばこの映画の中で特徴的なホテル内の戦闘シーンでも「予算かけるってすごいよね!」としか思えないのです。 昔だったら「特撮すっげー!」だったんですが、進歩したCG技術のおかげでいまや映画でどんな映像を観ても「ふーん」としか思えなくなってしまいました。 というわけで、この映画は普通に金のかかった娯楽映画。話自体は可もなし不可もなしでまぁまぁかな、って評価になります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-05 11:12:27)《改行有》

65.  ヴァイラス(1999) 《ネタバレ》 個人的な好みもあるとは思うんですが、ジェイミー・リー・カーティスって男顔で華がないじゃないですか。 まぁエイリアンがシガニーなわけだし、華担当にはロシア美女もでるからこれでもいいんでしょうけど。 でも、一応女性がキャーキャー言ってるっぽいシーンにも拘わらず顔だけ見ると男に見えるシーンが続くので、観てても「なんだかなー」という印象がずっと付きまとっちゃうのが非常に残念。 ところでドナルドサザーランド、これだけひどい役をよく引き受けましたよね…、こういうキャラって一瞬かっこいいとこを見せる意外な一面作戦で見せ場があるのが普通なのに、この船長は徹頭徹尾ダメ人間のまま最後はサイボーグにwある意味いさぎよすぎて立派です。 話はB級ものとしては水準だと思いますが、いろんな映画からのパクリ感が強すぎるのがちょっと、ね。[地上波(吹替)] 5点(2016-09-16 13:23:16)《改行有》

66.  グランド・ブダペスト・ホテル 監督?の作家性がよく出た映画であり、この監督の世界観とか映像とかが好きな人にはおそらくたまらない映画なんだろうな、と想像します。 僕自身は、映画は第一にストーリーを重視するタイプなので、雰囲気重視のこの映画は全く肌にあわず終始退屈なだけでした。せめて話が面白ければまだよかったんですが…。好きな方にはもうしわけありません。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-08-15 17:56:49)(良:1票) 《改行有》

67.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 「ショーンオブザデッド」の2人による「SFオタクロードムービー」 (私はそれを知らずにこの映画を観て「こいつらかよ!」と思ったわけですが) この映画の魅力は映画全体を包むロードムービーならではのゆるい空気感と何よりも愛、そしてイギリス風のちょっと捻ったユーモア。 劇中、いろんなSF映画(特にスピルバーグ)への愛が半端なく(だから当然対宇宙人といえばシガニーウィーバーなわけで)それだけでもSF映画好きがこの映画を嫌う事は不可能。 そして、登場人物への愛も主人公たちだけではなく脇役にまでちゃんと降り注いでいて、映画を観ている途中で頬が自然に緩む映画です。 「大傑作」「超名作」なんてタイプの映画ではありませんが、映画愛、SF愛、人類愛に溢れた小粋な名品だと言えます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-15 16:35:37)(良:1票) 《改行有》

68.  28週後... 《ネタバレ》 あぁ、この映画のレビューを書いていませんでした。 いいと思っててもレビュー書いてない映画はたくさんあるよな、と思いつつ…とりあえず書きます。 前作の「28日後」(これもレビュー書いてませんがw)は個人的にがっかりの映画でした。 前半はなかなかいいんですが、後半の「ほんとに怖いのはおかしくなった人間だ」の展開を面白いとは思えなくて、正直がっかりしたのを覚えています。 点数をつければ6点というところでしょうか。 その続編と言う事で実はあまり期待してなかったのですが、その期待はいい意味で裏切られました。 まず冒頭のスピーディで絶望的な展開がイイ! 状況がわからないままグイグイ引き込まれるあの導入部は傑作だと思います。 冒頭で妻を裏切って逃げた男が、懺悔のために立場を利用して拘束されている妻に立場を利用して再会。 そして謝罪しながら妻とキスするわけですが…あの状況で自分を見捨てた旦那のキスを妻が受け入れるのか?と疑問に持つ人も多いんじゃないでしょうか。 で、妻は自分がキャリアだという事は知ってるわけで、その事実を告げずにキスを受け入れたのは旦那への一種の復讐なんでしょうね。そう考えれば納得できるシーンです。 まぁ結果として酷い殺されかたをするわけですが。 そして一家族の身勝手な行動から始まるロンドン大崩壊の連鎖。 いやぁこれですよ、これ。 こういう映画はこれくらい派手でないと。 軍の対応ですが、あの状況じゃ皆殺しするしかなくなりますよね。あの判断はしょうがないと思います。 そしてそこに(ありがちですが)現れる「俺には殺せない」的デルタフォースの男。 どっかで見た顔だな、と思ったら「ヘンゼル&グレーテル」の主演の方でした。 その彼が英雄的行動で皆を助け続け、最後は、いかにも英雄にふさわしいフラグな展開で火炎放射器で焼かれてしまうシーンは、ポセイドンアドベンチャーのジーンハックマン並みに印象深いシーンでした。 そして凡百のB級ホラーであれば「ありがちありがち」くらいにしか思わないそのシーンで、僕は文字通り手に汗握って魅入ってしまっていたわけです。これをビバ!と呼ばずになんとしましょう。 さて、このシーンもそうですし冒頭や途中の派手な銃撃シーンもそうですが、全体に活気に欠けカタルシスも乏しかった前作と比べて、今作は随所に派手で印象的な殺戮シーンが見られます。 たとえばヘリのローターでゾンビをぶしゃぶしゃやっつけるシーン。 ローターってそんな丈夫なのか?と思わなくもないですが、ああいう印象的なシーンが映画のあちこちに見られるんですよね。 まさに正しい娯楽映画です。 そして個人的にフアンだった素敵な少佐まで殴り殺されてしまい(しょうがないとはいえ個人的には彼女は助かってほしいところでした)、最後はあんな展開に。 皮肉な事に、映画中の英雄的な行動や優しさや善意は、結果として人類を滅亡方向に大きく転がしてしまっているという事実。 よかれと思って命がけで行動した英雄的な人たちがいなければ災厄はイギリスに封じ込められていただろうに…という自身の映画の内容を全否定する実に皮肉なラストなんですが、しかしこのシニカルさこそがこの映画の真の魅力でもあるわけです。 次回作の「28月後」が楽しみです。(残念ながらいつのまにか噂を聞かなくなりましたが…)[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-08-13 22:40:36)(良:1票) 《改行有》

69.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 ワンアイディアで最初から最後まで押し切るジェットコースタームービー。明らかにストーリー上の都合によってこれでもかと押し寄せるイベントの数々はまさにゲーム感覚。暗い中で画面に引き込まれてみているとこっちまでつらくなっていく宇宙空間の描写は今までにないものででそこは非常に評価できる映画だとは思いますが…しかし、逆に言えばただそれだけの映画。意外性も何もないイベントの連続はゲームシナリオとしても微妙な出来で、そこまで絶賛されるほどの映画かなぁ…というのが個人的な感想です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-21 23:08:20)

70.  モネ・ゲーム 《ネタバレ》 オリジナル版は見た事ありません。こういう映画は洗練とウイットこそ大事だと思うのですが、脚本がまったく整理されておらず無駄にゴチャゴチャしていて話自体の面白さが恐ろしいほど欠如しています。キャラ設計も中途半端で意味不明。もうちょっと整理しないと…今の日本のラノベやコミックですらキャラクタ設計が最重要なのに、それなりのスタッフを使ってこの出来ともうがっかりです。 随所に「もっと面白くなるはずなのに」という要素があふれていて、なんかもう、本当に惜しい映画。少しあちこち修正するだけで格段に面白くなりそうなのに…。 スタッフには「小粋」という言葉を辞書でひいて欲しいと切に願います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-03 15:30:39)《改行有》

71.  戦場にかける橋 諸行無常。この言葉がこれくらい似合う映画は他にない。 改めて観返して有名なクワイ河マーチが実は劇中でほとんど使われてないのを知ってびっくり。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-16 18:19:55)《改行有》

72.  SF巨大生物の島 《ネタバレ》 「面白いか」と正面きって聞かれると「うーん…」と答えざるを得ない映画。とりあえず登場人物達、明日をも知れぬ無人島のわりに無邪気にキャンプしすぎで、そのおおらかさに時代を感じます。有名なノーチラス号のデザインはほぼそのままなのでちょっと嬉しい。映画としての見所は御大ハリーハウゼンのいつものダイナメーション(劇中の鶏戦はなかなかすごい)と途中からがっちり仕事するセクシー要員ジョーン・グリーンウッドの脚でしょう。逆に言えば、それしか見所はないわけですが… [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-07 09:28:37)《改行有》

73.  月に囚われた男 《ネタバレ》 1950年代~60年代の短編SF小説でありがちなシチュエーションをその雰囲気のまま映画化した小品。 予備知識なく観ても最初からほとんどネタばれ気味で、主人公がおそらくクローンかなんかで騙されて作業させられているのは誰の目にも明らか。そういう意味ではサプライズ等は全くないまま淡々としたストーリー展開で予定調和通りに進んでいくわけで(コンピュータが主人公の味方をするのには少し驚きましたが)SFとして評価するとなにかのアメージングがない時点でSFとしては不合格。 昔のSFへのオマージュはいいんですが、もうちょっと話をひねってくれないと今の映画としては正直厳しいかな…というのが素直な感想です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-30 17:19:03)(良:1票) 《改行有》

74.  ジャーヘッド 《ネタバレ》 「戦争」と言えば第2次世界大戦の事だと思う日本人と、朝鮮、ベトナム、湾岸…と戦争を経験してきたアメリカ人とではそもそも「戦争」というものの概念が違うんだな、と考えさせられた映画。 日本人の場合、戦争というのは歴史の教科書に出てくるものであり「過去の悲劇を繰り返してはいけない」とばかりにいろんな論議が繰り返させられてるわけですが、多くの国では戦争はそもそも「またすぐにあるかもしれないもの」なんですよね。 そもそも根本的な感覚が違うものを描いた映画だけに、普通の日本人にはおそらく理解不可能な映画なんだと思います。普通の日本人である僕の場合は「映画で言いたい事はわかるけど…」って感じでございました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-23 08:35:09)《改行有》

75.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 「コミックの映画化」という知識だけしかなかったので、実際に映画を観たら想像と全く違っていてびっくり。 アメコミっぽいヒーローヒロインが闘うお手軽B級映画かと思ってたら、渡邉美樹がワタミ社員にレヴォルーションされる映画なんだもの… いや面白かったです、うん。 てか私ウルトラバイオレットと混同してましたwだからそんな誤解が生じてたわけですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-01 18:14:14)《改行有》

76.  ジャッジ・ドレッド(2012) そもそも映画に出てくる女優さんなんて綺麗なのは当たり前の事なのです。 だから普通に映画を観ていても「この女優、いいなぁ」なんて思う事なんかほとんどめったにないわけですが…しかしこの映画のオリヴィア・サールビーにはやられました。 「凛々しいルーキー」という役どころにぴったりで、コスプレチックな嘘っぽい金髪が抜群にセクシーです。 もうとにかく僕にとっては彼女一人の魅力を堪能するだけの映画で、ずっとハァハァ状態。 いやぁ、綺麗でかっこよかったなぁ…惜しむらくはR15+なんだからもうちょっとだけサービスシーンがほしかったってとこでしょうか。ほんとはあったんじゃないでしょうか。ディレクターズカット版とかないんでしょうか、ないのかなぁ… なんて思いながら彼女の出演作品を見てみれば…ん?ダーケストアワー?あのパッとしないヒロイン役の子か!ぶっちゃけ、あの映画では特にいいとは思わなかったから…今回の役がよほど彼女にドンピシャだったって事なんでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-27 22:45:04)《改行有》

77.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 ゾンビの怒涛の勢いだけが見所と言ってもいい映画。 残虐シーンは全くなく、ゾンビ映画とはいえホラーではない。 ストーリーはとことん底が浅く、何かのゾンビゲームを映画化したような代物で、たとえば最初にかくまってくれた家の男の子、その後もしれっと家族になっているけど、結局彼と彼の家族について語られる事は劇中で全くなかったりする。普通「お父さんがこうなっちゃって」くらいのセリフはありそうなもんだけど、全くない。なんていさぎいい!…んではなくて、味の無い映画。ゲームだってもうちょっと何か語るぞ。とにかくゾンビの威勢のよさだけが印象に残る映画で、その勢いのよさだけはゾンビ映画史上最強だと思われます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-07 22:57:24)《改行有》

78.  ダイ・ハード/ラスト・デイ 《ネタバレ》 これはひどい。うーん、わざわざロシアまで行ってるのに、国家的陰謀を扱ってるのに、このスケール感の小ささはいったいどうした事でしょう…。ビル一個内の出来事であれだけハラハラワクワクさせてくれた無印ダイハードの面影はかけらもありません。歴史的名作の第1作と比べるとがっかり感がひどい続編群ですが、それでも4.0で少しだけ持ち直した感があったのですが、その次の作品がこんなひどいものになるなんて…もうがっかりです。すでに主人公がニューヨークの警官である必然性がまったくありませんしオリジナルとは別人です。そもそものジョンマクレーンであれば、まったく知らない国に行って、いきなり街を壊しまくるなんて行動するわけないですよね。1作目のときの知的かつ大胆勇猛な彼はいったいどこにいったんでしょう。[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-06 09:23:24)(良:1票)

79.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 C級ゲテモノ映画だったオリジナルのヘアスプレー(1988)が、一度ブロードウエイを経由しただけで、こんな王道ミュージカルになるとは!  基本的なストーリーはオリジナル映画版と同一ながら内容はまったく別の映画になっていて(何しろこっちはミュージカル映画ですからね)、だからこれは決して映画ヘアスプレー(1988)のリメイクではなく、ブロードウエイミュージカルヘアスプレーの映画化になっています。 とはいえ、オリジナルの監督や主役がちょい役で出演していたりするのはご愛嬌。個人的にはオリジナルで謎だった「ペニーが口にしてるのは何だろう?飴??」という疑問がこのリメイク版で確認できたのでほっとしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-15 00:47:44)《改行有》

80.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 『当然』最後にロミオとジュリエットを演じるのはあの二人しかありえないわけで、そしてジュリエットの登場シーンも当然そうであるべき登場の仕方。『当然』まさに女王が登場すべきタイミングで女王が登場する。映画を観ている人が「こうあってほしい。当然こうだよね?」と期待しているシーンがまさにその通りに展開してくれるわけで、そりゃ観てる人は「そうそう、こうでなくちゃ!!」と大喜びできるわけです。脇役にしてもそう。ココ一番でツーカーな乳母や、芝居に夢中になっていく借金取り。いやーお約束ですね。 期待を裏切らないお約束というものの大事さを教えてくれる映画。そして観た人の心をほんわかしてくれる本当に素敵な映画です。意外とパイオツ全開な上に腰もふられてまくっているので子供と見るにはちと困るのが難点でしょうか。 三谷幸喜がこの映画が大好きだと後で知ったのですが、それを聞いたときは「なるほど確かに!」と思いました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-12-13 18:00:15)(良:1票) 《改行有》

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